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丹波篠山といえば、里山風景が楽しめ、また秋は黒豆の枝豆や栗、冬はボタン鍋で観光客で賑わう観光地です。しかし、かつては山陰道の要衝として、現在とは比較にならないほど繁栄していたようです。
篠山は城下町でもあり、篠山城は跡地に大書院だけが再建されていますが、天守閣のない城だったそうで、松平三家八代、青山家六代が城主でした。東京の「青山」や「青山通り」は、この青山家の江戸屋敷があったことに由来した地名です。

城下町としても歴史を感じさせる武家屋敷が残っているだけでなく、農地としても豊かで、さらに農家は冬には丹波杜氏として稼げたたこともあって、立派な蔵のある農家も多く残っています。
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篠山福住 トラットリア アル ラグー

写真のイタリアンレストランは、伝統的建造物群保存地区に指定されている篠山市福住の町並みの中の古民家をリノベーションしたものです。隣の古民家も本格的な補修工事中でした。かつては西京街道の宿場町として栄えていた地域だったそうです。
伝統的建造物群保存地区 福住の町並み散歩|あえてよかった丹波篠山|丹波篠山篠山観光協会

篠山は、そういった古民家をリノベーションしたショップやレストラン、またギャラリーが増えてきていますが、きっとやがては丹波篠山の魅力を深める存在になっていくのだと思います。