大阪市はもう活力を失って久しいのですが、魅力は適度な規模の地方都市の住み心地に浸ることができることでしょうか。もうすっかり衰退マインドも定着し、自民党と共産党が、なんらの将来構想も示せないままに、都構想反対で共闘する摩訶不思議な都市になりました
県民経済計算に大阪市の市内総生産のデータがありますが、その推移を見ても、大阪市の経済の衰退に歯止めがかかっていないことがわかります。
大阪市
しかも他の政令都市と、昭和50年度(1975年度)を100とした平成20年までの市内総生産(名目)を比較したグラフが大阪府の資料のなかにありましたが、大阪市の経済の不振ぶりが痛々しく感じます。
■政令都市の市内総生産推移比較
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人口でも、大阪市は戦後から1960年代半ばまでは人口が増加しつづけ経済も勢いがありました。しかし1950年の316万人をピークに、経済の停滞を反映して、人口減少が始まります。なんと戦前の人口がピークだった325万人にすら到達できなかったのです。

2005年から再びゆるやかな人口増となったとはいえ、傾向としては横ばい状態になっています。同じ政令都市の横浜市と比べてもその差は歴然としています。1980年に横浜市に人口で抜かれて以降、差が広がるままです。
大阪市人口
人口・面積・人口密度より作成

ところで、経済がグローバル化するにつれ、ますます都市間競争の時代となってきていますが、その競争力のひとつの指標となる世界の大都市の人口規模はどれぐらいなのでしょうか。都市規模の大きさが経済活動、人材、情報などの吸引力ともなってきます。

国連がまとめた2014年の都市人口ランキングでは、世界一は東京都で3,783万人です。流石です。2位がインドのデリーで2,495万人、3位が上海で2,299万人です。北京は8位で1,952万人、続いてニューヨークが1,859万人です。パリは25位で1,180万人、ロンドンは27位で1,147万人です。300万人を切っているような都市は、世界のなかで、ほんの小さな都市に過ぎません。そして日本の都市で70位以内にはいっているのは唯一東京だけです。日本は、世界第三位の経済規模があるにもかかわらず、世界の大都市に匹敵する規模の都市が東京ひとつしかないというのもまことに異質な国です。世界一だからいいのでしょうか。
World Urbanization Prospects(PDF資料)

大阪の都構想に賛成でも、反対でも意見はいろいろあっていいのですが、反対するなら大阪はこのまま衰退していくのがいいとでも宣言するのか、そうでなければなんらかの都構想に対する対案を示すべきでしょうね。


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