昨年夏の再現のように、この春の大会でも、大阪桐蔭との準決勝対決となった敦賀気比ですが、6番の松本外野手が大会史上初の2打席連続満塁本塁打を放ち、11対0の大差で圧勝する結果となりました。昨年の夏の優勝に続く春の甲子園制覇をめざす、いわば王者を倒す快挙です。
それで興奮したのが地元の福井テレビ記者。試合後に、本部のスタッフが取材中止を求めたにもかかわらず、取材時間が終了した後も三塁側アルプススタンドで取材を続けたというのです。
その代償が大きく、当然取材章を取り上げられ、来年の大会では同社に取材章を発行しないとか。せっかく37年ぶりの決勝進出なのに、その試合を取材できないとは逃したものが大きく、ご本人もさぞかしがっかりでしょう。
選抜高校野球、福井テレビ記者が取材違反 試合後取材で:朝日新聞デジタル

決勝は、浦和学院に競り勝った東海大四とまもなくプレイボールです。春の選抜で、北海道とは珍しいと思うと、第35回大会の北海以来52年ぶりだそうです。それにしても高校野球に関しては、昨今は東北なども強くなり、雪のハンディ、地方のハンディがなくなってきたように感じます。これも情報化の影響でしょうか。指導者や選手マーケットの全国化の結果でしょうか。

さて北海道対福井となると、「豚丼」対「ソースカツ丼」のB級グルメ対決も気になるところですが、両校にエールを送りたいと思います。