乗用車がコンビニに突っ込んで4名が怪我をした事故がニュースで流れていました。75歳の女性が運転していたといいます。事故現場はいつもの通勤路なので、状況の想像がつきます。神戸新聞は事故が起こった模様をこう伝えています。

同署(川西署)によると、車は同じ敷地内にある飲食店駐車場にバックで止めようとした際、駐車中の車に衝突し、急発進。別の車と接触しながら駐車場の外へ飛び出し、一方通行の道を数十メートル逆走した後、再び駐車場に入り、コンビニに突っ込んだという。

おそらく現場の地図がなければ想像しづらいのではないでしょうか。コンビニのサークルKと回転寿司の大起水産のお店が並んでいて、駐車場がつながっている現場で起こった事故です。



上の記事でわかることは、最初に車は大起水産側の駐車場で接触事故を起こし、慌てて逃げようとしたのでしょう。「駐車中の車に衝突し、急発進」というのは不自然で、当て逃げしようとしたのでしょうか。しかし、その後に大きな代償が待っていたのです。

よほど動転していたのか、さらに他の車と接触しながら、駐車場の出口の一方通行の道路で、左折しかできないところを右折してしまったのです。それが逆走です。逆走して、そこに来た対向車と正面衝突になりそうになり、あわててサークルKの駐車場にハンドルを切ってかわそうとし、コントロールを失ってお店に突っ込んでしまったのでしょう。詳しい状況は現場検証で明らかになっているものと思います。

つくづく感じるのは、車の運転は慌てるとろくなことがないことです。ゆとりをもって運転していれば、避けることのできる事故が多いのです。もしゆっくり走っていたら、逆走にも気がついたでしょうし、気がついたところで停車すれば、対向車も、その道は側道なのでさほどスピードのでる道路ではなく、おそらく止まっていたはずです。

駐車場のなかでの接触事故程度なら、賠償してもしれている大した事故ではなかったはずが、それを誠意をもって処理しなかった代償は大きかったのです。とはいえ、甚大な事故にならなかったことは不幸中の幸いというべきでしょうか。

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