東ドイツの崩壊を促したのは、テレビやビデオだったといいます。西ドイツは繁栄しており、政府が言っていることが嘘だという現実を知ってしまったのです。情報化が社会を大きく変えた画期的な出来事でした。
今回のプロ野球問題についても、オーナーや球団経営者の誤算は、ファンや市民の怒りがあれよあれよと言う間に、ネットを介して社会のすみずみまで広がってしまったことだと思います。
もちろん120万人もの署名を集めた選手会の活動、ファンの人たちの合併反対デモ、さらに読売新聞不買運動など目に見える動きも大きな影響を生み出しましたが、ブログや掲示板またHPなどによってプロ野球のオーナーに対する怒りが先行して広がったり、またそれらの活動を呼びかけ、後押ししてきたことは否定できない事実だと思います。
また、ナベツネの恫喝まがいの発言による「駆け引き」や「密室で決める」やりかた。プロ野球の将来やファンを無視して「自らの球団利益しか考えない」経営体質は、ネットによる膨大な量の「オープンな情報交換」や「素直な怒りの気持ちの表明や抗議」に対抗できなくなってきたことも見逃せません。マスコミもその後を追うように論調が変化してきました。
また、新たなプロ野球参入がライブドア、楽天といういずれもネット企業であることも時代を象徴していますね。


さらにネットがもたらす速度にも、プロ野球のオーナーやプロ野球機構は、あきらかについて行けていません。マスコミを上回るスピードで大量の情報がオープンに行き交う時代だという認識や感覚をもっと持って欲しいですね。
近鉄・オリックスの合併にまつわる不透明さも残ったままです。一旦合意したメンツだけを通そうという姿勢は不信感を広げるばかりです。売却が不可能だったという説明も、いまや2社の参入表明でつじつまがあわなくなってしまいました。しかも新規加盟は2006年からというのんきな発言は、危機に対する感覚の鈍さやファンの気持ちとのズレを感じます。

スピード感のズレという点では、大阪府知事の太田さんが今頃になって「合併は非常に残念」とか「楽天ブルーウェイブがいい」という発言をしているのも同じですね。周回遅れです。そんなことは2ヶ月以上も前に「「ライブドア堀江社長にエール」で「太田知事さん。ぼやぼやしていたらダメですよ。もうすでに対応が遅れていますよ。現代はスピードが勝負だということをもっと理解しなくっちゃ」と提案しました。
プロ野球のオーナーの人たちも太田知事も判断が遅すぎるのです。その遅すぎる判断が、いかにプロ野球の危機を広げたり、また地域の利益を逃してしまうのかということをもっと真剣に考えて欲しいのです。
いずれにしても、ライブドアの堀江社長や楽天の三木谷社長と現在のオーナー企業や球団経営者、浅野宮城県知事と太田大阪府知事の判断や行動のスピードはあまりに対照的です。
プロ野球機構の根来コミッショナーは「私の見解」で不退転の決意をしめしておられるが、果たしてどこまで影響力があるのでしょうか。オーナー側もメンツを捨て、原点に返った思い切った判断を下す勇気を持って頂きたい。そう願っていると、思わず、サミュエル・ウルマンの「青春」の一節を思い浮かべてしまいました。

青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ちかたを言う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意思、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の成年より60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、情熱を失えば心はしぼむ。
苦痛・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥にある。


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