今、自動車のセダン市場がホットです。各社が新製品を発売しました。クラウンも好調。レジェンド、フーガも好調な滑り出しのようです。マークXも展示場で見てみましたが、いずれもが、なかなか魅力的です。
重要なことは、各社がセダン市場で積極的なマーケティングを展開することで、これまで沈滞していたセダン市場が活性化しはじめているというです。輸入車に押されていた市場も、再び国産車のシェアがアップしてくると思います。各社が健全なマーケティングで競争することで、また新たなセダン市場が登場してきているということだと思います。
おそらく、日本だけでなく、世界のセダン市場で、日本車は勢いづいてくるでしょう。健全な競争は、共に市場を広げていく共創の世界だという見本のように感じます。
マーケティングの競争は、どれだけお客さまの心をとらえることができるかという競争です。お客さまひとりひとりの心の中のコンテストでトップになっていく競争です。最近は、ようやくそういった顧客視点にもとづくマーケティングが広がってきたように思います。営業の方のトークにしても、それを感じます。
それにしても、各社がセダン市場に、これだけ時期を揃えて新製品を投入してきたことも、現代を物語っているように感じます。製品開発は突然できるというものではありません。何年か前に開発がスタートしていたということです。日産が、発売前に発表してこれまでのタブーを破ったと話題になっていましたが、ライバルに知られたところですぐに対応できるというものではありません。どの時期に発表するのが効果的かどうかという問題だけです。
今年のセダンでの各社の新製品の投入は、何年も前に、各社がほぼ同時期に開発に着手してきたということです。(ホンダのレジェンドは先に海外で先行販売していたのでちょっと早かったとは思いますが)まさに現代のマーケティングの競争を象徴しているかのようです。課題を見つけ出す能力の差が無くなってきました。
たまに、開発会議のさなかに、きっと他の会社も今頃同じテーマで会議をしているだろうなと冗談を飛ばすことがありますが、まさにそういうことだと思います。あとは料理の仕方の違いですね。
料理の仕方の違いをつくるのは、お客さまにどのように満足していただきたいかという設計思想やコンセプト、またチームの個性だと思います。
マーケティングがまた面白くなってきました。

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