アップルがスマートウォッチをまもなく発表するといわれていますが、ウェアラブル端末は、メガネ、スマートウォッチ、リストバンドなどに加え、東レとNTTグループが共同開発し、発表した「hitoe(ヒトエ)やラルフローレンの「Polo Tech」など、生体情報を計測する「着る」ウェアラブル端末も登場し、いよいよウェアラブル端末は、多種多様な競技が競い合う「アリーナ(競技場)」化してきたように感じます。
生体情報を計測、"着る"ウエアラブルが登場ー東レとNTTグループが共同開発
ラルフローレンの「着る」ウェアラブルデヴァイス(動画あり) ≪ WIRED.jp
生体情報を計測、"着る"ウエアラブルが登場ー東レとNTTグループが共同開発
ラルフローレンの「着る」ウェアラブルデヴァイス(動画あり) ≪ WIRED.jp
スマートウォッチを含めたウェアラブル端末がどのように広がっていくのかが楽しみになってきていますが、まだ市場がブレークしたという感じではありません。スマートウォッチではサムスンが、ポスト・スマートフォン市場を切り開く切り札として、ずいぶん力をいれていますが、このスマートウォッチに限っても、時計メーカーをはじめとして参入が相次いでいるので予断は許せません。
2014年の第1四半期の出荷台数でサムスンが70%の圧倒的なシェアを獲得したと伝えられています。しかし別の調査会社は、同時期のスマートウォッチ市場ではPebbleが首位にたったとしています。まだそれほど確固たる市場にはなっておらず、まともな統計もでない状態にすぎないということでしょう。
Pebble Smartwatch | Smartwatch for iPhone & Android
それよりも、どうもスマートウォッチよりも、ウェアラブルバンド市場のほうが今は伸びてきているようです。以前にNIKEのFuelBandを紹介したことがありますが、そちらのほうは失速気味で、今はfitbitに首位の座を譲ってしまったようです。
FitbitR公式サイト:Flex、One、および Zip ワイヤレス活動量計・睡眠計
ウェアラブル端末は、スマートフォンの補助的な役割をするスマートウォッチや、活動量を計測したり、生体情報を計測するヘルス分野、グーグルの近未来的グラスだけでなく、さらに医療分野やセキュリティ分野、また産業用途など、さまざまな
用途が広がってくるでしょうが、ひとつ言えることは、これまでのエレクトロニクス産業が培ってきた「勝利の方程式」が通じるとは限りません。
それがサムスンやソニーのスマートウォッチが魅力を感じさせない大きな理由だと思えます。残念ながら、正直言ってダサいのです。人によって感じ方は異なるでしょうが、下手をすると、なにそれ、嬉しそうに、センス悪いと言われてしまいそうな危うさを感じます。
しかも、「GALAXY Gear」の出荷台数ですら全世界で50万台に過ぎなかったことは、ポスト・スマートフォンの切り札として据えてしまったサムスンの戦略ミスではないでしょうか。
アップルはどうでしょうか。どんなものが飛び出すかはわかりませんが、バーバリーを負け組から成功に導いたアーレンツ女史をはじめ、イヴ・サンローランのCEOポール・デネブ氏など、まるでファッション業界に進出するのかと思わせるような人材をスカウトしてきており、ITの世界とは異質な人材を加えてきましたが、その結果が見ものです。
大西 宏のマーケティング・エッセンス : バーバリーから移籍したアーレンツ女史は、アップルを変えるか
Appleが高級ファッションのイヴ・サンローランからCEOを引き抜く,彼が担当する“特別プロジェクト”とは? - TechCrunch
こういったことは、ITが広がり、こなれていく過程で当然起こってくることかもしれませんが、身体がインターネットでつながるウェアラブル端末、モノがインターネットでつながるIOT(Internet of Things)がさらに掛け合わされ広がっていく中で、「人の感性」にやさしいことの重要性が増してきそうです。
通信対応のヘルスケア製品を扱うフランスの Withingsから、宅内の環境変化を検知できる見守りカメラ Withings Homeが発表されていますが、そのデザインもそんなトレンドを物語っているようです。しかも、それは本来は日本のデザインが得意とする分野ではないでしょうか。
見守りカメラ + 環境センサー Withings Home 発売。赤ん坊の泣き声、VOC検知など宅内環境センシング - Engadget Japanese
2014年の第1四半期の出荷台数でサムスンが70%の圧倒的なシェアを獲得したと伝えられています。しかし別の調査会社は、同時期のスマートウォッチ市場ではPebbleが首位にたったとしています。まだそれほど確固たる市場にはなっておらず、まともな統計もでない状態にすぎないということでしょう。
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それよりも、どうもスマートウォッチよりも、ウェアラブルバンド市場のほうが今は伸びてきているようです。以前にNIKEのFuelBandを紹介したことがありますが、そちらのほうは失速気味で、今はfitbitに首位の座を譲ってしまったようです。
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ウェアラブル端末は、スマートフォンの補助的な役割をするスマートウォッチや、活動量を計測したり、生体情報を計測するヘルス分野、グーグルの近未来的グラスだけでなく、さらに医療分野やセキュリティ分野、また産業用途など、さまざまな
用途が広がってくるでしょうが、ひとつ言えることは、これまでのエレクトロニクス産業が培ってきた「勝利の方程式」が通じるとは限りません。
それがサムスンやソニーのスマートウォッチが魅力を感じさせない大きな理由だと思えます。残念ながら、正直言ってダサいのです。人によって感じ方は異なるでしょうが、下手をすると、なにそれ、嬉しそうに、センス悪いと言われてしまいそうな危うさを感じます。
しかも、「GALAXY Gear」の出荷台数ですら全世界で50万台に過ぎなかったことは、ポスト・スマートフォンの切り札として据えてしまったサムスンの戦略ミスではないでしょうか。
アップルはどうでしょうか。どんなものが飛び出すかはわかりませんが、バーバリーを負け組から成功に導いたアーレンツ女史をはじめ、イヴ・サンローランのCEOポール・デネブ氏など、まるでファッション業界に進出するのかと思わせるような人材をスカウトしてきており、ITの世界とは異質な人材を加えてきましたが、その結果が見ものです。
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