暑中お見舞い申し上げます。それにしても、猛暑が続いていますが、昔はもうすこし過ごしやすかったと感じますが、ほうとうにそうなのか、たんに年齢とともに体力が落ちてそう感じるだけなのかが気になってネットで調べてみました。
いろいろなデータや解説が見つかりましたが、やはり暑さで厳しさを感じるのは、日中の最高気温が35℃を超える猛暑日、また夜になっても最低気温が25℃ より下がらない熱帯夜で、その日数が変わらないのか増えているのかが「暑い夏」「厳しい夏」の尺度としては実感に近いと思います。

気象庁がグラフつきで説明してくれていました。

東京と大阪の猛暑日日数
Tokyo_moushobiOsaka_moushobi
東京と大阪の熱帯夜日数
Tokyo_nettaiyaOsaka_nettaiya

それによると、「地球温暖化で気温が上昇している傾向を反映して、猛暑日や熱帯夜は都市化の影響が小さい観測所でも増加傾向」でだそうですが、「熱帯夜の増加率は、大都市で顕著に大きくなっている」そうで、大都市ほど暑く寝苦しい夜が増えてきているということです。それにグラフを見ると、東京は猛暑日は名古屋、大阪、福岡に比べると少ないのですが、熱帯夜は同じぐらいで、寝苦しさという点では同じです。
気象庁|都市化で猛暑日や熱帯夜は増えているのですか?

やはり暑さが年々厳しくなってきているという実感は間違っていなかったようです。

暑いといえば、若いころに過ごした「暑い京都」を思い出します。もう40年以上も前のことになってしまいました。

当時は市電が京都市内を走っていましたが、当然冷房はなく、夏は窓を開けて風を通すのですが、風の熱気が中途半端ではなく、息苦しく、できるだけ風のあたらない場所に移動したり、ハンカチで風を避けたりしていました。暑いので市電を乗らずに涼しい鴨川沿いを歩いて帰ったこともありました。

また、学生時代に同級生から報酬がいいと教えてもらって、やっていたのが百貨店の配達のバイトです。自転車の荷台にハコを乗せて、そこに荷物を詰め込んで配達をするのですが、自転車そのものも重く、また目一杯荷物を積むのでまさに体力勝負でした。一個幾らという歩合制でやっていたので数をこなす勝負で、荷物を目一杯荷台のハコに積むので、あまりに重いのでスタンドで立てることができず、電柱に立てかけ、ペダルを踏み台にして手を伸ばして上から荷物をとるという芸当もやっていました。

お中元の時期は、稼ぎどきでしたが、暑さも中途半端ではなく、それこそ体育会の合宿みたいなつらさもありました。今はそんな真似はできないし、歩くだけでも熱中症になってしまいそうです。
みなさまも、くれぐれもご自愛ください。