春節の連休で、中国や韓国などのアジアから訪日外国人が殺到し、2月は訪日外客数が昨年よりも57.6%も増加し、単月として、過去最高の139万人を記録しました。韓国は、どうもそんな日本観光ブームの煽りを食ったようで、昨年11月から今年2月までの4カ月連続で、日本の外国人観光客数が韓国を上回り、7年ぶりに日韓逆転が起こったことを朝鮮日報が伝えています。
韓国の外国人観光客数、7年ぶりに日本に逆転許す | 朝鮮日報
2009年に外国人観光客数で日本を抜き、昨年も1400万人と過去最高を記録した韓国ですが、どうも異変は昨年の冬から起こったようです。昨年11月に外国人観光客数で日本に抜かれ、春節のあった2月でも、日本が139万人だったのに対して韓国は105万人に留まっています。朝鮮日報が掲載したグラフを見ると、日本と韓国で、外国人観光客数の勢いで、差が歴然としてきていることがよくわかります。

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※図は朝鮮日報より

韓国は中国からの観光客が昨年は612万7千人ともっとも多く、外国人観光客全体の4割強を占めています。かなり中国頼みといえます。
しかし、中国からの観光客数が急増する春節の2月に、日本にはその中国から昨年の2月の2.6倍の36万人が殺到していたので、中国からの観光客の一部を日本に奪われ始めているのではないかと思われます。

しかも、韓国から訪日する観光客は増加してきているのに対して、日本から訪韓する観光客は激減してきています。昨年は、韓国から訪日する観光客は276万人でしたが、日本から韓国に訪れる観光客は、228万人となり、今年は180万人程度しか見込めない状態だそうです。
結果、中国観光客への依存度が高まっていた韓国ですが、その中国人観光客の足も日本に向いてきたとなると韓国の観光産業にとってはかなり厳しい状況になってきそうです。

日本人観光客の韓国離れは、執拗な反日政策を行ってきたツケです。過去の歴史解釈で競い合うよりは、観光で互いの魅力を競いあったほうが、韓国にとっても、はるかにいい結果を生むはずですが、今後朴槿恵大統領はこの現実にどう向き合うのでしょうか。
訪韓日本人が12年ぶり低水準、明洞は中国人頼みに・・韓国ネット「なんか悲しい」「日本人を観察してみたら...」 Yahoo! news

さて4月は、お花見のシーズンです。花見といえばやはり日本に注目が集まります。中国でも日本の花見ツアーの人気が高く、「日本の駐上海総領事館では中国人に発給する訪日査証(ビザ)の用紙が足りず、代替の紙で対応している状況だ」と中国メディアが伝えています。
「お花見に行くぞ!」中国で日本旅行大人気 上海では“訪日ビザの用紙”足りずFOCUS-ASIA.COM -

しかも韓国でも日本の花見ツアーに人気が殺到しているとかで、この春のお花見スポットには、韓国や中国からの観光客の姿がかなり増えそうです。また「爆買い」で救われる百貨店もきっとでてくるのでしょう。


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