スポーツ

孤立し、行く先を失った貴乃花

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会見する表情は目も虚ろで、痛々しい貴乃花親方ですが、心の病に陥ってしまった危うさすら感じさせます。しかも相撲協会からは、貴乃花が引退理由とした圧力、一門からの締め出しを即座に否定され、引退劇が貴乃花の思い込みによる独り相撲の様相すら帯びてきています。それにしても相撲協会も、いくら言い訳をしても、ガバナンス能力不足は否定できません。続きを読む

浮き上がってきた「日大問題」と「スポーツ改革」の課題

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日大フェニックスの悪質タックル問題に未だどっぷり浸かっているテレビの情報番組ですが、その後の推移を追いかけるものの、なかなか本質に切り込めていないように感じます。なかでも、違和感があるのは内田前監督が、日大を27年ぶりに甲子園ボウルで優勝に導いたアメフトの名将であるかのようにコメントされている事です。そう思い込んでしまうと今回の悪質タックル問題が起こった背景がわからなくなってしまいます。続きを読む

あきらかになり始めた日大アメフト部の病

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昨年は学生アメフト日本一を決める甲子園ボウルで日大フェニックスが関学ファイターズを下し全日本学生トップの座を射止めました。しかし、今回の危険タックル問題で明らかになりつつあるのは、日大フェニックスが内田前監督のまるでカルトそのものの指導方法が生んだ病に侵されはじめていたということです。そこで指導方法にどんな問題があったかを考えてみました。続きを読む

はやく誠意を示さないと、日大の「不死鳥」は奈落に堕ちる

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日大の選手の危険タックルが問題視され、メディアにも騒動が広がっています。長年アメフトをウォッチしてきた目で見ると、あのタックルは、反則というレベルではなく、故意に行った傷害事件の可能性すら感じさせます。そのシーンを繰り返し見ましたが、ぞっとします。関東学生アメフットボール協会はすぐさま遺憾の声明を出し、当該選手の出場停止処分を発表しましたが、監督が雲隠れしたままというのも酷い話です。

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小平選手と李選手が見せた新たな日韓関係

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写真は産経ニュースより引用。
【平昌五輪】「主人公は小平だった」韓国紙も相次ぎ速報 小平奈緒と李相花の“日韓対決” - 産経ニュース : http://www.sankei.com/pyeongchang2018/photos/180218/pye1802180059-p3.html

そのシーンは、500mスピードスケートで小平奈緒選手と李相花選手の“日韓対決”で小平選手がレースを制した瞬間に訪れました。日本と韓国のそれぞれの国民から熱い期待と視線が集まり、固唾を飲んでゲームの行方を見守ってました。しかし勝負は勝負。小平選手が大会新記録で金メダルをつかみ取りました。
中継のカメラが捉えたのは、銀メダルに終わってしまった李選手が敗北に涙をぬぐい、銀メダルに終わったとはいえ、太極旗に身を包んだ李選手が日の丸を肩にした、小平選手と互いに近づき、抱き合って健闘を称え合ったのです。中央日報によると、李選手が「良い記録を出したね」と祝福し、小平も「あなたに学ぶ点が多かった」と答える会話だったそうです。
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大相撲の組織・体質改革は待ったなし

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ジョージア出身の栃ノ心が逸ノ城を力勝負で破り1敗をキープしました。今場所後半から人が変わったように強さを見せてきた逸ノ城でしたが、それを上回る栃ノ心の気迫が押し出しました。優勝確実かと勝ち進んでいた鶴竜が思わぬ連敗を重ねたことで、大相撲初場所は栃ノ心優勝の可能性が高まり、土俵を沸かせています。続きを読む

外国人力士と共存できる角界づくりを

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しごきによる暴行致死事件、八百長事件と角界の存続すら危ぶまれる窮地から、立ち直るどころか、連日の大入り満員が続くまで、人気が回復した相撲界ですが再び、危機に見舞われています。皮肉なことに、相撲界の危機を救い、大相撲人気回復に貢献してきたのは、横綱にまで登りつめた朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜たちを筆頭にしたモンゴル出身力士によるところが大きかったのです。続きを読む

履正社ガンバレ

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森友学園問題は大阪のイメージを下げつづけていますが、それを爽やかに晴らしてくれそうなのが高校野球決勝です。なんと大阪対決となりました。

さて、森友学園問題ですが、なんとしてでも政権や大阪の維新にダメージを与えようと共産党が勢いづいています。政局にもちこもうとする戦術は共産党の立ち位置としては理にかなっています。支持者拡大のチャンスと、地元ではビラ配りにも精を出しています。

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関学の壁はやはり厚かった甲子園ボウル

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昨年の甲子園ボウルは、早稲田が最後の最後の逆転のチャンスをものにできず、1点差で立命館に惜敗した早稲田でしたが、今年の対戦相手は出場50回の関学。早稲田が勝てば初の甲子園ボウル制覇となるゲームでした。しかし、さすがは関学です。試合運びが巧く、またプレイのひとつひとつの正確さで差が目立ち、結果は31対14の大差で関学が学生王者の座を勝ち取りました。 さて、関学は日本一を賭けて富士通とライスボールを戦います。早稲田には来年の甲子園ボウル制覇にむけての健闘を期待します。

71th甲子園ボウル

今ならまだ間に合う野球改革

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セはエース前田健太を失った広島カープが、黒田、新井両ベテランの復帰もあって優勝。優勝を決めた瞬間のベテラン2人の涙が印象的でした。この試合中継は、広島地区でなんと平均視聴率が60・3%。瞬間最高視聴率はなんと71・0%でした。

パは、優勝が決まるかという9回に、それまで1安打に押さえ完璧なピッチングだった大谷投手に力みがでたのか四球を出し、場内の観客が、またテレビ観戦をしていた人たちが固唾を飲む中でゲームを制し、日本ハムファイターズが優勝を決めました。こちらは札幌地区の北海道放送の平均視聴率が28.9%、瞬間最高視聴率は47.5%でした。こちらもBS中継の平均視聴率16.7%を加えると、およそ45%の視聴率となります。

広島も、札幌も野球一色に染まったのです。

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最後まで勝敗がわからないドラマはスポーツを熱くする

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大逆転がキーワードになりそうなオリンピックは終わりましたが、いよいよスポーツの秋が始まります。関西学生アメリカンフットボールの秋季リーグもはじまりました。昨日はエキスポシティの日本最大の大観覧車が見えるエキスポフラッシュフィールドでの第一ゲームは京都大学対龍谷大学。鳥肌が立つような壮絶なゲームになります。

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苦境をはね返す日本選手の逆転力

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さまざまな選手から感動をもらえているリオ・オリンピックですが、鳥肌が立つような劇的な逆転勝利が目立ちます。終盤を迎えての女子フリースタイルで登坂、伊調、土性3選手のいずれもが逆転勝利の金メダルでした。またそれに続くように、バトミントン女子ダブルス決勝では高橋・松友選手が、最終ゲームで16-19と追い込まれながら、連続6ポイントをとる鳥肌が立つような大逆転優勝です。この勢いに乗って男子400メートルリレーもメダルを期待したいところです。

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まずは、ナベツネがファンに頭を下げるしかない

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験担ぎかなにか知りませんが、試合中、また練習にお金を出し合ってモチベーションをあげようとというのは、いかにも「読売」らしさを感じます。しかも去年からわかっていたようです。なぜ発表しなかったのでしょうか。高木投手の野球賭博関与でナベツネを筆頭にさっさと首脳陣が辞任し雲隠れしたのもうなずけます。続きを読む

ナベツネ辞任でプロ野球は変われるか

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またもや巨人の高木投手の野球賭博への関与が発覚し、渡邉恒雄最高顧問、また白石興二郎オーナー、桃井恒和球団会長の3人が辞任する意向です。高橋由伸新監督にとっては苦い状況でのスタートとなりました。続きを読む

箱根駅伝は日本が抱える病の縮図?

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箱根駅伝は、ドラマティックな物語があり、人びとを魅了し、感動させてくれます。だからますます人気が高まってきています。それを反映するように、番組平均世帯視聴率(関東地区)も高く、今大会も往路28.0%、復路27.8%でした。スポーツの視聴率が概して低下してきた昨今では、珍しいことです。しかし、箱根駅伝で繰り広げられるドラマから視点を少し離してみると、また違った世界が見えてきます。
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スポーツの感動がつまった一年だった

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年が押し詰まったタイミングで、日韓の慰安婦問題の突然の「最終的かつ不可逆的解決」の報道があり、また安倍総理が「心からのお詫びと反省の気持ち」を表明されたことはサプライズでした。ただ、慰安婦問題は、人権問題やたんなるナショナリズムというよりは、日韓を引き裂くための国境を超えた政治工作なので、筋書き通りに収まるかには懸念材料がかなり残るとしても、関係修復の第一歩を踏み出せたことは歓迎したいところです。
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甲子園ボウル - 逆転勝利を託した最後のキック

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試合終了前3秒。リードする立命に28対27と、わずか一点差に迫る早稲田のフィールドゴールが決まれば、30対28で早稲田は初の甲子園ボウル優勝と社会人と日本一を賭けて戦うライスボウル出場が決まるという一瞬です。
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やはりボクシングはKO勝ちがいい

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気が付くと、このところ、ボクシングの世界タイトルマッチの番組が3つ連続してありました。しかも見事なKOやTKOで勝負がついた試合が多かったので見ていて醍醐味がありました。それにしてもスローでKOシーンが再生されるとパンチがあたった相手の選手の顔面が歪み、その衝撃の強さにはほんとうに恐ろしさすら感じます。続きを読む

あの水野監督が古巣の京大ギャングスターズに挑戦

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明日、12月7日(日)に関西学生アメリカンフットボールの1部と2部の入れ替え戦があります。その第一試合が、なんとあの京都大学ギャングスターズ対追手門大学ソルジャーズ。京大が2部との入れ替え戦にでるのは創部以来初めてのことです。しかも、京大にチャレンジする追手門学院大学ソルジャーズを率いているのが、京大ギャングスターズの前監督だった水野さんなのです。京大の西村監督とは因縁の師弟対決となります。

京都大学アメリカンフットボール部ギャングスターズ
追手門学院大学アメリカンフットボール部ソルジャーズ


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中国女性が羽生に胸キュン。非モテ勝谷が嫉妬か

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羽生選手は、中国人女性の心も奪ったようです。中国版ツイッター微博(ウェイボー)にも「愛の川に堕ちてしまった」、「羽生選手は優雅な白鳥のごとく私の心に入り込んできた」といったつぶやきも散見されるとか。
サーチナ|【中国ブログ】中国人女性をトリコにした羽生結弦の魅力
 サーチナ|【中国BBS】フィギュア興味なかったのに、羽生結弦で秒殺された続きを読む

全柔連の課題は暴力根絶だけでない

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天理大柔道部で発覚した暴力問題は、いくらなんでも、日本女子監督の暴力・暴言問題で全柔連が暴力根絶に取り組みはじめたさなかに起こすとは、しかも先月の世界選手権で優勝した大野将平選手も下級生に暴力を行っていたとなっては、全柔連もショックだったと思います。全柔連の「暴力の根絶プロジェクト」は、全日本学生体重別選手権に出場する全ての大学の指導者や選手ら約3000人を対象にアンケートを実施することを決めています。
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日本柔道はこのままでは日本の恥です

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柔道が女子柔道強化選手へのパワハラ問題から、日本スポーツ振興センターからの助成金の不正流用疑惑や上納金問題、さらに全日本柔道連盟の複数の理事が、実際には指導していない選手への強化指導費名目で、数百万円の助成金を受給していたという疑いまで飛び出してきました。武道といえば、この間テレビで流れている剣道の指導者の暴行シーンも含め、武道も地に堕ちたものです。さぞかし忸怩たる想いで眺めている武道家の人も多いと察します。
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星野さん、日ハムに出し抜かれたからといって怒るのはみっともない

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大谷選手が、大リーグ入りの決意を翻意し日ハム入りが決まったことはサプライズでした。日ハムファンだけでなく、野球ファンの人たちにとっては朗報となったものと思います。しかしそのことに楽天のGM星野さんが怒りを爆発させているそうです。しかし日ハムは獲得できないかもしれないというリスクをとって大谷選手を指名したのです。その後のアプローチも見事だったようです。星野さんはそのリスクを避け、指名しなかったのですから、いまさら文句をいう筋合いはないと感じます。
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時代変化に適応できなくなった巨人という球団

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巨人ファンにはつらいことですが、巨人は来シーズンも厳しい結果となると思います。よしんば来シーズン、原監督の奮起でV奪還を行ったとしても、それが続くとは到底思えません。理由は、巨人が弱くなったのは、監督采配でも、選手やコーチの人事でもなく、体制の問題、マネジメントそのものに原因があるからです。

基本的に、巨人はファンのためのチームではありません。読売新聞拡販のための道具です。巨人弱体化もそこから起こってきています。

チームを持つことで、企業の知名度やブランドイメージを高めることから、巨人はさらに踏み込み、ライバルの新聞社から顧客を奪う切り札として利用するためのチームです。日本テレビにとっても、巨人戦は他局から視聴率を奪え、視聴率の稼げるコンテンツでした。

巨人は読売グループのビジネスを支える大きな装置だったのです。親会社のビジネスにチームが深く組み込まれている点で、優勝セールなどの記念キャンペーンに利用することとはそこが違います。

だから、読売本社は球団運営に強くコミットしてきたのです。だから野球については素人同然の役員を読売本社から落下傘で送り込むことをやってきました。まずこの構造がある限り、たとえどれだけ選手に豪華メンバーをそろえたとしても、経営としては二軍であり、さまざまな干渉も重なり、まともなチーム運営はできません。

しかも、読売新聞は全国紙です。だから、巨人は地域チームであってはあまり意味がありません。全国に広くファンをもつチームでなければなりません。しかし、そのことが今は裏目にでてきています。

巨人は、どの地域でも、ホームの首都圏ですら視聴率を稼げないチームになってしまったのです。低視聴率が続き、テレビのコンテンツとしての価値を失いました。日本テレビにとっては存在価値がおおきく低下してしまったのです。テレビのコンテンツとしては、巨人戦は他のコンテンツとの競争に敗北します。ライバルは、プロ野球の他のチームではなく、サッカーの台頭などによるコンテンツの多様化でしたが、古い時代感しか持てない読売本社の経営陣にはそのことが理解できなかったのでしょう。だから、チームを減らせば、視聴率もあがるという馬鹿げた発想で、プロ野球再編を企てたのです。

シェアがあがれば結果もついてくるという、まったく高度成長期の発想そのものです。プロ野球の人気そのものが落ちていく、つまり市場が衰退することなど頭の中にはなかったか、プロ野球の最後の刈り取りを狙ったのかです。

プロ野球改革も中途半端に終わった感もありましたが、それでも読売の渡辺会長のファンを無視した構想にファンが怒り、また選手もストまでやってこの動きを止めました。大きな改革はできなかったものの、プロ野球の流れが変わったように思います。多くのチームが、地元に根ざしたチームづくりをめざし、それでファンづくりに成功していきます。

北海道は一昔前は野球は巨人戦しか放映されていないに等しい地域でした。だから、巨人ファンが圧倒的に多かったのです、しかし、いまでは北海道といえば日本ハムです。九州といえばソフトバンク・ホークスです。関西はもともと阪神が地域電鉄であり、地域百貨店であったこともあり、関西に根ざしたチームです。だから、熱狂的なファンを今でもかかえています。中日、広島も地域チームで、楽天の東北への移転も大きな流れをつくったと思います。

野球の人気が衰えたというのは巨人や一部のチームの話で、いまでも観客が入り、さらに地元では高い視聴率を保っているチームが多いのです。かつては、観客席がほとんど空席だったパ・リーグのゲームでも、観客動員数を増やし、チームによりますが、観客が球場を埋めることも珍しくなくなりました。

巨人はその存在そのものの根本が揺らいでいます。根無し草になったのです。東京ドームの立地の良さ、また首都圏人口の多さを考えると、観客動員数が阪神より下というのも巨人が、全国紙読売の拡販の道具であるための宿命です。

巨人を見ていると3つの教訓を学ぶことができます。


まずプロ野球が存続するための課題は、他のスポーツなどの娯楽コンテンツとの競争のほうが重要だということです。そのためには、プロ野球人気を高め、またファンを増やしていくプロ野球全体の経営やマーケティングが必要になってきます。
つまり他球団は、ライバルであるとともに、野球ファンを増やすための仲間だということです。
しかし現在のように巨人が存在する限り、他のチームからファンを奪う、あるいはいかに我チームにとって有利なのかしか考えない球団巨人が存在する限り、その戦略やマーケティングは各チームでそれぞれが行うしかありません。


第二に、サッカーやバレーボールまた他のスポーツが国際化し、女子バレーでブラジルに完勝したように、いったんは国際競争についていけず、ダメになった日本も昨今は復活してきています。それだけ選手の能力も、チーム力も、またマネジメントもレベルが高まったからです。そういった高い水準でスポーツを楽しむ人々が増えると、プロ野球でも、そういった高いレベルのゲームをしなければ、ファンを獲得できなくなります。そのためには球団経営がそれを目指した能力や資質を持たなければなりませんが、今回の清武代表VS渡辺会長の泥仕合は、いかに経営がお粗末なものかを知らしめることになりました。お粗末な経営からは強いチーム、ファンを魅了するチームが生まれてくることはありません。

第三に、テレビそのものの影響力が落ちてきているなかで、チームの人気を高めるためには、チームと地域のつながりが重要になってきています。もっとも強いファンとの交流は、やはり地域です。しかも、スポーツに限らず地域とのつながりや絆が大切な時代になってきています。人と人がリアルな世界でつながり、絆をつくっていくことは、インターネットのソーシャルメディアが育てば育つほど時代のトレンドになってきます。広く薄くではなく、地域で深い絆をつくること、それも選択と集中です。

そのいずれもの時代の流れにも適応できず、ダッチロールしはじめたのが巨人です。巨人が再び輝く栄光を取り戻すのは、読売本社との経営が分離され、自らのチームのための球団経営ができる体制がととのったはじめて可能になってくるものと思います。

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さて巨人からジャスミン革命は起るのか

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読売の渡辺会長が登場し、独特の毒舌で暴言を吐くたびに、巨人ファンの人からが漏れてくるのは、あの人さえいなければという嘆きです。

いやはや渡辺会長の最近の暴走ぶりは、また一段とエスカレートし、いつブレーキがかかるのか、このまま暴走をつづけ、来シーズンにV奪還ができなければ、原監督と心中するとの公言通り、たとえご高齢といえ、どれほど見事な切腹によって、日本男子として有終の美を飾るのか、いやいや知らん顔を決め込んで老醜をさらすのかと関心が高まっておりました。

しかし、しばらくはあまり表舞台には登場していなかった渡辺会長が、表舞台に登場し、再び注目されたのは、DeNAの横浜ベイスターズ買収の話が出たことからだったと思いますが、さらに火をつけたのが、「プロ野球は渡辺会長の『私物』じゃない」という日刊ゲンダイの記事からでした。その記事に激昂した渡辺会長が、「今後、二度と野球界の問題についてはしゃべらんからそのつもりでいてくれ。以上だ」と啖呵を切り、そこから暴走劇がはじまります。

その舌の根も乾かないうちに、球団代表を無視して、来季も原監督にかけると契約続行を語り、「10人はいらないものを獲った。あれじゃ誰が監督やっても負ける」と球団批判。さらに、来シーズンのコーチ人事に「オレは何も報告を聞いていない。オレに報告なしに、勝手にコーチ人事をやるなんて、あり得るのか?」と、お得意の大粛清をちらつかせながら、独裁強化、私物化宣言ともうけとれる発言が続いたことはご存知だと思います。
球団運営について批判され、コケにされた清武代表の心のなかはさぞかし穏やかではなく、また選手、コーチをはじめ、関係各位もさぞかし戦々恐々の思いであろうと同情申し上げていました。

そしてそれが現実となりました江川氏をヘッドコーチとし、岡崎氏を降格。さらに桃井恒和オーナー兼代表取締役社長のオーナー職を解くなどのフロント人事を渡辺会長が決めたのです。

世界の独裁者が倒れていくなか、読売、そしてなかんずく巨人だけはそうはさせじと渡辺会長は奮い立ち、自ら先頭にたって采配を振るい、この世は独裁こそが最高の統治形態だと知らしめたかったのかもしれませんが、そこに突如サプライズが起りました。

清武球団代表が反旗を翻したのです。選手契約やコーチ人事を完全に否定され追いつめられた結果の、いわゆる窮鼠猫を噛む反逆だったのかもしれません。

あるいは、清武代表の脳裏に、オリンパス問題で、菊川会長にただただ従うだけだった経営陣の意思決定がオリンパスを危うくしたことも頭をかすめたのでしょうか。

このまま、渡辺会長の暴走がつづけば我が巨人軍、いやプロ野球への信頼は崩壊する

清武代表が公の場で渡辺会長に反旗を翻したことは、清武代表が自身を守るためにも正解だったと思います。ことが公になってしまった以上、清武代表の首を切れば、社会から批判の集中砲火を浴びることは避けられず、いよいよ身を引くはめにもなりかねません。

焦点は江川卓ヘッドコーチが誕生するのかどうか、また桃井恒和オーナー兼代表取締役社長の去就ですが、江川卓氏は、指名をされたことは名誉だとしながらも、お受けするのは難しいと去就に難色をしめし、はや渡辺構想に綻びがでてきています。今回の人事については渡辺会長の考えに賛同する人もいるかもしれませんが、問題はそれを超えています。独裁と私物化を認めるかどうかに移ってしまったのです。
 
自ら描いた人事は、江川氏に断られ、清武代表から平手で顔を叩かれたも同然の渡辺会長はどうするのでしょうか。笑ってごまかすのでしょうか。人事案をひっこめるのでしょうか、あるいはそのまま押し通し、世間が落ち着くまでだんまりを決め込むのでしょうか。

しかし、清武代表の反逆を下手に放置すれば、渡辺会長には、もはやかつての力はないと見透かされ、読売新聞本社にも波及し、名誉ある退任を取締役会で迫られることにも発展しかねません。

清武代表の反逆が、それが波紋となって、渡辺会長の読売新聞独裁体制を揺るがす可能性は否定できないのです。これまでの渡辺会長の暴走を許してきた幹部は、清武問題に黙っていれば、しょせん茶坊主にしかすぎないのではないかとの誹りを受けかねず、また巨人にとどまらず、読売新聞は渡辺会長の私物に過ぎないことになってしまいます。なんらかの決断が迫られるはずで、清武代表の反逆がジャスミン革命のように広がりを見せるのかどうかが見ものです。

そういった反逆の広がりを防ぐべく、清武代表から受けた雪辱への怒りを読売本社にむけ、経営幹部の降格をちらつかせて、震え上がらせ、延命をはかるという手もありそうですが、追い詰めすぎるとまた反旗を翻す人がでかねません。

清武代表と刺し違えることも考えられます。清武代表を切って、自らも引退するという道ですが、それは渡辺会長のプライドが許さないでしょう。

また読売新聞に限りませんが、これまでの「ライブドア事件」や「小沢一郎氏の問題」で、しょせん日本のマスメディアは、霞が関、地検特捜部、警視庁などの「当局」の動きを記事に書き、また「当局」がそれを利用する関係であることが見えてしまいました。オリンパス問題で、それが明確になり、日本のメディアの問題が浮き彫りになった矢先です。なんらかの名誉回復が必要だと思っている人も社内には潜んでいるのではないでしょうか。

マスメディアの劣化の汚名を晴らすために、発行部数トップの読売新聞としては、これまでも噂される渡辺会長にまつわる疑惑でも解明し、その取材能力と自浄作用をアピールすればと思うのですが、それは無理でしょうね。

まあ、静かに引退することがもっとも平和な解決でオススメします。ついでに毎日新聞出身のお友達も一緒に誘って隠居していただければ、世の中が静かになって歓迎です。

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若い人を嘆くのはやめたほうがいい、感動をつくってくれている

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昨夜のオーストラリア戦を観て、睡眠不足だという人が多いのではないでしょうか。ほんとうに目が離せない緊迫した試合でした。
川島のまさに鬼のような形相で、守護神というにふさわしい、気迫あふれた守備にどれだけ救われたか、「身を呈して守った」という表現がふさわしいかもしれません。川島に限らず、日本の選手たちが見せてくれたのは、心の強さだったと思います。

かつての日本の団体スポーツは、チーム主義を強調するあまりに、個々の選手が競り合いに弱く、また追い込まれるとあっさり心が折れてしまうとう欠陥がありましたが、アジアカップを通して、ひとりひとりの心の強さの上に、強いチームも生まれるということを見せてくれたようにも感じます。

それにしても、ザッケローニ監督のリーダーシップはすばらしい。選手から、モチベーションを引き出す才能は、桁外れだと感じます。もちろん、JAPANがかつてよりも強くなってきていたことがあったとしても、就任後の戦績が物語っています。

リーダーシップの研究の中に、「構造創始」と「配慮」のふたつの才能に着目するものがあります。「構造創始」とは戦略を生み出す才能で、「配慮」はひとのモチベーションを引き出し、巻き込んでいく才能ですが、その両方を持っている人は少なく、ザッケローニ監督はそのどちらも持っている稀有の人材だと感じます。

かつては、若い頃の豊臣秀吉は、戦に土木工事を持ち込むイノベーションを起こしたことと、また心をつかむ天才で、敵をも味方にする「ひとたらし」だったと言われています。田中角栄もそうだったのかもしれません。

そういえば、石原都知事が「携帯・テレビ・パソコン」が若い人を駄目にした、「若者はこれらによって、膨大な知識を得ることが出来る。しかし、知識に『身体性』がない。本当の『教養』になっていない」とテレビで発言されていました。

ほんとうにそうでしょうか。若者が駄目になったというよりは、駄目になったとすれば、日本の政治や経済であり、その原因をつくったのは若い人達ではなく、なにもことさら若い人を嘆く必要を感じません。

普通の年寄りなら、ボヤいてもいいのですが、少なくとも日本が駄目になった原因をつくってきた権力の中枢にいた人の発言としては無責任だなあと感じますが、まあそれが石原都知事でしょう。

それに若者はテレビを見なくなってきているわけで、携帯やパソコンは避けて通れない文明の変化です。それにどうむきあうかが問題であって、それが駄目だといいだすなら、さっさと人里はなれた世界に隠居すべきです。

「身体性」の大切さはいうまでもないことです。しかし、それを言い出したら、鉄道もなにもなかった昔に戻れということになってしまいます。命を賭けて海を渡った遣唐使や、厳寒のなかも山々を巡り、切り開いてきた修験道の修行増の「身体性」に比べれば、現代人の「身体性」はたかが知れています。

昨夜のサッカーは、その「身体性」でも「精神性」でも日本の若い人達が強くなってきたことを証明してくれたように感じます。
ザッケローニ監督の選手への信頼から生まれてきたのだと思います。若い人を嘆くのでなく、もっと信頼することこそ、日本の社会に求められているのではないでしょうか。

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2月3日(木)名古屋セミナー
株式会社アタックス・セールス・アソシエイツさんと株式会社ビジネスラ ボの共催で、セミナーを実施します。

日時 平成23年2月3日(木)13:30〜15:00
場所 アタックスグループ 名古屋事務所 名駅錦橋ビル 2階セミナールーム

詳細と参加お申し込みはこちらへどうぞ。

甲子園ボウルは立命の圧勝

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早稲田期待のエースランニングバック末吉をことごとく押え、立命が48対21で大勝。立命は7度目のアメリカンフットボール学生日本一となりました。
甲子園ボウルは、1988年から1990年にかけて日大3連勝して以降は、関西勢が15勝3敗1分で、学生スポーツでは数少ない西高東低の競技となっています。
早稲田は2回目の甲子園ボウルであり、前回出場の際の対戦相手はやはり立命。51対14という前回のような大敗はいくらなんでもないだろうと、接戦を期待していたのですが、フタを開けてみると、攻守ともにかなり格の違いを感じたゲームでした。
熱く燃えるゲームというよりは、晴天で風がなく、強い陽ざしで暑いゲームだったという感じでしょうか。
今年の関西は、昨年優勝の関大、アメフトの伝統校の関学、立命の上位3校が同率優勝で並び、プレイオフで競りあってきただけ、力がついたのかもしれません。
早稲田もっと頑張れ!

住生活Gがベイスターズ購入って本当かな?

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日経のWeb刊のトップに10年3月期に初の最終赤字となったTBSが、横浜ベイスターズを売却する方向で検討し、、住設機器最大手の住生活グループが買収に名乗りを上げているという記事がでています。

確かに、球団の成績は振るわず低迷し、またTBSも経営事情からいえば球団を手放すというのは成り行きとしては自然です。また住生活グループとしても、傘下のトステムやイナックスはブランドとして浸透していても、住生活グループと聞いて分かる人は少なく、グループの知名度を向上するためには、願ってもない話でしょう。

住生活グループが「本日、当社に関する報道が、一部報道機関からなされておりますが、これは当社の発表にもとづくものではありません。また、現時点で当社が開示すべき事実はありません。」というニュースリリースをさっそくだしていますが、文脈からいえば、あながち誤報ではなさそうな印象を受けます。

横浜ベイスターズは、球場が駅からも近く、また横浜の人口の多さから言ってもホームとしての立地は抜群であり、強くなれば、もっと人気がでる球団のはずで、いい買い物だと感じます。

TBSから手が離れ、優勝にからむチーム作りができれば、セ・リーグ、またプロ野球ももっと面白くなるのではないでしょうか。スポーツの人気が高まるのは大歓迎です。 野球のことはそれほどよくわかりませんが、横浜ベイスターズは、セ・リーグでは最多失点であり、まずはピッチャーの補強が鍵かなとは思いますが、中日を去るという噂の落合監督を迎えるといった思い切ったチーム改造をやれば強くなるかもしれませんね。

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柔道事故。「体罰」と「暴行」を分けて考えるべき

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今朝のテレビで、滋賀県愛荘町の秦荘中学で昨年柔道で男子生徒が亡くなった事件について、第三者の教育委員会が再度調査し、日常的な体罰はなかったと報告し、父兄の人たちが怒っていたシーンが報道されていました。

詳細は、こちらのブログが参考になります。
滋賀県愛荘町立 秦荘中学校 柔道部事件

柔道に関してはどうも腑に落ちない事故が報道されています。須賀川市第一中学で、女子生徒がやはり練習中に急性硬膜下血腫で倒れ、一命は取り留めたものの現在にいたるまで意識不明の状態が続いている事件もありました。

他のスポーツと比較して事故が多すぎます。直近27年間で中高生らが柔道の部活動と授業で110人死亡していているということは、毎年4人が死亡していることになります。

なぜ畳の上でする柔道でと思うのですが、すくなくとも二つの事件で感じるのは、指導者に安全管理に対する意識も知識も欠落していて、教育する資格がないことです。

足がふらつくということは、脳震盪を起こしているとみなすべきで、まずは安静に保ち、容態が好転しなければ、ドクターを呼ぶか、病院に搬送すべきで、歩けるようになっても、念のために脳検査をしないといけません。激しいスポーツをやっていたら常識中の常識です。

どうも、こういった事故ででてくるのは「体罰」という言葉ですが、もし,足がふらついていた生徒を投げ飛ばすということを指導者がやったとしたら、それは「体罰」ではなく、緊急時に適切な処置を取らなかったばかりか、「暴行事件」があったのです。

「体罰」かどうかとは、問題が違うと思います。報道でも混同しているように感じます。別に「体罰」を奨励するつもりはないのですが、「体罰」と「暴行」や「安全管理を怠る」こととは別次元の問題として考えなければ話が抽象的になります。

今は、愛情で、頭をコツンとやった程度、おしりを叩いた程度でも、体罰だと騒ぐ親がいると聞きますが、「体罰」は、結構、線引きが難しいのです。
集中できない生徒を、グラウンドを走らせたり、腕立て伏せをさせるというのも「体罰」なのでしょうか。

しかし、スポーツで、やってはならないこと、もし事故が起こった時に取らなければならない適切な処置なら、かなり細かく規定できます。

秦荘中学校の事件で、教育委員会からの報告が、日常的に体罰を行っていないということでしたが、日常的に体罰をしていたかどうかが問題ではなく、その事故が起こったときに、その指導者がどんな行為を行ったのかの事実だけが問題なのです。

2012年度から中学校で柔道などの武道が必修化されるそうですが、いかに柔道が素晴らしいスポーツだとしても、柔道界が、指導員や部員に対して徹底的な安全教育、緊急時の対処に関する教育を行い、死亡事故ゼロでも達成しない限り、やめるべきだと思います。

どんなスポーツも、ケガや危険と隣り合わせです。だからこそ、しっかり、安全教育をやるべきなのです。

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どうなるNHKの名古屋場所中継

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相撲協会は、特別調査委員会から示された名古屋場所開催条件を受け入れ、開催を決めたようです。
さて、あまりいい決定のように感じません。こんな問題こそ、世論調査を行ってみれば、よかったと思うのですが、適切なアドバイザーはいなかったのでしょうか。

開催を中止したほうが、信頼の回復にはつながったように思います。中止は影響が大きすぎるのかもしれませんが、相撲も人気が落ちれば、やがて成り立たなくなるので、もっと信頼回復に徹した意思決定をすべきだったのではないでしょうか。

ちなみにNHKには、24日午前0時から午後2時までに視聴者の意見が約300件寄せられ、その60%が中継に反対で、賛成は20%だったようですが、読売新聞の記事タイトルが、「名古屋場所中継賛成20%…NHKへ意見」となっているのは、どういう意図があるのでしょうか。賛成が20%もあったことが驚きだというのでしょうか。いずれにしても、NHKが名古屋場所を中継するかどうかが焦点になってきました。

野球も、球団統合の動きに反対した選手がストまで起こしましたが、その後、各球団が、ファンに目を向けた各球団努力で、もちなおした感があります。

相撲界も、信頼回復とファンとの絆づくりを強化することが求められていますが、閉ざされた世界で考えていては、きっと発想に限界があると思うので、思い切った外部の起用による立て直しを望みたいところです。

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