さて、「楽天が失速。ダメージは予想以上か?」で、Akexaというアクセス統計のサイトを使って、両社のアクセス数を比較しました。そこでわかったのは、今年に入って、楽天のサイトへのアクセス数が減っていることでした。ただ、いただいたコメントの中で、yahoo japanのアクセスも似た傾向でありAlexaの問題か、日本全体の傾向だったのではないかというご指摘がありました。そこで両社のランキング(全世界のサイト)で見てみました。そうすれば、日本がどうであったかということではなく、両社の実力比較につながるはずです。上のグラフの青い線が楽天のサイト、赤い線がライブドアの世界ランキングの推移です。

やはり、楽天は今年に入って下降傾向で、ライブドアが急速にランクアップしていました。この勢いだとライブドアが楽天を抜き去るのは時間の問題ですね。アクセス数というのはショッピングセンターでいえば、いわば来店数です。これが接近してきたということです。
あとは、そこでどれだけ稼げるビジネスができるのかです。アクセス数は、広告の価値、つまり広告の掲載料金には影響しますが、そのほかにどのような稼げるしくみができるのかになります。
これは、今は楽天のほうがリードしています。インターネットのショッピングサイトを簡単につくるしくみをつくり、この分野を広げた貢献は評価すべきです。だから大きくなりました。しかし磐石とはいえません。「市場」がまるでかつての「公設市場」レベルであり、決して快適なショッピングを楽しむというレベルではありません。
今後インターネット・ショッピングサイトのレベルアップが起こってくるとどうなるのかですね。アクセス数が頭打ちになったということは、その兆候かもしれません。
両社とも、買収戦略で、どんどんサービス領域を広げています。その成果によって差が生まれてくると思います。高い伸び率を示しており、新しいビジネスの可能性がまだまだ残されている段階の「今」だけとってもこの両社の実力はわからないというのが本当のところではないでしょうか。
ただ、気になるのは、楽天の三木谷社長の発言があまりに場当たり的でコロコロ変わることです。要領のよさの裏返しかもしれません。そのことによって、いろいろ傷ついた人たちが生まれたことです。最後は、リーダーの信頼性が問われてくるだけに、気になるところです。

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