2004年08月26日
「失敗や挫折から学ぶ」と「失敗や挫折の逆恨み」
今回の、大活躍してくれている日本のオリンピック選手に共通しているのは、「挫折の経験」だと書きました。誰もすすんで「失敗」はしたくないですし、「挫折」の屈辱を味わいたくないですが、実際は「失敗」や「挫折」から私たちは多くのことを学んでいます。「失敗」や「挫折」を経験し学んでこなかった人は心の強さも心の魅力も持てません。だから人に対しても冷たいのです。そういえば、ハードボイル小説で「強くなければ優しくなれない」というような言葉があったのを思い出しました。
今回のオリンピック選手で活躍した人たちは、「挫折」を見事に学んできたと思います。だから、「自分と闘った」「自分を出し切ることに集中した」と語った言葉の中にそのことを感じることができます。本当にメンタルな強さを見せつけてくれました。
しかし、失敗や挫折を正面から受けとめられない人たちもいることも事実です。逆恨みの犯罪、頂点にたって人々を支配しないと満足できないという権力欲、偏狭なナショナリズムは「失敗」や「挫折」で傷ついた自尊心が生みだすといわれています。
今回のオリンピック選手で活躍した人たちは、「挫折」を見事に学んできたと思います。だから、「自分と闘った」「自分を出し切ることに集中した」と語った言葉の中にそのことを感じることができます。本当にメンタルな強さを見せつけてくれました。
しかし、失敗や挫折を正面から受けとめられない人たちもいることも事実です。逆恨みの犯罪、頂点にたって人々を支配しないと満足できないという権力欲、偏狭なナショナリズムは「失敗」や「挫折」で傷ついた自尊心が生みだすといわれています。
「失敗」や「挫折」を学ぶことがいかに大切かを扱った本があります。「失敗の本質」です。戦争に正当性があったかどうかという不毛な議論ではなく、満州でのソ連軍との会戦から沖縄戦に至るまで、どこに旧日本軍が負けた原因があるのかを分析している本です。会社の経営のヒントにもなる名著です。
旧日本軍は、失敗を認めたがらなかった。失敗を認めないから、過去の成功体験をひきづったまま暴走してしまいました。時代にあわなくなっても、巨艦主義を引き継ぎ、「大和」や「武蔵」の悲劇を生みました。疑問を投げかけられても、自分自身の頭で答えられないので、天皇に背くことだ、非国民だという身勝手で不思議な思想で抹殺してしまいました。
対局にあるのがマッカーサーです。真珠湾で攻撃を受け、その責任をとらされます。降格させられるのです。しかしその後、海兵隊という新しいコンセプトを生み出してミッドウェイで復活します。現代でも、アメリカの社会は、失敗からはい上がる敗者復活戦を認めるという風潮があります。それが多くのベンチャーを生み出す原動力ともなりました、日本はいまなお敗者復活は極めて難しい社会です。
日本は、旧日本軍の「失敗」や「挫折」から目をそらすという風潮は現代にも脈々と流れていまるように思えます。マスコミも他人の失敗はとことん叩きます。そのくせ自分自身の間違いは認めません。
学校でも優劣をつけることから逃げ、子供達から「失敗」や「挫折」を学ぶ権利を奪っています。いくら成績や運動会で「失敗」や「挫折」から子供を保護しても、毎日の生活の中で、また受験で、さらに社会人にでると「失敗」や「挫折」の罠はいくらでも待ちかまえています。「失敗」を「挫折」に強くなるには、たくさんの小さな「失敗」や「挫折」を経験して、心の免疫をつくるしかないのに、それを直視しないのです。
「失敗」や「挫折」を受け止めることができない人たちの存在は時として大きな不幸を生みます。ヒットラー、その腹心のゲッペルツ、スターリンといった大量虐殺に走ったひとびとに共通するのは、傷ついた自尊心、コンプレックスです。ネット社会の中で、他民族を蔑視することばを平気で書く人たちも、自尊心が欠けているのです。日本人としてほんとうに恥ずかしいことです。
今や時の人となったナベツネさんも、その生い立ち、受験の失敗や共産党員時代の挫折などが報道されていますが、結局は心のトラウマを癒すために、頂点に立つことだけに人生をかけてきたのではないでしょうか。自分の立場しか考えられない。だからファンも、選手も平気でないがしろにできるのだと思います。さらに、プロ野球界の危機を自ら作ってきたにもかかわらず、結局は不正が指摘されたとたんに、申し訳程度の言葉を残して逃亡したままです。「失敗」や「挫折」をきちんと学んでこなかった、だから本当の意味での自尊心がもてず、問題を直視したり、過ちを自ら認めるという勇気がないのだと思います。
そこで提案です。「失敗」や「挫折」の免疫トレーニングをしてみませんか。一月に一度、明るく「失敗」と「挫折」を語る会を開いてみてはいかがでしょうか。一月にひとつ「失敗」や「挫折」をつくる運動でもいいですね。明るく語って、明るく学ぶ会です。そうすると次第にリスクにも強くなってくるから不思議です。
きっと僕なんか、一月ひとつではすまないでしょうね。現実を知っている人からは、ちょっと「失敗」と「挫折」ばかりじゃないと笑われそうです。でもいいのです。今日もひとつブログの原稿を書き上げました。関係ない?そうですね。
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ありがとうございます。
(^_^.)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究
旧日本軍は、失敗を認めたがらなかった。失敗を認めないから、過去の成功体験をひきづったまま暴走してしまいました。時代にあわなくなっても、巨艦主義を引き継ぎ、「大和」や「武蔵」の悲劇を生みました。疑問を投げかけられても、自分自身の頭で答えられないので、天皇に背くことだ、非国民だという身勝手で不思議な思想で抹殺してしまいました。
対局にあるのがマッカーサーです。真珠湾で攻撃を受け、その責任をとらされます。降格させられるのです。しかしその後、海兵隊という新しいコンセプトを生み出してミッドウェイで復活します。現代でも、アメリカの社会は、失敗からはい上がる敗者復活戦を認めるという風潮があります。それが多くのベンチャーを生み出す原動力ともなりました、日本はいまなお敗者復活は極めて難しい社会です。
日本は、旧日本軍の「失敗」や「挫折」から目をそらすという風潮は現代にも脈々と流れていまるように思えます。マスコミも他人の失敗はとことん叩きます。そのくせ自分自身の間違いは認めません。
学校でも優劣をつけることから逃げ、子供達から「失敗」や「挫折」を学ぶ権利を奪っています。いくら成績や運動会で「失敗」や「挫折」から子供を保護しても、毎日の生活の中で、また受験で、さらに社会人にでると「失敗」や「挫折」の罠はいくらでも待ちかまえています。「失敗」を「挫折」に強くなるには、たくさんの小さな「失敗」や「挫折」を経験して、心の免疫をつくるしかないのに、それを直視しないのです。
「失敗」や「挫折」を受け止めることができない人たちの存在は時として大きな不幸を生みます。ヒットラー、その腹心のゲッペルツ、スターリンといった大量虐殺に走ったひとびとに共通するのは、傷ついた自尊心、コンプレックスです。ネット社会の中で、他民族を蔑視することばを平気で書く人たちも、自尊心が欠けているのです。日本人としてほんとうに恥ずかしいことです。
今や時の人となったナベツネさんも、その生い立ち、受験の失敗や共産党員時代の挫折などが報道されていますが、結局は心のトラウマを癒すために、頂点に立つことだけに人生をかけてきたのではないでしょうか。自分の立場しか考えられない。だからファンも、選手も平気でないがしろにできるのだと思います。さらに、プロ野球界の危機を自ら作ってきたにもかかわらず、結局は不正が指摘されたとたんに、申し訳程度の言葉を残して逃亡したままです。「失敗」や「挫折」をきちんと学んでこなかった、だから本当の意味での自尊心がもてず、問題を直視したり、過ちを自ら認めるという勇気がないのだと思います。
そこで提案です。「失敗」や「挫折」の免疫トレーニングをしてみませんか。一月に一度、明るく「失敗」と「挫折」を語る会を開いてみてはいかがでしょうか。一月にひとつ「失敗」や「挫折」をつくる運動でもいいですね。明るく語って、明るく学ぶ会です。そうすると次第にリスクにも強くなってくるから不思議です。
きっと僕なんか、一月ひとつではすまないでしょうね。現実を知っている人からは、ちょっと「失敗」と「挫折」ばかりじゃないと笑われそうです。でもいいのです。今日もひとつブログの原稿を書き上げました。関係ない?そうですね。
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失敗の本質―日本軍の組織論的研究
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1. 失敗と敗者復活そして成功と勝者復活 [ ドクター・ブルーの歳時記 ] 2004年08月26日 22:51
どこかの記事で日本では敗者復活が困難なので、ベンチャービジネスが生まれがたい環境だと論じているものがあった。寄らば大樹の陰で、リスクはとらない方が断然有利な社会が日本ではないだろうか。少しは変わったのか?
経済評論家はハイリスク・ハイリターンを推奨
2. オリンピック 〜 本当の魔物 〜 [ ◆ 面白半分 腹立ち半分 ◆ ] 2004年08月27日 16:34
女子レスリング72kg級銅メダル 浜口京子 浜口京子と父・アニマル浜口はいい親子だ。京子は、「本当はもっと輝いているメダルが欲しかった。でも、金メダル以上の経験をもらいました」というコメントを残している。 親父もオリンピック前は「絶対に金だぁ゛ー!」と.
3. ナベツネは本当に悪か? [ むらいブログ ] 2004年08月27日 22:50
僕は、基本的な思考法として、『相手は悪い人だ』という前提を出発点にしたくはありません。”僕らは完全な善人ではない。”という事実は多くの人が賛同してくれます。人のためになりたいとも思ってるし、社会のためになりたいと思ってるけど、それでも、いつもいつもそう
4. ナベツネは本当に悪なのか?しょの2 [ むらいブログ ] 2004年08月27日 22:51
いろんな方からトラックバックが来ました。
その中でも、特に1エントリを使って私のブログに批判されたこどーさんのブログに、アンサーを送ってみようと思います。
経営者としての渡邉恒雄はどうなのか?
http://kodoh.cocolog-nifty.com/weblog/2004/08/post_5.html
5. 僕がライブドア買収に賛同できない最大の理由 [ むらいブログ ] 2004年08月27日 22:52
さて、前回のブログで、「堀江社長には本質的なところで賛同できない」と書きましたが、その理由を書くべきかなと思い、書きます。
6. 涙のチンジャオロース [ 彰の介の証言 ] 2004年08月28日 01:58
以前コメントいただいたachaさんのいのちと食べ物のおいしそうで健康そうな食事
7. 黒い外来魚 [ プログレッシブな日々 ] 2004年08月28日 03:02
asahi.com : 社会 ブラックバス、卵段階での大量駆除成功 宮城伊豆沼など
外来魚ブラックバスによる生態系への悪影響が出ている宮城県北部の伊豆沼・内沼で、同県内水面水産試験場などが、卵の段階でブラックバスを大量駆除することに成功した。21日の報告会で発表され
8. 女子レスリングの浜口選手に「愛メダル」 [ この幸福な世界 ] 2004年08月29日 16:31
魂の叫びの金メダル製造マシーンで作成「愛メダル」
メダルをとった選手の輝きはテレビなどで大きくクローズアップされているが、メダルに手が届かなかった選手もまた、そのひたむきな競技に集中する姿が美しかった。
ところで、「参加することに意義がある」とい
9. 南伊豆で田舎暮らしの工芸家:手作り自宅 [ 田舎暮らし@最新情報【田舎暮らし情報満載】 ] 2007年03月02日 21:44
近年の田舎暮らしブームに乗って、お堅い役所の総務省まで、田舎暮らし支援サイトの「交流居住のオススメ」を半年前から都会人向けに運営して、なかなか人気を呼んでます。交流移住通信というメルマガまで発行しているので、驚きです。田舎と都会を行ったり来たりの生活をし...
10. 挫折とは… [ 徒然なるままに… ] 2007年03月30日 23:28
お前は概ね順調な人生を歩んできたから、ちょっとした些細なことですぐに挫折感を感じるんだ。それにお前の話からは本当の挫折なんて出てこない。本当の挫折を味わったことがないから弱いんだと、ある友人にいわれた。確かにそーなのかもしれない…。が、せっかくの人生だか...
この記事へのコメント
1. Posted by 五臓六腑 2004年08月26日 22:58
山一證券の自主廃業の記者会見の時、当時の社長が「悪いのはすべて私です。社員は悪くありません。」と絶叫するシーンがありました。これなどは、ずっと以前からそうなることはわかっていたはずで、
問題の先送りというか結論を先送りにしてその時点での責任を回避してきた結果で、まさに「失敗」を認めないがために起こった事例だと思います。日本も失敗して挫折した人間が(決してそれが良いといっているわけではありませんが)再チャレンジできる国になってほしいと思うし、そういう国にしていきたいと思います。そのためには「人と較べる」風土を一掃しないと。。と思います。
西田文朗さんの著書に
・苦しいことは神様がくれたプレゼントである。
・辛いことは神様がくれたプレゼントである。
・失敗は神様がくれたプレゼントである。
とありました。どんな困難や失敗も神様が与えてくれたチャンスと思うと前向きに対処していくことができそうな気がします。
問題の先送りというか結論を先送りにしてその時点での責任を回避してきた結果で、まさに「失敗」を認めないがために起こった事例だと思います。日本も失敗して挫折した人間が(決してそれが良いといっているわけではありませんが)再チャレンジできる国になってほしいと思うし、そういう国にしていきたいと思います。そのためには「人と較べる」風土を一掃しないと。。と思います。
西田文朗さんの著書に
・苦しいことは神様がくれたプレゼントである。
・辛いことは神様がくれたプレゼントである。
・失敗は神様がくれたプレゼントである。
とありました。どんな困難や失敗も神様が与えてくれたチャンスと思うと前向きに対処していくことができそうな気がします。
2. Posted by めだま 2004年08月26日 23:11
トラックバックありがとうございます。
大西さんからレスがいただけるのは感激です。
先日のお客様の会社の新人研修のとき、新卒の方々に今までの成功体験と一番の失敗体験をそれぞれ話していただくことに時間を作りました。
会社に入ってからの挫折はそれまでの経験と違うものが生まれてきます。
それに対して自分がどのように心を強く持てるかを過去のことから学んでほしくて行いました。
私自身会社に入って挫折ばかりですが、月に一度失敗、挫折を振り返る時間をとって、そこから学んでいきたいと思います。
大西さんからレスがいただけるのは感激です。
先日のお客様の会社の新人研修のとき、新卒の方々に今までの成功体験と一番の失敗体験をそれぞれ話していただくことに時間を作りました。
会社に入ってからの挫折はそれまでの経験と違うものが生まれてきます。
それに対して自分がどのように心を強く持てるかを過去のことから学んでほしくて行いました。
私自身会社に入って挫折ばかりですが、月に一度失敗、挫折を振り返る時間をとって、そこから学んでいきたいと思います。
3. Posted by ヨロン/竹内富雄 2004年08月27日 11:18
大西さん、こんにちは。ヨロンです(^_^)。
『失敗の本質』は名著ですよね。
まったくもっておっしゃる通りです。
成功体験も大事でしょうが、失敗から学ぶことは多いと思います。
おそらく、身を持って経験された方は実感できるのではないでしょうか。
最近、『ある通商国家の興亡−カルタゴの遺書−』(森本哲郎著)という本を読み返したのですが、
ローマ帝国時代に、帝国の対岸の地で繁栄しながらも同じ失敗を繰り返し、
ついには滅びたカルタゴという国家の滅びるまでのプロセスについて書かれています。
挑戦し失敗しつつも、そこから学びそれを繰り返さないということもまた大切なような気がします。
『失敗の本質』は名著ですよね。
まったくもっておっしゃる通りです。
成功体験も大事でしょうが、失敗から学ぶことは多いと思います。
おそらく、身を持って経験された方は実感できるのではないでしょうか。
最近、『ある通商国家の興亡−カルタゴの遺書−』(森本哲郎著)という本を読み返したのですが、
ローマ帝国時代に、帝国の対岸の地で繁栄しながらも同じ失敗を繰り返し、
ついには滅びたカルタゴという国家の滅びるまでのプロセスについて書かれています。
挑戦し失敗しつつも、そこから学びそれを繰り返さないということもまた大切なような気がします。
4. Posted by むらい 2004年08月27日 17:21
トラックバックありがとうございます。
>今や時の人となったナベツネさんも、その生い立ち、受験の失敗や共産党員時代の挫折などが報道されていますが、結局は心のトラウマを癒すために、頂点に立つことだけに人生をかけてきたのではないでしょうか。
まあ、ぶっちゃけたところ、そういう側面はあると思います。
でも、これだってある意味では失敗や挫折を真正面から受け止めて飛躍の原動力にしているわけです。
同じことをしているにもかかわらず、オリンピック選手にはポジティブなコメント、ナベツネにはネガティブなコメントを付ける風潮。
しかも、その根拠は、大西さんが書く通り「〜ではないでしょうか?」という推測に過ぎない。
こういう社会全体の雰囲気作りの怖さに警鐘を鳴らすのが、私のブログで言いたかったことです。
雰囲気に流されず、ニュートラルに事実を判断していく姿勢こそ、各方面において重要な能力かと。
>今や時の人となったナベツネさんも、その生い立ち、受験の失敗や共産党員時代の挫折などが報道されていますが、結局は心のトラウマを癒すために、頂点に立つことだけに人生をかけてきたのではないでしょうか。
まあ、ぶっちゃけたところ、そういう側面はあると思います。
でも、これだってある意味では失敗や挫折を真正面から受け止めて飛躍の原動力にしているわけです。
同じことをしているにもかかわらず、オリンピック選手にはポジティブなコメント、ナベツネにはネガティブなコメントを付ける風潮。
しかも、その根拠は、大西さんが書く通り「〜ではないでしょうか?」という推測に過ぎない。
こういう社会全体の雰囲気作りの怖さに警鐘を鳴らすのが、私のブログで言いたかったことです。
雰囲気に流されず、ニュートラルに事実を判断していく姿勢こそ、各方面において重要な能力かと。
5. Posted by あざらしサラダ 2004年08月28日 11:08
大西さん、こんにちは。
トラックバックありがとうございます。
ご紹介の「失敗の本質」、ぜひ読んでみたいと思います。
トラックバックありがとうございます。
ご紹介の「失敗の本質」、ぜひ読んでみたいと思います。
6. Posted by inopee 2004年09月04日 23:31
ええと、すみません。
おっしゃっていることには全面的に賛成なのですが、マッカーサー云々のくだりには事実誤認があるようです。
開戦当時、マッカーサーはフィリピン方面の親玉でして、真珠湾攻撃の責任を取らされる立場にはありません。真珠湾の責任を取らされて首が飛んだのは、太平洋艦隊司令官のキンメル提督です。マッカーサーの方は、フィリピンで負けてオーストラリアに引っ込んだ後、1943 年以降に、ニューギニア方面からフィリピンに向けて逆襲に転じます。
あと、海兵隊は太平洋戦争どころか、それよりはるか以前からある部隊で、当初は敵艦への接舷乗り込みや艦内警備をやっていました。現在のような上陸作戦を手がけるようになったのは 1930 年代後半の話で、それを実戦でやったのはガダルカナルからです。もっとも、このときの指揮官はマッカーサーではなかったのですが、後で南西方面の指揮官はマッカーサーということになりました。
ついでに書くと、ミッドウェイ海戦での米軍の指揮官は、海軍のフレッチャー提督とスプルーアンス提督でして、海兵隊はミッドウェイに配備されていた航空機が参加したぐらいです。この両人の上官がニミッツ提督で、こちらは 1943 年以降、海兵隊を使って太平洋の島嶼上陸作戦を展開します。
いい記事だと思うのですが、間違った話で評価が下がってしまってもと思い、書かせていただきました。
おっしゃっていることには全面的に賛成なのですが、マッカーサー云々のくだりには事実誤認があるようです。
開戦当時、マッカーサーはフィリピン方面の親玉でして、真珠湾攻撃の責任を取らされる立場にはありません。真珠湾の責任を取らされて首が飛んだのは、太平洋艦隊司令官のキンメル提督です。マッカーサーの方は、フィリピンで負けてオーストラリアに引っ込んだ後、1943 年以降に、ニューギニア方面からフィリピンに向けて逆襲に転じます。
あと、海兵隊は太平洋戦争どころか、それよりはるか以前からある部隊で、当初は敵艦への接舷乗り込みや艦内警備をやっていました。現在のような上陸作戦を手がけるようになったのは 1930 年代後半の話で、それを実戦でやったのはガダルカナルからです。もっとも、このときの指揮官はマッカーサーではなかったのですが、後で南西方面の指揮官はマッカーサーということになりました。
ついでに書くと、ミッドウェイ海戦での米軍の指揮官は、海軍のフレッチャー提督とスプルーアンス提督でして、海兵隊はミッドウェイに配備されていた航空機が参加したぐらいです。この両人の上官がニミッツ提督で、こちらは 1943 年以降、海兵隊を使って太平洋の島嶼上陸作戦を展開します。
いい記事だと思うのですが、間違った話で評価が下がってしまってもと思い、書かせていただきました。


