大阪のエキスポランド跡地が来年の秋に、新しい大阪のランドマークとして生まれ変わります。USJのハリーポッターエリアにつづいての新名所の誕生となり、長期的に下降線をたどりつづけてきた大阪にとっては明るい材料となります。
エキスポランド跡地は、立地の良さを生かして、アウトレットモールにすればいいと書いたのがもう6年前のことになりますが、2011年に跡地利用のコンペを大阪府が実施し、アウトレットモール開発で実績のある三井不動産が選定されたときに、どんなプランなのかと楽しみにしていました。結構面白そうです。
 エキスポランド跡地はアウトレットモールにでもしたらいい

発表された概要を見ると、大型商業施設だけでなく、海遊館が手掛ける新しいタイプの水族館を始め、日本最大級の観覧車、巨大スクリーンを設置したシネマコンプレックスなどのエンターテインメントエリアも充実したものになり、さらに英語も学べると国際色豊かになるのかもしれません。
大阪「エキスポランド」跡地の大型複合施設に水族館や遊びながら英語を学べる"エデュテイメント"施設

この跡地だけでなく、万博エリアには、緑豊かな自然文化園や、日本庭園、さらに他にはなく、ぜひ一度は訪問していただきたい国立民族学博物館などがあり、ほんとうに多様性に富んだ一帯になってきます。

大阪の再生はたんに大阪だけの問題ではなく、日本にとっても極めて重要です。東京への一極集中は健全でなく、やがて日本の競争力をも削ぐことになってしまいます。グローバルな都市間競争に勝てる2極、3極とコアとなる都市圏をもつことが日本経済のパワーアップになってくるのですが、魅力あるランドマークが増えることで、「人が集まる大阪」の実現に拍車をかけることになってくれればと願うばかりです。

しかし大阪も地方議会が情けない状態になってしまっています。大阪都構想に賛成でも反対でも意見の違いがあっていいのですが、自公は都構想の是非を判断するのは、自公の地方議員ではなく、市民や府民だということを忘れてしまっています。
法定協議会でいたずらに引き伸ばし作戦にでて、住民にその設計図を提示することすら妨害するだけで、なんら魅力ある対案を提示できない自公が、総務大臣に告げ口に走ったというのでは、小学生以下というか、小学生未満と批判されてもしかたありません。
時事ドットコム:野党外した協議会「正常でない」=大阪都構想で自民府議らに−新藤総務相

全国、また海外から「人が集まる大阪」の実現、日本の第2極を担える大阪の創造にむけて、都構想を潰す抵抗勢力としてではなく、感動するような魅力ある対案を示してもらいたいものです。


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