私たちのオフィスの近くに、千里山という高級住宅街があります。ここは、エトワル広場から道路が放射線状に広がるパリの街を模して開発されたそうです。聞こえはよいのですが、起伏があり、道が狭いため、一方通行規制も多く、知らずにさ迷い込むとなかなか抜け出せない、まるで迷路の街です。きっと上空から眺めれば、狭い地域ですから、何でもないに違いありません。迷路とはそんなものだと思います。
しかし、それが森であれ、何であれ、迷路にさ迷う旅人は、いつか、出口のない世界にはまってしまったという不安、焦り、絶望感に襲われるに違いありません。パニックになると、それまで道中を共にしていた人たちの間にも、心の亀裂が起こってきます。お互い、不信感をいだき、罵り合うようになりかねません。今、マスコミを始め、政治家も、経済の評論家も、多くの人たちが迷路にはまり込んだ、そんな旅人状態になっているように思えてなりません。集団ヒステリーの状態です。
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しかし、それが森であれ、何であれ、迷路にさ迷う旅人は、いつか、出口のない世界にはまってしまったという不安、焦り、絶望感に襲われるに違いありません。パニックになると、それまで道中を共にしていた人たちの間にも、心の亀裂が起こってきます。お互い、不信感をいだき、罵り合うようになりかねません。今、マスコミを始め、政治家も、経済の評論家も、多くの人たちが迷路にはまり込んだ、そんな旅人状態になっているように思えてなりません。集団ヒステリーの状態です。
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