政治

筋の悪いカジノ議論で政権に余裕を与える野党の不甲斐なさ

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統合型IRには賛否があってもいいし、野党がギャンブル依存症対策をテーブルに乗せるのもいいのですが、それを理由にカジノを含むIRに反対するというのはあまりにもバランスが悪い、というか筋の悪い議論です。ギャンブル依存症を問題にするなら、全国に1万店以上、しかも住宅地の近隣にまで存在するパチンコ店の撲滅を狙った直球の議論にすべきだし、またカジノに議論の焦点を置くと、公営ギャンブルや宝くじなどを含めるとギャンブル超大国ニッポンになってしまっている現状を覆い隠し、まるで日本がギャンブルのない国だという誤解を国民に与えかねず、ミスリードする議論になってしまいます。また事業者で、お役人のように公営か民営かの線引を行って違法性を主張するのも、規制のハードルを高めることにしか繋がらず、地方を敵にしたいのかとも感じます。

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「官僚式」と「トランプ式」では見え方が違ってくる米朝首脳会談

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トランプ・金正恩の米朝首脳会談の評価が分かれています。いわゆる専門家といわれる人から見れば、北朝鮮に有利な合意文書であり、肝心の非核化については2005年に交わされた米国、中国、ロシア、日本そして南北(韓国と北朝鮮)の6か国の合意からもはるかに後退したものに終わってしまい、金正恩の一方的勝利に終わったという否定的な見方が目立ちます。米国のマスコミの多くもそのような展開のようです。果たしてそうなのでしょうか。
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米朝トップ会談。成否は視聴率で決まる

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米朝トップ会談が近づいてきました。さあ、どのようなテレビ・ショーが繰り広げられ、トランプ大統領はどこに着地点を置こうとしているのでしょうか。いずれにしても、この米朝会談は外交の常識を塗り替えるエンターテーメント・イベントになりそうです。シンガポール政府によると、これまで首脳会談を取材する2500人を超える記者が登録を済ませたといいます。世界の目がシンガポールに釘付けになります。
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トランプ流外交が意味し、日本の政治に欠けていること

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トランプ大統領にとって、外交は国内世論の支持を呼び込むための晴れの舞台のように見えます。北朝鮮から開放された米国人を、早朝にもかかわらず夫妻で迎えたトランプ大統領の満面の笑みは、まさにショータイムがクライマックスに達したことを象徴していました。ひとりひとりを出迎え、抱擁する演技、金正恩に謝意を述べ、さらに「朝3時のテレビの視聴率としては、歴史上、最高記録を出したと思う」と言及したことは、最初から、視聴率を最大化するために仕組まれたイベントであったこと、いかに政治ショータイムとして練られた演出であったかを明らかにしました。続きを読む

北朝鮮は核の放棄に向かうだろう

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いよいよトランプ大統領と金正恩委員長のトップ会談が開催が間近に迫ってきました。場所は板門店だとニュースが流れています。さて、北朝鮮が核を放棄するのか、いや時間稼ぎを狙ったもので核の放棄はしないといった読みが交錯しています。どうなるのでしょうか。続きを読む

CIA長官が金正恩と極秘会談していた衝撃

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いやはや驚きました。国内では国会がモリカケ問題で揺れ、さらに場外でも財務省トップの福田次官が事態の読み違いで強気にでたことが裏目にでて辞任に追い込まれたり、エリート中のエリートだったはずの米山新潟県知事が女性問題で退場となったりでした。続きを読む

TPP復帰?なんでもありのトランプ大統領

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またまたトランプ大統領らしいサプライズが飛び出しています。トランプ大統領が、TPPからの離脱を選挙公約に掲げ、大統領就任直後に脱退を表明したTPPへの復帰検討を指示したというニュースに思わずのけぞってしまった人は少なくないのではないでしょうか。

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政治の信頼と活力を取り戻す責任は与党に

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森友問題での不透明な土地取引や決裁文書の改ざん、まるで戦前を思わせる政治による教育現場への圧力、これまでなかったとされていた自衛隊の日報についても、稲田防衛相時代に存在が確認されていたにもかかわらず、報告されていなかったとにわかには信じがたい話が発表されるなど、権力の信頼を揺るがす出来事があいついでいます。こういった問題が安倍内閣になって多発してきたことは、安倍政権そのものは現実路線を歩んできたとはいえ、安倍政権の内部あるいは周辺で進んできた右傾化が生んだ必然的な歪み、また緩みかもしれません。

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丸川議員と佐川証人の田舎芝居

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自民党の丸川議員の質問と佐川元国税局長の証人喚問の場でのやりとりは、あまりにテンポがよく、それだけに逆にリアリティが欠ける田舎芝居を見ているようでした。とくに、総理や官邸などの関与を否定する丸川議員の質問は、露骨に安倍総理や麻生財務相、また決裁文書の書き換えに官邸が関与していないことの証言をとるために、綿密に打ち合わされ筋書きどおりにやったという印象をつくってしまったのではないでしょうか。そのことは自民党にとってもマイナスだったように思います。なにか日本が三流国に堕ちてしまったとすら感じさせるものでした。

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自動運転のハードルを押上げたウーバーショック

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配車サービスのウーバー・テクノロジーズは、自動車メーカー、自動車部品サプライヤー、そしてグーグルなどのソフトウェア企業などとともに、自動運転時代のリーダーを目指すキープレイヤーです。しかも、ウーバーは自動車を「所有からシェアリング」、そして「自動運転」へと、自動車と人の関わり方を変え、産業構造も大きく変える可能性をもった企業です。そのウーバーの試験運転中だった自動運転車が18日米アリゾナ州で歩行者をはね、死亡事故を引き起こしたことには驚かされました。しかも助手席にはドライバーがいたのですから、現実のなかでは「自動運転」のハードルが結構高いことへの再認識が広がることになりそうです。続きを読む

裁量労働を残業時間で攻防した政治の貧困

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裁量労働制が、労働時間をめぐる議論に陥ってしまったことはなにか日本が抱える深い病のようで、極めて残念な国会となってしまいました。厚生労働省が法案を潰すためなのかと思わせるような、整合性のとれないデータをつかい、また問題をよく分かっていない安倍総理がそれをもとに説明してしまったために、国会では最悪の議論となったように感じます。続きを読む

「慰安婦問題」解消は、「女性活躍先進国」への道から

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慰安婦問題になると熱病に取り憑かれたように冷静さを失い、国民が流されてしまうのが韓国です。朝日新聞による捏造記事が火元だったことが発覚してからは、さすがに日本国内では、慰安婦問題を政治利用しようという動きは見られなくなったものの、韓国、また海外での韓国社会が執拗に政治問題化させてきたことを見ると、歴史の捏造が暴走する怖さを感じます。そして世界中に「慰安婦像」が拡散し、その間違った歴史認識が浸透することは国益に反します。

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官製値上げが襲う外食産業の受難

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昨日のメルマガで触れたことですが、外食産業を米価格の高騰、ビールの値上げ、人手不足と人件費の高騰といった逆風が吹いてきています。人手不足はさておき、米価格の高騰と、ビール値上げについては、政治と霞が関による農業社会主義政策の失敗です。なにがなんでも価格を釣り上げ、それでデフレ脱却を狙う安倍政権の思惑も重なっているのかもしれませんが、来年は外食産業にとっては試練の年になりそうです。続きを読む

焦点は、北朝鮮がこの冬を越せるかどうかじゃないか

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9月以降、なりを潜めていたミサイル発射実験を再び強行した北朝鮮ですが、北朝鮮から漂着する小型木造船が急増し、11月だけで28件もが確認される事態となっています。「冬季漁獲戦闘」の号令のもとに、近海しか行けそうにない小型木造船まで繰り出した結果でしょうが、命をかけた食料確保の様相です。板門店で脱北した兵士の胃にはとうもろこしの皮と巨大な寄生虫しかなかったことも合わせると、制裁の結果、北朝鮮は食糧不足に陥っているのかと感じさせます。

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板門店兵士亡命にも沈黙する金正恩はチキンレースから逃げた?

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中距離弾道ミサイル「火星12」が発射された9月以降、北朝鮮が核・ミサイルに関しては沈黙を続けています。トランプ大統領のアジア訪問と、大規模な軍事訓練で緊張が高まるなか、移動式ミサイルの移動の気配が伝えられ、ミサイル発射実験が近いのではないかとの憶測も流れていましたが、実際に起こったのは板門店での兵士亡命事件でした。北朝鮮側から兵士を銃撃したものの、国境での交戦もないままです。

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札束で習近平に実を取られたトランプ大統領

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トランプ大統領の訪中は、「総額2500億ドル(約28兆円)相当の大型商談」のサプライズで終わりました。習近平主席はずいぶん大盤振る舞いの貢物を提供し、トランプ大統領はその成果を手土産に帰国するという展開です。札束外交とでも言うのでしょうか。

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トランプさんの商魂に押し切られた韓国

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晩餐会に元慰安婦の李容洙さんと抱擁したことと、竹島(独島)エビに日本のマスコミの関心が集中しましたが、なにを報道しているでしょうね。文在寅大統領は、慰安婦問題の日韓合意を仲介した米国に泥を塗っただけで、韓国自らがまた問題児であることを示してしまいました。

トランプ大統領には訪韓して欲しい、しかし訪韓に国内世論は厳しい、そんな状況のなかで、慰安婦問題と領土問題を使って国内を納得させる究極のポピュリズムに走ったということでしょうが、日本の国民感情がさらに悪化することは避けられません。
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どれだけ文大統領に迫る?トランプ大統領の命運をも分けるソウル訪問

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トランプ大統領の訪日が無事終わり、あとは「非常に重要なのは、日本が膨大な兵器を追加で買うことだ」というトランプ大統領の意に沿った厳しい交渉が始まるのでしょう。またタイミングが悪いというか、昨年は、米国の対日貿易赤字が増加し、ドイツを抜いて、中国に次ぐ第二位になったところです。まさか、約7兆7千億円の赤字分を自衛隊の装備で買えということにならなくとも、かなり厳しい要求になってきそうです。

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おっさん内閣

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第四次安倍内閣が発足しましたが、やけに地味な内閣です。全閣僚が再任され、女性閣僚は野田聖子総務大臣と上川陽子法務大臣の2名のままでした。タイミングが悪いというか、世界経済フォーラムが発表した2017年版の世界の男女平等度ランキングで、144か国中114位と、昨年より順位を三つ下げて過去最低を更新した記事と重なると、日本の現実、限界を見事に象徴した組閣にみえてきます。
日本のジェンダーギャップ指数、過去最低を更新 114位に :
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さあ改憲議論をはじめよう

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今回の選挙で国民が得た成果は、民進党分裂で国民の選択肢が増える可能性がでてきたことと、ようやくこれまで憲法を議論することをタブー視し避けてきた時代から日本はようやく抜け出す機会を得たことではないでしょうか。しかし、改憲については逆に難しくなったかもしれません。なぜなら、こちらも具体案になるとさまざまな選択肢が生まれてくる可能性が高いからです。続きを読む

足元が揺らぐトランプ大統領

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訪問を控えたアジアではトランプ大統領は、アジア情勢の鍵を握る大統領としていやがおうでも注目が集まります。しかし、肝心のアメリカ本土では、9月にはやや持ち直した支持率がまた低下しています。ウォール・ストリート・ジャーナルとNBCテレビの共同世論調査では、支持率が50%から38%と就任以来の最低水準に落ち込み、不支持率が58%にも達しています。
トランプ氏支持率が最低更新=北朝鮮政策に不安も−米世論調査:時事ドットコム : 続きを読む

うんざりするマスコミの永田町井戸端会議

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いやはや、よってたかって敗者を叩いたところでなんの国民の利益にならないにも関わらず、マスコミは希望の党批判一色です。さらに民進党が分裂したことが問題で、それが与党を勝たせたといった話の展開が多いのですが、どうでしょうか。民進党はまさに沈みゆく泥船で、離党する人たちが相次いでいたことを忘れてしまったようです。今回は「希望の党」ブランドがマイナス効果となったように、「民進党」ブランドも候補者の足を引っ張っていたはずです。民進党が分裂しないで選挙に望んでいても、やはり与党が大勝していたように思います。得票も単純に(希望+立憲民主)になっていたとは限りません。続きを読む

目が離せないのはむしろ「選挙後」です

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政党地図に大きな変化が始まっています。それは国民の考え方に、できるだけ選択肢を合わせる政治体制を築くチャレンジです。日本は長い間、政治は亡霊のような対立がつづき、国民の選択が狭められてきました。典型的には、憲法改正についても、改正の中味はほとんど議論されないまま、改憲か、護憲かで塩漬けになり、安全保障も本来は、防衛力、経済力、外交力の総合力ですが、防衛力強化か、平和外交かといったオンかオフかの議論から一歩も進展しません。政治は国民生活とは遠い舞台で回ってきたのです。続きを読む

酷い選挙になってきた

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マスコミだけでなく、ネットでも凄まじい希望の党潰しの情報戦が繰り広げられています。長谷川さんや上杉さんというなにかと問題を抱えた方たちが希望の党から出馬するなど、悪意に満ちた怪しげな情報も流れていました。実際は長谷川さんは松井代表浪花節で維新の会公認になったそうです。
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保保対立で、やがて政治が国民に近づいてくる

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枝野さんが、立憲民主党を立ち上げました。ほんのすこしだけ、政治がわかりやすくなったように思われます。従来の「保守」か「革新」という対立軸で、違いを見いだそうとする人びとや、とくに頭の固いマスコミや政治評論家にはウケるかもしれません。また立憲民主党には同情票も集まりそうです。続きを読む

新党ブームで経済が停滞したという安倍さんの嘘

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民進党が融解し、希望の党に吸収される思わぬ事態に、解散を決めたときの思惑とは想像外の状況になったせいか、最初は同じ改憲勢力として笑顔で希望の党について語っていた安倍さんが、希望の党への戦闘モードに一変しました。そして、よほど焦ったのか、渋谷の街頭演説で、新党ブームが日本の経済を長期に渡って停滞させてしまったと演説されていましたが、これはあきらかにイエローカードです。焦ってつい出てしまった嘘だったのでしょうか。若い世代の方は実感はないと思いますが、経済の変化、時代の変化の激流に振り回されてきた世代からすると、なにを冗談をおっしゃっているのかと思ってしまいます。続きを読む

小池劇場は面白い。けれどまだ役者が足りない

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このところ、「希望の党」が台風の目になり、あちらこちらから、いろいろな変化球が投げられてきています。地震などの自然現象と同じで、もともと国民にストレスが溜まって、一線を超えると、「日本死ね」みたいな怒りになったり、ジャンヌ・ダルクよろしく、華も棘もある女性が先頭に立って「新党」らしきものが登場してくると、今までは受け皿がないので、自民党に一票を投じ、安倍内閣を支持していた人も、もう安倍さんはごめんだ、政治の流れを変えたいとなってきます。

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岡田さんは政治から引退した方がいい

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民進党を泥舟にした責任の多くを背負っている岡田さんが、またピントのぼけたことをおっしゃっています。今回の選挙で野党が勝たなければならないけれど、小池新党は小選挙区で勝てない人たちの駆け込み寺のような存在になりつつあり、政権交代可能な政治、それを実現できるのは、地域に根を張り、実績を重ねてきた民進党だそうです。ほんとうにそう思っていらっしゃるのでしょうか。

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大義のない国会解散。やりようによっては小池新党にチャンス

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安倍内閣による、安倍内閣のための国会解散に、与野党の国会議員の先生たちはすっかり選挙モードに走っておられるとか。しかし、なにが争点なのかが未だにわからない国会解散は、安室奈美恵さんの引退表明、過激なトランプ大統領の国連演説の衝撃ですっかり影が薄くなってしまいました。それにして多くの人たちが安室さんの引退表明にショックを受け、涙を流したことで、安室さんが、国民的歌手だということをあらためて感じさせられます。続きを読む

「一院制」の議論に期待します

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日本ファーストの若狭衆院議員は年内の結成をめざす国政新党について、いまの衆参二院制を一院制に変えるための憲法改正を目玉政策に掲げる方針を発表したそうです。「一院制」については維新の会も掲げていたことですが、維新の足立議員がなにの意図があるのか、若狭議員批判をアゴラに投稿しました。
一院制?若狭衆院議員の軽薄で短絡的な提案に唖然 – アゴラ :続きを読む
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