いつものように、いくつかのブログを巡回していたときのことです。以前、「 成功は偶然、失敗は必然」でご紹介しましたブログ「夜明け前」をクリックして、目に飛び込んできたのが「safe身を守るための作法」というタイトルでした。
こう続いています。
「先日、大変なことがありました。路上で、いきなり銃をつきつけられてしまったのです。そんな遅くもない時間ですが、辺りは真っ暗でした。コンピュータを入れたスーツケースを手に、僕は、道を急いでいるところでした。」
この顛末は、「夜明け前」のブログでご覧下さい。ご本人が体験された怖い話です。ところで、日本の安全神話も崩れたいわれていますが、本当にそうでしょうか?
犯罪の予防と犯罪者の更生・贖罪を普遍的に実現する運動」というサイトで、犯罪発生率の国際比較がありました。人口10万人あたりの、起こったと分かっている犯罪数をピックアップしてみました。
  日本 アメリカ ドイツ イギリス イタリア
殺人 0.9 32.59 1.17 1.61 4.53
強姦 1.78 *32.05 9.12 16.23 4.05
強盗 4.07 *147.36 72.28 179.73 65.38

数字は2000年のデータ(*アメリカの強姦と強盗は1999年)ですが、殺人、強姦、強盗は、アメリカ、ドイツ、イギリス、イタリアと比較して、やはり日本はまだまだ少ないほうですね。殺人・強姦・強盗に関しては、犯罪発生率の低い順でみた安全度ランキで見ても、日本はまだまだ世界でトップクラスの安全な国のようです。

しかし、詳細なデータはないのですが、犯罪別に見た発生率の少ないランキングという点では面白いことが分かりました。なんと窃盗は40位(56ヶ国中)、自動車窃盗が42位(53ヶ国中)、詐欺が24位(56ヶ国中)とこういった犯罪については、日本は国際的に見ても多いのです。これは実感とあっていました。
犯罪と言えば、思い出したことがあります。ある時期、ビジネスで海外に単身ででかけたことが幾度かありましたが、ニューヨークに住んでいる友人のふたりが、日本で言われているほどニューヨークは危険じゃないといっていたのですが、会った数週間後に、ひとりは、BARに入ろうとしたした時に後ろからホールドアップ強盗に遭遇、またもうひとりの友人は、乗ったタクシーでチップでもめ、いきなりナックルをはめた拳で殴られ救急車で運ばれるというアクシデントがありました。
日本は、犯罪が増加しているとはいえ、海外と比較すると、街を歩いていて身の危険を感じるというところまでいってないようですね。海外では身の危険をいつも意識するぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。
旅行者や留学生などのなかには、ちょっとガードが甘くなりすぎるのじゃないかと感じる人たちもいます。犯罪事情に関しては日本はまだまだ特殊な国です。竹村健一さんではないですが「日本の常識は世界の常識ではない」ということです。これはビジネスでも、外交にしても言えそうですね。

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