統合型IRには賛否があってもいいし、野党がギャンブル依存症対策をテーブルに乗せるのもいいのですが、それを理由にカジノを含むIRに反対するというのはあまりにもバランスが悪い、というか筋の悪い議論です。ギャンブル依存症を問題にするなら、全国に1万店以上、しかも住宅地の近隣にまで存在するパチンコ店の撲滅を狙った直球の議論にすべきだし、またカジノに議論の焦点を置くと、公営ギャンブルや宝くじなどを含めるとギャンブル超大国ニッポンになってしまっている現状を覆い隠し、まるで日本がギャンブルのない国だという誤解を国民に与えかねず、ミスリードする議論になってしまいます。また事業者で、お役人のように公営か民営かの線引を行って違法性を主張するのも、規制のハードルを高めることにしか繋がらず、地方を敵にしたいのかとも感じます。
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