49ca3e32.JPGセーターの季節になってきました。セーターと言えば、低価格のカシミア・セーターを販売し、ブームに火をつけたのはユニクロですね。昨年は60万枚が売れる大ヒットでした。
今年は、このヒットを受けて、他の量販店も「カシミア」に注力してきています。カシミア・セーターは衣料品の中の元気印になりそうです。イトーヨカドーは、子供用のセーターの商品化も行い、カシミア衣料品トータルで対前年70%増の70万枚の販売を目指す勢いだそうです。また無印良品が、スーツやコートのインナーとしてカシミアセーターが着られるとして、薄手にこだわった商品開発を行うなど各社の企画競争もホットになってきました。
いろいろ競争があると買い手としてはありがたいことです。特にアレルギーのある人にとっては、カシミア・セーターは必需品なので、価格が下がり、いろいろ選べるというのはいいですね。
気になることと言えば、
9月に「低価格をやめます」と発表し、「世界品質」を宣言したユニクロですが、今年はカシミア・セーターのアイテムも増やし、2倍以上の売り上げを目指しているようです。衣料品の低価格ブームが一巡し、ユニクロも戦略転換に迫られるようになりましたが、昨年のカシミア・セーターのヒットもあり、2004年8月期の決算では、単体で3年ぶりの増収増益を達成しています。さてこの冬もカシミア・セーターが低価格路線脱皮の弾みになるのかどうか、注目されるところです。
今のところ、10月の売り上げは、対前年114.6%と伸びていますが、客単価は対前年で101.8%と、まだ客単価の低下に歯止めがかかった段階のようで、軌道修正には時間がかかりそうに思えます。
かつては若い人たちのトレンドともなり、どんどん売り上げを拡大してきたユニクロですが、若い人たちのファッショントレンドが変化し、いつの間にかファミリーの人たちの姿しか見受けられなくなりました。また、安いけれど1年しか着られない、品質がよくないという不満を持つ人たちが増えたことも事実です。だから、食品事業から撤退し、本業に集中するとともに、「低価格をやめます」という思い切った宣言や、10月に大阪の心斎橋に従来のユニクロの売り場の3倍の売り場面積を持つユニクロプラスをオープンさせるなどの新しい試みをはじめてきたのだと思います。経営の思い切りの良さには敬服しますが、衣料品にとっての大きな付加価値であるデザイン力アップがどこまではかることができるのか、いったんついてしまった品質イメージをどう変えることができるか注目したいところです。

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