梅の見頃が終わりましたが、もうすぐ本格的な桜のシーズンが始まります。昨年は虫垂炎の緊急手術を受け、退院翌日にあまり体力を要しない花見をと大阪城に行ったのですが、外国からの観光客のあまりの多さに驚いたことが記憶に残っています。まさに「爆花見」の光景がでした。今年はさらに「爆花見」客が増え、さらに各地の桜名所にも広がっていきそうです。
大西 宏のマーケティング・エッセンス : “爆花見”で賑わう大阪城公園

中国網日本語版の記事によると。予約データでは、3−6月の訪日ツアーの予約件数は前年同期比で241%増となっているそうです。内訳はツアー客が75%、個人客が25%で、個人客の予約件数が例年よりも大幅に増加しているとしています。
訪日ツアー、花見で売り切れ続出_中国網_日本語

四季折々の自然、神社仏閣やお城などの文化財、清潔で安全な都市など、日本は幾重にも観光コンテンツが集積され、観光地としての潜在価値に恵まれています。それにもかかわらず、海外からの観光客数やインバウンド消費の規模では、まだまだ「観光途上国」でしかないのではないでしょうか。

また今、好機だと思うのは、地理的に近い韓国とは宿命的に旅行客の争奪戦がおこってきますが、日本に追い風が吹いてきていることです。韓国は昨年、観光客数が1,323万人でしたが、訪日客は1,974万人だったので、7年ぶりに日本が韓国を追い抜いています。

韓国は観光では中国への依存度が高く、全体の45.2%にあたる598万人が中国からの観光客です。昨年の中国からの訪日観光客数は499万人と、まだおよそ100万人の差がありますが、なにせ年々倍々ゲームのようなペースで増えてきているので、今年は中国からの観光客数でも韓国を抜く可能性が高いのではないでしょうか。

頼りにしている中国からの観光客の確保の四苦八苦で、そのために韓国ツアーにはダンピングが起こって、お金を支払って中国人観光客を買う状態すら起こっていることを中央日報が報じています。それは買い物のリベートでもとをとるということになると、さらに旅行客の満足度が低下する悪循環が起こってきます。
韓流観光が「お寒い旅行」に転落…お金払って中国人観光客を買う?(1)  中央日報
韓流観光が「お寒い旅行」に転落…お金払って中国人観光客を買う?(2) 中央日報
韓流観光が「お寒い旅行」に転落…お金払って中国人観光客を買う?(3) 中央日報

日本では、海外からの観光客が急増したために各地でいろいろと混乱が起こっていますが、それもやがて改善されてくるはずです。その適応力が試されるところですが、海外からの観光客が増えることは、国内での日本の自然や文化の価値の再発見や再構築にもつながってくるのではないでしょうか。

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