hanabi01丸く赤い火の塊ができ、そこからいくつもの小さな火花が飛び散っていく線香花火は夏の風物詩です。じっと持って燃え尽きるまでの変化が楽しみです。しかし昨今は、すぐに燃え尽きてしまうようになったと感じていました。しかしそれは理由があったのです。安い中国産の線香花火がはいってくるようになって、国産の線香花火が消えていってしまった結果でした。
大阪の松屋町というところは、人形やおもちゃの専門店が並んでいるところですが、夏場には花火専門のお店になるところがあります。そこに行って、店員さんに線香花火のオススメを聞いてみると、国産の線香花火でした。かろうじて生き延びた国産の線香花火にリピート客が増えててきているそうです。

薦められ買い求めたのが、筒井時正玩具花火製造所の「スボ手牡丹」という線香花火で、15本で350円でした。線香花火には藁をつかった関西式と、紙のこよりの関東式のものがありますが子どもの頃に馴染んでいた藁のものを選びました。
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筒井時正玩具花火製造所:東西の線香花火:

実際に中国産と違いがあるのかと楽しみにして昨夜やってみましたが、その違いに驚きました。子どもの頃と同じで、長い間微妙な変化が楽しめる線香花火でした。
まさに「国産の力」を体験させてもらったのです。

「国産の力」がこういった手仕事に追いやられるのも残念ですが、しかし、それも大切なことで。言いかえれば「文化の力」なのかもしれません。

購入した「筒井時正玩具花火製造所」のおしゃれなホームページを見ると、ブランド化への努力が感じられ、驚いたのはその販売店リストです。実際に購入したのは花火の専門店でしたが、リストに載っているのはアパレルや雑貨店で、全く違う業種です。アマゾンでも購入できます。
筒井時正玩具花火製造所:主な取扱店

つまり付加価値を感じる売り方、ブランド化も追求しているということでしょう。これは「マーケティングの力」かもしれません。

いずれにしても、ぜひ国産花火の力をこの夏に体験してみてはいかがでしょうか。