マクドナルドの4月の売上げデータが発表され、あいかわらず客数減から抜け出せない状況が続いています。しかし、大躍進とはいかないまでも、業績回復の気配を感じます。月次セールスレポートにも、その兆しについてのコメントがありました。
4月の全店売上高は対前年比-4.0%、既存店売上高は対前年比-3.4%となりました。中旬以降は、消費増税の影響が前半に比べ弱まったことに加え、キッズ&ファミリーにフォーカスした商品がご好評をいただいたこと等により既存店売上高は対前年比でプラスとなりました。
Welcome to McDonald's Holdings Japan

なぜまだ結果がでていないのに・・・と思われる人も多いとは思います。とはいえ、結果がでてから書くと、後出しジャンケンとなってしまいかねないということもありますが、迷走にも見える新メニュー攻勢を行なってきているカサノバ新社長の経営スタイルは、現代においては、案外もっとも早く的に近づいていく正攻法ではないかと感じるからです。

「よく狙え、そして撃て」と「撃て、狙え」では、前者は省エネ経営かもしれませんが、狙っているうちに時が過ぎ、撃った時にはもう的はそこにないということもよくあることです。後者は荒っぽいと感じるかもしれませんが、変化が急で、先が見えず、消費者がどう反応するかの予測も難しい時代には、ビジネスは動いてなんぼで、失敗が多いほど学べることも多く、正解にたどり着けるということにもなってきます。

いきなり大ヒットを飛ばすといっても、それは机上の空論に終わりかねず、手を打ち続け、組織が動いている限りは、状況が厳しくとも、組織のエネルギーは保て、しかもなにがしかの課題も見えてきます。

マクドナルドの「平成26年度12月期事業計画」を見ると、独自性の強化として、「キッズ&ファミリー&ホスピタリティ」、「ホット&フレッシュブレックファスト」、「バリュー(お得感)」の3つの柱が掲げられています。
「平成26年度12月期事業計画」(PDF)

正解だと感じるのは2点あります。ひとつは、マクドナルドが、ようやく子どもとファミリー路線の強化に乗り出そうとしていることです。もうひとつは、朝食メニューの強化で、こちらは、従来の朝食メニューのイメージを変える「ビッグブレックファースト」を投入してきました。ゆったりと楽しむ、新しい「朝食体験」の提供です。ある意味で吉野家の「ごゆっくり」にも通じるのではないでしょうか。

案外、このふたつの戦略の共通項は「店内体験」を変えるということですが、その掛け算によって、案外面白い展開が生まれてくるのではないでしょうか。コンビニでは得られないメニュー、また体験を提供することこそ、マクドナルド復活のシナリオになってくるのではないかと思います。

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