自民党の谷垣禎一幹事長が、炎上が止まらない舛添都知事について「猛省が必要だ。東京都は日本の首都。そこのトップに立つ者としてはそれなりの居住まいがなければいけない」と批判はされたものの、「国政をやっている私が先走って発言するのは差し控えたい」と控えめな発言でした。舛添都知事降ろしに動いたところで、勝てそうな候補者がいない懐事情ということでしょうか。乙武さんも難しくなりましたしね。

舛添都知事の、セコいとしか言いようが無い経費問題、改革日本の国会議員時代からの資金洗浄かと思える話まで、いろいろ話がでております。そんな些末な問題に時間をかける意味があるのかというホリエモンの主張も正論ともいえるとしても、まるで手品のように、つぎからつぎへと疑惑がでてくれば、マスコミも国民も釘付けになってきます。

ホリエモン、舛添都知事の高額出張批判に「瑣末な問題」「有能な人がアホくさくなる」 (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース :



そんななかで、週刊ポストが橋下徹前大阪市長が都知事選出馬なら首相にとって一石三鳥じゃないかと記事を書いています。橋下さんがお受けになるのかならないのかははかりかねますが、もしお受けになれば、知名度、また地方行政の経験から言っても、たしかに候補者としては強力です。

橋下徹氏が都知事選出馬なら首相にとって一石三鳥の戦略 (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース : 


もう4月の段階で、はやばやと次の都知事候補に橋下徹氏を推薦すると宣言されていた元衆議院議員の方もおられました。

次の都知事候補に橋下徹氏を推薦する : 


しかし、舛添降ろしをやっても先が見えない、また一方では厳しい追求ができなければ、自民党の信頼も失いかねず、まして景気の停滞感が広がってきているなかでは、自民党からも、そんな橋下待望論がでてくるかもしれません。だからもし橋下さんが受ければ、自民党は舛添降ろしに動く動機がでてきます。


擁立できれば、面白いと思いますね。与党と野党の位置取りが難しくなってきたなかで、ある程度は内閣とも一致してはいるものの、地方分権推進で国のカタチを変えようという動きが加速しそうだからです。


地方分権、あるいは地方主権の推進については、訪日外国人旅行者の増加と、インバウンド消費の特需もあり、地方が自らの知恵でパワーアップしていくいい時代の流れが生まれています。また安倍内閣も地方分権には前向きですが、国が推進するだけではまた官僚支配が姿を変えるだけという結果にもなりかねず、地方から権限を奪い取りに行く力が不可欠です。


それにいまだに、保守か、革新かというほとんど意味をなさなくなった尺度ではなく、地方政党が集積する政党として「おおさか維新」が、「維新2・0」として進化していくと政治が、身近になって、面白くなってきそうです。

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