PCデポがITの知識が乏しい高齢者をターゲットに、高額な契約をさせる商法を行っていることが発覚し、またテレビ朝日も取り上げていました。日経ビジネスや東洋経済の抱き合わせ販売までやって契約金を釣り上げるなど、かなり悪質で、こういった商法が表沙汰になるのも時間の問題だったと感じます。きっと高齢者の方だと、上場している会社だから、まさか自分たちを騙す悪徳商法はしないと信用してしまったのでしょう。
「高額請求」で大炎上、PCデポは氷山の一角だ | スマホ・ガジェット | 東洋経済オンライン :
さらに店員が客のクレジットカードを不正使用していることをほのめかす元アルバイトのツィートも見つかってネットが大炎上状態であることはご存知の方も多いとと思います。
「PCデポ」店員が客のクレジットカードを不正利用? 過去に店員が投稿 - ライブドアニュース :
ツイッターで #PCデポ #悪徳で検索すればいろいろな問題がでてきますが、火のないところに煙は立たずで、疑わしい限りです。
悪質な広告をだしていた証拠もネットにはアップされています。
PCデポの広告がヤバい pic.twitter.com/uKcnrm98Q6
— sakamobi (@sakamobi) 2016年8月19日
上場企業だから信用できるという時代はもう終わってしまっているような気がします。オリンパスなどのように巨額の損失を10年以上の長期にわたって隠し続けた不正経理、NHK職員や業務スーパーなどのインサイダー取引といった株取引をめぐる不祥事、また不正な内部取引などの事件も上場企業で起こっています。
事件化していなくとも、根拠もない怪しげなうたい文句の広告や営業を展開し、売れさえすればいいのかと言いたくなるモラルの欠如している上場企業も散見されます。
非上場でも信頼できる企業はいくらでもあるというか、日本は非上場企業が信頼できるから、ビジネス環境がよく、また経済が成り立っているわけで、むしろシャープのみならず、上場企業で病んでいる企業が増えてきたというのが現実です。
さてPCデポは株価が急落し、信用取引停止銘柄になってしまいましたが、まともな営業方法をやって果たして業績維持ができるのでしょうか。業績を見ると、売上高は2013年3月期の514億円から横ばいにもかかわらず、経常利益が9.3億円から43.7億円に一貫して増加してきています。それを支えてきたのが今回問題になったソリューションサービスの売上の伸びで、かなり厳しい局面に入ってくるのでしょう。
上場までもってきたビジネスの着眼点、その後の経営努力は評価されるべきだとしても、業績を上げるために、まともでないビジネスにまで手を染めるというのなら、自ら上場は廃止したほうがいいのではないでしょうか。
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