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佐野研二郎さんの東京オリンピック・エンブレムの一件で、驚くほどの質やレベルの低下が発覚したデザイン業界ですが、オリンピック東京都ロゴタイプで、また問題を起こしたのですか。ほんとうにシンボルマーク開発に関しては、仕切っている広告代理店が無能なのか、素人にすぎない広告代理店に依頼するほうが馬鹿なのか、”&TOKYO”のデザイン開発で、オリンピックのエンブレム・デザインと同じミスを犯したのですね。凝りないというか、少しは頭を使いなさいよと言いたくなります。
海外メガネブランドの「Plug&See」のロゴタイプとか、ニュージーランドの弁護士事務所「JONES&CO」のロゴタイプがそっくりです。このサイトが詳しいのでリンクを貼っておきます。
オリンピックに向けて1億3千万円かけたロゴ、速攻でパクリが見つかる。デザイナーは五輪エンブレムで炎上した博報堂の永井一史 | netgeek

LOGO-PLUGANDSEE

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しかも驚いたのは、舛添知事いわく「似たようなデザインがあっても&は普遍的な記号で、五輪エンブレムのときとは全く違う話。商標権を申請中だから問題ない」というのは考え方としては成り立つとしても、「普遍的な&の記号をつけた」だけの、いまのコンピュータお絵かきソフトを使えば誰もがつくれる代物にデザイン料が1億3,000万円とは、どういう金銭感覚なのでしょうか。

舛添知事の限界でしょうか。自らに判断能力がないと思ったのなら、プロを雇えよといいたくなります。それともたかがデザインと侮ってしまった結果でしょうか。

またメガネとか、弁護士事務所なら商標で該当する類が違うから問題がないと思われる方もおられるでしょうが、それなりのブランドなら、出版で押さえている可能性もありますが、商標問題よりは、類似デザインを平気で使う、つまりオリジナリティを重視していない体質をさらけ出すことのダメージのほうが大きいと思います。

韓国紙の国民日報が、ネットでのコメントを紹介しながらこの件を揶揄する記事をさっそく書いています。
「日本は以前から盗作が得意な国だからな」
「盗作が日常化している」
「日本は、韓国が盗作の国と言っているが、これが日本の姿だ」
「盗作というより、『同じ』と言いたい」
 東京都の五輪関連ロゴにまたパクリ疑惑=韓国ネット「盗作が日常化している」「こんなロゴに1億3000万円?」


そして、このデザインを制作したのが、あの東京オリンピックエンブレムの八百長コンペと批判されたお仲間たちのひとりで、選考委員の委員長の永井一正氏の息子なのですから、もう呆れ果てます。いつのまにデザインという創造の世界が利権のタライ回しに変わってしまったのでしょう。

それにしても、韓国の新聞とかネットでは騒然としているのに、日本のメディアは、ロゴタイプの発表があったことは伝えても、また類似があったことは伝えておらず、佐野研二郎さんの時と似た展開になってきた感じがします。

オリジナリティやクリエイティビティを軽視する病は、日本の経済を停滞させてきた元凶のひとつだと思うので、ほんとうに情けない話で、舛添知事は仕切り直しをしたほうがいいのじゃないでしょうか。


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