燃料電池車を普及させるためにも、水素供給ステーションのインフラ整備が促すためにも、トヨタ単独では荷が重いために、トヨタは特許を無償提供することを発表し、他社にこの開発レースへの参加を促しています。そんなさなか、ホンダが
米デトロイトでの北米国際自動車ショーにコンセプトカーを発表し、当初よりは遅れたものの、16年3月から日本で発売することを発表しています。来年にはトヨタのMIRAIに加えて、2車種が登場することになります。
実は、もう一社、燃料電池車には現代起亜自動車も参戦していて、韓国メディアのなかには、「現代が市場を占有する中、日本メーカーが価格攻勢で猛追撃」といった報道や、「トヨタが“水素自動車韓日戦”の火ぶたを切った」といった取り上げ方をしていたようです。
とはいえ、販売台数が世界で200台弱で、価格が1億5000万ウォン(約1590万円)では市場占有とはいえず、韓国メディアの特徴がよくあらわれています。過度なナショナリズムはよくありません。韓国のネットユーザーも白けてしまっているようです。韓国メディア以外ではあまり話題として取り上げられていないようです。
現代起亜車、水素燃料電池車の量産体制築く…ベンツ・トヨタより1年も早く | 中央日報
現代自動車を日本メーカーが猛追・・“水素自動車韓日戦”報道に韓国ネット「日本に笑われる」「冷静に言って車を作る技術は…」 - エキサイトニュース(1/2)

面白くなってきたのは、ホンダも加わる燃料電池車(FCV)と電気自動車(EV)で、いよいよ次世代エコカーのカテゴリー間競争が始まることです。電気自動車もGMがデトロイトショーで電気自動車「シボレーBolt」のコンセプトカーを出展し、まだ生産計画はないようですが、本格的な参入を伺わせています。
米GM、コンセプトEV「Bolt」を公開=北米自動車ショー | Reuters

電気自動車は、販売台数では日産、ビジネス化ではテスラ社が先行し、市場をリードしていますが、まだまだ夜明け前という状態で、この電気自動車対燃料電池車の普及競争の行方がわかりません。

日産のゴーン社長も、日産の電気自動車の「リーフ」を刷新する計画を明らかにし、意欲をのぞかせていますが、詳細は発表されておらず、まだまだ改良へのハードルの高さを感じさせます。
テスラ社のイーロン・マスクCEOは、引火しやすいうえに、水素の貯蔵や管理の難しさを理由に、燃料電池車(FCV)について「極めてばかげている」、「解決は難しく、極めて非効率で、理に合わない」と批判し、電気自動車対燃料電池車がの戦闘をヒートアップさせてくれたようです。
テスラ:CEO「水素の燃料電池車、極めてばかげている」 - 毎日新聞

次世代エコカーの主導権をめぐる競争が、技術の進化を促すいい事例になってくれるものと期待しますが、電気自動車も含め、まだまだ市場ができていない状態のなかでの先行レースです。いずれも研究開発には膨大な投資が必要なので、自動車業界の連携、再編を促すことにもなってくるのでしょう。

いや次世代エコカー主導権争奪戦の間隙をぬって、実利をとるのは、この競争の舞台に乗れず、クリーンディーゼル車で勝負を賭けているマツダとか、クロスオーバーSUVと4WDで独自性を発揮している富士重工とかの中堅どころなのかもしれず、それも含めて楽しくウォッチできそうです。

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