昨日、個人的にお付き合いのある経営者のかたに誘われて行った会合で聞かせて頂いた言葉です。井戸は、汲み続けていると地下から新しい水がたえず供給されます。水を汲まないと新しい水が湧いてこず、やがて泥が水の口をふさぎ枯れてしまうそうです。
人も、会社も絶えず知恵を絞り、また知恵を活かし続けていかないとやがて知恵も人も会社も枯れていくということでしょう。情報もそうかもしれません。
お客さまがどんなことを望んでいらっしゃるのか、また市場が何を求めているのかは、普段から、お客さまや市場に目を向け、耳をそばだて、情報として蓄積する、また蓄積された情報を読みほどくことをやっていないと、感じ取れるものではありません。
お客さまや市場の反応や動きといった情報に敏感であり、どんどん情報と情報のかけ算をやっている人や会社は、さらに新しい情報をどん欲に吸収しています。また何が新しいことか、どんな変化が起こっているかも見逃しません。
逆に情報を活かさない人や会社は、情報が枯渇してきます。そうなると古い情報にもとづいた思いこみでやっていくしかありません。あるいは惰性で仕事をしつづけることになります。
「井戸は汲まないと枯れる」を受けて、別の方が、「蛇は脱皮しないと死ぬともいうね」と話を広げられました。そうですね。人も会社も脱皮していかないと時代の変化についていけません。「どうすれば脱皮できるか、頭をリセットできるのか、仕事の仕方をかえることができるのか」は経営や仕事、あるいは人や会社の成長の永遠のテーマかもしれません。
しかし脱皮するといっても、かけ声だけでは、なかなか古い殻なら抜け出すのは難しいですね。いずれかの出会いが必要だと感じています。ひとつは、新しいお客さまとの出会いです。つぎは、新しい物差しとの出会いです。たとえば売り上げという物差しからお客さまの満足度という物差しに出会うことです。3つめは、新しい技術、商品、サービスとの出会いです。これまで持っていた知識やノウハウが活かせない新しい分野との出会いです。また、異質な経験や知識、またものの見方を持っている人との出会いが新しい視点を広げてくれることもあります。
昨夜は、会合の後も熱い議論が続き、帰ったのは3時を過ぎていました。ほんとうに情熱にあふれた人たちとのお付き合いは刺激になり、また勉強になります。

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