いよいよ今年の3月か4月に発売されるといわれているアップルウォッチですが、アップルはずいぶん強気のようです。こちらの記事経由ですが、ウォール・ストリート・ジャーナルが、当初の生産台数が500万〜600万台になると伝えています。
Apple Watchの生産台数、競合機を大きく上回る 1〜3月期500万台以上、初代iPadと同水準に:JBpress(日本ビジネスプレス
市場調査会社Canalysが発表していたつい最近のニュースリリースによると、昨年1年のウェアラブル端末の出荷台数合計が460万台で、アンドロイドウェアを搭載した端末は、モトローラ、サムスン、LG、ソニーなどのプレイヤーが揃ったにもかかわらず72万台程度に終わったことからすれば、ずいぶん強気の販売を見込んでいることになります。さて吉とでるのか、凶と出るのか。面白くなってきました。
Over 720,000 Android Wear devices shipped in 2014 | Canalys(英文)
アップルウォッチは、汎用的な健康・フィットネス機能やiPhoneと連動した補助機能は当然備わっているのでしょうが、驚くような新しい切り口はあまり期待できそうにありません。
海外で自動的に現地での時間表示に変わるとか、非接触型の充電が可能といった点をアピールし、正確な時間管理で生活をサポートする、新たな章の始まりだとティム・クックCEOは主張していますが、主な機能はこちらにまとめられているのでご参照ください。
Apple Watchって何ができるの?主な機能を調べてみました | 【いいね!】Apple製品@iPhoneやMac中心の日々

確かに微笑ましく、かわいいと評価されそうな機能もあるとしても、これまでのアンドロイドウェア端末ともっとも大きな違いは、2サイズで3つのタイプ、さらに色違いなどでバリエーションが極めて多く、アクセサリーとして通じそうなデザインや質感を持っていることだと思います。ゴールド大好きな中国の富裕層には受けそうな感じのものまで揃っています。
富裕層向け?Apple Watchゴールドモデルは約50万円もするらしい : ギズモード・ジャパン

アップルウォッチは、たんに新しい機能をもったウェアラブル端末というだけでなく、身に付けるアクセサリーとしての美しさや魅力を追求している点がもっとも大きな違いになっています。

一昨年に、バーバリーのCEOとして、バーバリーのデジタル革命をもたらし、大成功させたアンジェラ・アーレンツ女史をアップルの副社長として招聘する大物のヘッド・ハンティングを行ったことでも、アップルウォッチを、ウェアラブル端末の機能価値だけでなく、ファッション・アイテムとしても勝負できるものにしようとしていたのではないでしょうか。
バーバリーから移籍したアーレンツ女史は、アップルを変えるか

ただデザインや質感での競争となると、伝統的な時計メーカーや、アパレルブランドとの競争も始まり、時計としても、どれだけ共感や支持を得れるかが鍵になってきます。逆に言えば、時計メーカーにとって、ついに脅威となる存在が現れるということだと思います。

アップルウォッチが成功すれば、機能による競争だけではない時代が来ていることがより鮮明になってくるのだと思います。しかも成功すればアップルがお得意の顧客囲い込みの仕掛けとして、医療施設などと連携した健康管理のネットワークの拡張にチャレンジしてくるのではないでしょうか。


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