経営

改革に失敗し、危機を招いた大塚家具

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さて、大塚家具の経営に黄色信号が点滅しはじめたようです。売上高が下がり続け、赤字が続き、自慢の無借金経営も資金繰りが怪しくなりはじめ、身売り話も難航しているようです。



大塚家具再建はますます難しい状況になってきています。親子対立まで起こし、父と娘で袂を分かったのですが、結果論になりますが、その際に描いた久美子社長の戦略が間違っていたのです。かと言って、先代社長が経営していても同じ危機は早晩やってきたものと思います。

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大相撲の組織・体質改革は待ったなし

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ジョージア出身の栃ノ心が逸ノ城を力勝負で破り1敗をキープしました。今場所後半から人が変わったように強さを見せてきた逸ノ城でしたが、それを上回る栃ノ心の気迫が押し出しました。優勝確実かと勝ち進んでいた鶴竜が思わぬ連敗を重ねたことで、大相撲初場所は栃ノ心優勝の可能性が高まり、土俵を沸かせています。続きを読む

日産も、神鋼も組合はなにも出来なかったのか

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日本の労働組合が、ベア交渉をしたり、議員さんを国会に送り出すために選挙を手伝う以外に、どんな役割を果たしていのかはよくわからないのですが、そもそもは、組合員の方々、また属している会社とは運命共同体にあるはずです。今回の日産の資格を持たない社員が検査していた問題にせよ、神鋼のアルミと銅製品の性能データの改ざんについても、現場が関わっていると思われるので組合員の方々はわかっていた問題だと思います。

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きっとドンキがユニーを飲み込む

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ユニー・ファミリーマートHDとドンキホーテHDが資本・業務提携することが発表されました。ユニー・ファミマの100%子会社であるユニーの株式40%をドンキホーテHDが取得することになります。意外性があって、面白い取り合わせだと思います。なにせドンキホーテは28期連続の増収増益の元気印で、一方のユニーは、アピタやピアゴの店名で展開する総合スーパー(GMS)で、この業態のご多分にもれず、客数、既存店売上高も前年割れが続く業績低迷に苦しんでいます。続きを読む

ネスカフェ・アンバサダーに何が起こったのか

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ネスカフェ・アンバサダーのビジネスモデルは素晴らしく、マーケティングの成功事例のひとつに違いありません。しかし、思わぬアクシデントがあったようです。オンライン購入のシステムに起こった障害、またそれをめぐる対応のまずさです。

ネスカフェ・アンバサダーは、選んだ商品が定期的に届く、いわゆるサブスクリプションの仕組みとなっていますが、その注文商品の変更をしようとして購入ページの画像ボタンを何度クリックしたのですが、まったく反応がありません。もともとシステムが重かったので、最初はそのせいかと思ったのですが、どう考えてもシステムが停止しています。サイトのあちこちを見ているうちに、なんと、2017年6月14日午後からシステム障害が発生していて、復旧作業を行っているというお知らせがあることに気が付きました。
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西陣の職人に「ブラック企業」のレッテルを貼る前に

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京都の西陣織の職人の方がツイッターで弟子を募集したところ、その条件が「最初の半年間は給与が出ない」「その後の仕事も保証できない」というものだったので炎上する騒動があったようです。ブラック企業以下だという批判です。それで、さっそくツイッターで確かめてみました。続きを読む

侍魂どころか、敵前失速してしまった石原さん

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石原元都知事の記者会見は、「果たし合いに出掛ける侍の気持ち」、「私が全部しゃべると困る人がいる」、「座して死を待つつもりはない」という意気込みで望むとあって期待していました。「都民ファースト」とは正反対ともいえる「正義感ファースト」の対決も、終わってみると、「知事とは気楽なもんだときたもんだあ」の世界を泳いでいた人なんだろうかと思わせる会見でした。やはり「攻め」には勢いづくけれど、「守り」はできない方だったのでしょう。続きを読む

逆風の業界、ゼロからの出発でなぜ起業に成功したか

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スタッフが机に置いてくれた封筒を見ると、北海道の小室雄次さんからのものでした。封を開けると「事業に失敗しないための起業家宣言」というタイトルの書籍が入っていました。目を通すと、マーケティング・コンサルタントの小室さんが、顧客ゼロから起業10年で売上高20億円の事業を切り開いた実績をベースにお書きになった、ほんとうに分かりやすい起業戦略の本でした。本の帯には「生き残るのは20社中1社」とありますが、小室さんがチャレンジされたのは、ブームで参入したものの倒産ラッシュ、また赤字を抱え瀕死の企業が結構多い太陽光事業です。
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ノート7出火の原因特定できず、どんどん深みに沈むサムスン

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ギャラクシーノート7の出火トラブルによるブランドへの影響に歯止めをかけるためには、最低限、原因の特定が必要ですが、すでにリコール開始から2ヶ月が経たにもかかわらず、まだ原因特定にいたっていないといいます。しかもノート7の過熱問題の原因究明に取り組んでいるため、ギャラクシーS8の開発が2週間も遅れているとのことですが、原因がわからなければ、ギャラクシーS8も安全なのかどうかは覚束ないのです。

サムスン、「Galaxy Note7」過熱の原因をまだ特定できず--新製品の開発に影響か - CNET Japan

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サムスンが、ギャラクシーノート7を発売中止した本当の理由

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サウスウエスト航空の機内で起きたノート7爆発事件以降、爆発事故が続いているギャラクシーノート7ですが、その後約250万台におよぶリコールを実施していましたが、ついに11日未明に生産と販売の中止をサムスンは発表しました。スマートフォンで世界のトップを走り、膨大な研究開発費を注ぎ込むサムスンが「品質問題」でつまづいたことになります。

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信頼を失いはじめたスリー・ダイヤ

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三菱グループで相次いで問題が発生しています。三菱航空機開発の国産初の小型ジェット旅客機MRJが、不手際やトラブルが相次ぎ、納品が遅れてきています。また三菱重工が受注した豪華客船の建造で3度の火災を起こしたり、1千億円とされる受注額を大きく上回るおよそ2,300億円の赤字を出したというのです。そして、三菱自動車で軽自動車以外にも、アウトランダーを除く全車種で燃費に関する不正が発覚しました。三菱自動車の場合は、計測方法の不正で、上層部を含んだ組織ぐるみで行った意図的なものという疑いが濃いと感じます。

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下請けにリスクを押し付けたファミマ

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ファミリーマートが、弁当などのPBやオリジナル商品の製造を委託している業者への支払代金を減額したのは下請法違反にあたるとして、公正取引委員会からの減額分の支払いや再発防止の勧告を受けました。まだ、そんな下請けイジメをやっているのか、そんな体質ではセブン−イレブンとの競争に勝てっこないと呆れるばかりです。

ファミマ、下請け代金6.5億円減額 公取委が不当勧告:朝日新聞デジタル : 

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上場しているから信用できるとは限らない

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PCデポがITの知識が乏しい高齢者をターゲットに、高額な契約をさせる商法を行っていることが発覚し、またテレビ朝日も取り上げていました。日経ビジネスや東洋経済の抱き合わせ販売までやって契約金を釣り上げるなど、かなり悪質で、こういった商法が表沙汰になるのも時間の問題だったと感じます。きっと高齢者の方だと、上場している会社だから、まさか自分たちを騙す悪徳商法はしないと信用してしまったのでしょう。

「高額請求」で大炎上、PCデポは氷山の一角だ | スマホ・ガジェット | 東洋経済オンライン  :

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テスラ「自動運転」で死亡事故

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自動運転モードで走行していたテスラが死亡事故を起こし、米道路交通安全局がテスラの自動運転機能の調査を開始したようです。事故は、高速道路の分岐点で左折しようとしたトレーラーの下に潜り込むように追突したといいます。

テスラの自動運転機能、米当局が調査開始━死亡事故との関連で - WSJ

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写真はElectrekより : 


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失敗すればするほど成長する

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素晴らしい言葉だと思います。ユニクロの柳井会長が秋冬物の展示会にあわせて開かれた記者会見で強調されたそうです。2014年秋冬の新商品、また2015年秋冬の新製品と二度に渡って値上げを行った結果、既存店の客数の前年割れが続き、その影響で9〜2月期は、国内ユニクロの売上高も営業利益もマイナスとなってしまいました。その失敗を認めてのお話です。

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鴻海はシャープ太陽光事業の「再建」を選んだ

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鴻海について、いまだにその一挙手一投足に不審の目で見る記事が絶えませんが、産業再生機構は東芝救済で手一杯で、見放されたシャープは経営破綻するしかなかったのですから、もう振られた賽についてどうのこうのといってもしかたありません。


そのシャープにとって明るいニュースが報じられていました。

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お見事!日産の三菱自動車救済出資

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三菱自動車のニュース・リリースでは、「本件に関しては、本日開催の当社取締役会において議論する予定」としていますが、多くのメディアが、日産が2,000億円を三菱自動車に出資して救済するとともに、筆頭株主として傘下に収めることを報じています。

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組織の病の重篤な合併症に冒された三菱自動車

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三菱自動車の燃費偽装は、1991年から25年に渡って行われていたという衝撃の事実がプレスリリースに発表されています。三菱自動車は、2000年に発覚した「リコール隠し」で企業の存続すら危ぶまれる事態に陥ったにもかかわらず、燃費偽装は隠されたままだったのです。それにしても、長年、それを見抜けなかった国土交通省の能力も問われなければなりません。

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三菱自動車に潜伏していた地雷

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三菱自動車が、燃費をよく見せかけるために不正操作を行い、データを改ざんしていたことを発表しました。しかも、不正は日産の指摘で判明したといいます。
2000年に「リコール隠し」が発覚し、またその後、車両の欠陥による事故が相次いで4人が死傷する問題を起こし、企業消滅の危機に襲われた三菱自動車でしたが、ようやく立ち直り始めていたさなか、また再び社内に隠れて残っていた地雷を踏んでしまったのです。続きを読む

ニトリの勢いが止まらない

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ローカルな話で申し訳ないのですが、このところ「ニトリモール枚方」のオープン告知広告のCMがしょちゅうテレビに流れてきています。ニトリのモール型ショッピングセンターとしては国内4カ所目で自社最大の施設ですが、なにか今のニトリの勢いを象徴しているようです。
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自動走行車に立ちはだかるやっかいなもの

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自動走行車が実際に実用化されるためには、技術が進歩すればいいというだけではありません。自動走行車が事故を起こした際にいったい誰が責任を取るのかとか、スムーズに車の流れに乗るために、最初から少しは道路交通法に違反した運転をするプログラムが許されるのかといった問題もあります。さらにもうひとつ、これも結構ハードルが高いと感じる壁が存在しています。続きを読む

鈴木会長突然の辞任。セブンの「クーデター?」は、なぜ起こった

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今やセブン&ホールディングスの売上の7割を占めるセブン-イレブンを育ててきたカリスマ経営者の鈴木会長がすべての職を去る意向で、その旨の記者会見が昨日行われました。発端は、セブン-イレブンの人事で、井坂社長から8歳年上の古屋副社長を社長へ交代する鈴木会長の人事案が取締役会で否決されたことからです。まるでクーデターさながらの出来事です。
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ようやくシャープは明日に向かって歩み出せる

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外野席をやきもきさせましたが、先週末、鴻海が正式に契約調印しシャープ買収が成立しました。先のことはわからないのがビジネスの世界ですが、成功する可能性を秘めた資本提携だけによかったのではないでしょうか。これでシャープはいい製品さえつくれば売れるという楽観的な「モノづくり神話」の病から抜け出せるのではないかと思えます。続きを読む

シャープ買収で、鴻海が見せる中国式交渉術

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シャープの買収について鴻海とシャープが合意し、30日にそれぞれ取締役会を開き31日に契約し、4月2日に記者会見する見通しだと3月28日に日経が報じていましたが、鴻海側からそれを否定する発表があり、どうやら雲行きが怪しくなってきています。続きを読む

スマホ決済でアップルとサムスンが激突。日本は蚊帳の外だけど

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携帯やスマートフォンによる決済は日本が先行していたはずですが、世界市場では、アップルとサムスンの両巨頭が覇権を争って、米国、ついで中国で激突がはじまっています。スマートフォンも市場の成長期が過ぎ、主戦場がハードからサービスに移ってくるなかでは、決済システムは手数料を稼げるビジネスなので、どこが主導権を握るのかで収益力にも差がついてきます。
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シャープの技術流出に懸念があるとすれば液晶ではなく複写機

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鴻海とシャープの合併は双方にメリットがあるとこのブログに書きましたが、日経もそのことに触れています。
転機の鴻海、危機のシャープを救う:日本経済新聞
しかし昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」などを見ていると、保守を自認している人たちのなかには、得意気に中国の陰謀説や技術流出の恐れを煽っている人たちがいます。その意図がよくわかりません。続きを読む

まるで結婚の前日に、借金以外にもまだ負の遺産があることを打ち明けたみたいなシャープ

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「マツコの知らない世界」(TBS系)で紹介されたことで、シャープのおしゃべりロボットをめぐって賛否両論で盛り上がっているようです。無駄な機能をもったこんな製品を出すからシャープは駄目なのだとか、「癒やしてくれる掃除機」に目をつけたシャープらしい製品だとか。いやいや、そうではなくシャープがはまってしまったのは、成熟しコモディティ化してしまった市場で、製品力や技術力で差別化したり、優位にたてると考えてしまったことでした。「モノづくり神話」で迷走してしまった結果です。
マツコを癒す、おしゃべりするロボット掃除機「COCOROBO」が可愛すぎると話題に - AOLニュース
シャープの経営頓挫は必然だったのか? マツコもお気に入りの「おしゃべりロボット掃除機」で議論 | キャリコネニュース

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「無人自動車」の障害は法律とアナログな技術

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無人自動車といえば、グーグルが浮かびますが、ついこの前、米運輸省道路交通安全局が「人工知能(AI)による自動運転用ソフトウエアを運転者とみなせる可能性がある」と発表したことが話題になっていました。自動運転車の時代が一歩も二歩も近づいたと思われたからです。
しかし、どうも怪しいと思っていたら、誤解というか、拡大解釈して伝えられたと国土交通省の専門家が講演で語っておられたようです。
「AI=運転者は一部誤解がある」、国交省が見解 - クルマ - 日経テクノロジーオンライン

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ほんとうにグーグルが時代を牽引するリーダーなのか

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アップルは2011年にエクソンの時価総額を抜き、それ以降、再びエクソンに首位を譲った時期があったものの、長らくトップの座に君臨してきました。そのアップルを時価総額で、グーグルの持株会社アルファベットが抜いたことがニュースに流れています。ロイターなど、「米ハイテク業界のけん引役がアップルからアルファベットにバトンタッチしたことを示唆している」としていますが、どうなんでしょうね。
米アルファベット、時価総額が米企業で最大 アップル追い抜く | Reuters続きを読む

ビッグデータでユニクロ復活はなるか

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衣料品の大手チェーンで、ひとり負けの感がただよっているユニクロですが、ビッグデータを活用した商品開発を始めるそうです。日経によると、スマートフォンのアプリを活用し、性別や年齢などの個人属性と購入データを収集し、「最新の売れ筋動向を反映した商品を的確に開発し、短期間で販売できるようにする」らしいのですが、ユニクロの場合は、かなり間接的な効果しかないのではないかという疑問が湧いてきます。
ユニクロ、アプリ活用し売れ筋開発 購入データ分析  :日本経済新聞

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