アメリカのJancoAssociates社のニュースリリースによると、2006年の7月の時点で、ついにMicrosoftのブラウザInternetExplorerのシェアが、75.88%にまで落ち込んだそうです。昨年の5月時点では、84.05%だったので、一年で8.17%ポイントもシェアを落としたことになります。第2位のFireFoxは、昨年の10.89%から13.71%に、Netscapeは昨年6位で0.29%でしたが本年では第3位4.98% にそれぞれシェアを伸ばしています。

もう一社WebSideStory社では国別のブラウザーのシェアが発表されていますが、米国でのInternetExplorerのシェアは2月で89.95%、4月で88.86%、6月では86.64%とやはりシェアが落ちてきており、一方のFirefoxは2月で5.69%、4月で6.75%、6月には9.95%とシェアを伸ばしてきていています。数値は違いますが、InternetExplorerがすこしづつ、侵食されまじめ、Firefoxが伸びてきているという趨勢です。
ちなみにWebSideStory社の2月調査結果の発表資料では、ドイツはFirefoxのシェアが22.58%と極めて高く、日本は2.79%に過ぎないというレポートを出していたことは
Impressの記事でも紹介されていました。その後もドイツでのFirefoxのシェアはさらに伸びているようで、2006年6月には26.80%にも達しているようです。
>>WebSideStory
ブラウザーFirefoxは、7月で全世界の類計ダウンロード数が2億回に達したといいますが、日本では普及がすすんでいません。
>>日本でFirefoxが普及しない理由

日本発のFirefoxキャラクターの名前は「フォクすけ」

フォクすけ3さて、その日本でFirefoxをもっと普及させようというプロモーションが昨年から始まっていますが、その一環でしょうが、日本発の Firefox プロモーション用マスコットキャラクターの名前が募集されていましたが、と総数 7000 件ものアイデアの応募があり、「フォクすけ(Foxkeh)」に決まったそうです。
>>フォクすけ*ブログ 

意外な発見


フォクすけ*ブログで、ブラウザーの歴史を図解したPDFの資料がダウンロードできますが、これはなかなかいいですね。辿っていくと、使ってきたブラウザーの歴史が載っているようで懐かしい感じもしました。
確かにWindows3.0時代はブラウザーといえばNetscapeで、その後も裁判も交えたブラウザー戦争をやっていた頃はNetscapeとInternetExploreを併用していた時期もありました。
そのNetscapeの創始者の一人であるジム・クラークさんがいったい現在どのしているのかを調べている意外なことを知りました。Netscapeを去ってから、ヘルシオン社(医療ソフトサービス会社)を創業したいう
ことですが、現在では写真SNSを運営する会社Shutterfly社に投資し会長職に就いていることもわかりました。
ちなみに、Shutterfly社は今年になってこのジャンルでは唯一アメリカで上場を果たしています。起業家魂は消えずというところでしょうか。

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