勝手に「今週のおすすめBLOGブログ」にさせていただいた『自称阪神タイガース評論』で、読売新聞の「ファンを裏切る『億万長者』のスト」と「何が選手たちの真の望みなのか」の二つの社説に対する反論が展開されています。
「そっちがその気なら、今さらながら話をおおもとに戻し、闘う相手を明確にしたい」と本質を突いた反論です。
今回の合併問題に限っても、自社がやってきたことを棚に上げて、紙面で経営側の一方的な釈明、選手を一方的に批判する読売新聞はあまりに身勝手です。マスコミの暴力性すら感じます。しかも、選手との対立をさらに煽っているとしか思えません。ファンが望む解決を読売新聞が真剣に考えているとはきっと誰も感じないのではないでしょうか。
気になるのは、読売新聞の「代表取締役・主筆」という立場の人が「たかが選手」、「知らない人がはいるわけにいかんだろう。NOだ」など一連のファンの怒りを買う不規則発言や他の球団への脅しとしか受けとれない発言を繰り返してきた事に対して、未だに謝罪なり釈明がありません。
まさかあれは個人的の意見で、読売新聞は関係ないとでも言うのでしょうか。それは社会通念として通りません。さらに不正な資金提供問題まで起こして、選手やファンの不信感を増幅してきたのは読売です。
実は今回の社説と同じように紙面を借りて一方的に相手を批判するという前科がつい最近ありました。阪神の久万オーナーが2リーグ制維持の立場を表明されたときに、わざわざその記事の横に、2リーグ維持を主張するのは、身勝手で無責任だという一方的な「解説」を加えたのです。ペンの力を利用して、反対意見を叩く、読売新聞の言うことを聞かないと酷い目に遭うぞという卑劣なやり口は今回と同じです。

また「何が選手たちの真の望みなのか」で、

かつて経営難から参入した年の暮れに、別会社の支援を受けるようになり、三年後には大映に吸収合併されてしまった「高橋ユニオンズ」とか、「一年で経営を放り出した日拓ホームの例や、太平洋クラブで四年、クラウンライターで二年と、目まぐるしくユニホームが変わったライオンズ」の例をあげて、

「だからプロ野球界の一翼を担う責任感と自覚が経営者にあるのか、そのための経営基盤は盤石か、これらの点に、慎重な見極めが必要だ」と書かれています。

一見納得してしまう人もいらっしゃるかもしれませんが、まさに、この論調によって新規参入を阻む高いハードルがつくられてきたのです。それをまた繰り返すというのはあまりに知恵がありません。

大きな銀行まで経営が破綻し、また経営危機が訪れる時代に「経営基盤が盤石」という会社がどこにあるのでしょうか。マーケティングや経営に詳しくなくとも、そんな時代でないことは誰もが感じているはずです。
ダイエーに限らず、現在球団を持っている会社ですら「経営基盤が盤石」なのかは怪しいですね。「経営基盤が盤石」かどうかは、この時代にあっては誰にも予想がつきません。問題の立て方が時代に即していないのです。
企業の査定は難しい時代です。だから保証金制度を導入しようとしているのでしょうし、むしろ、そういった経営環境の変化が激しい時代だから、元気な会社にどんどん参加してもらい、新陳代謝できる仕組み、さらに安定的な球団経営を維持保証できるリスク管理のしくみを考えるというのが正攻法のはずです。

この社説で読売新聞は、ファンや国民の大多数がストを支持していること、安易に合併劇を推進した経営側に批判が向けられていることも分かっていないか無視していることがわかります。
また過去の枠組みを超えた発想が提案できず、あいかわらず参入障壁をどうつくるのかというところに発想がいっています。
そういう感度の悪さ、発想力の乏しさ、自分だけを主張する身勝手さがプロ野球の危機を招いてきたのです。

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