紳士服のAOKIが新社会人を狙った詐欺商法疑惑で炎上しています。今春大学に進学する学生を対象に、《フレッシャーズ限定 スーツも揃う》と「19,000円」の5点セットの案内ハガキがきたものの、実際に店に訪れ、購入しようとすると、請求金額が2倍以上の「43,640円」だったというのです。
店側がこの目玉のセットは土日祝限定で各日5セットしかないということだったのですが、このお客さんの父親がニュースサイト「HUNTER」の記者で、問い詰めたところ、セットは実際には売られていなかったか、限定数量分も売れていなかったにもかかわらず、売り切れたとして価格の高い商品を売りつけたことが発覚したようです。
顛末はニュースサイト「HUNTER」にAOKI側とのやりとりも含めて詳細に書かれています。
紳士服「AOKI」の詐欺商法発覚
 AOKI 詐欺行為発覚の顛末

事実だとすると、AOKIは詐欺まがいのプロモーションを行ったことになります。検索しても、一般紙がこの問題を取り上げておらず、またAOKIのサイトに行ってもなんの説明もありません。たまたまの事例で、しかも取り上げているのがネットのニュースサイトの記事なので、たかをくくって、たんなるクレーマー扱いにして、経過を見ているということでしょうか。下手なことを発表して、炎上にさらに油を注ぐよりは、ダンマリを決め込んだほうが得策としたのかもしれません。

しかし、どうしても一件の重大な事故や災害の背景には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハットがあるとするハインリッヒの法則を想起してしまうのが人情です。問題はAOKIの企業体質のなかに潜んでいるのではないかと疑ってしまいます。

食品偽装が相次ぎ、企業の倫理、企業の信頼が問われてきたという社会の流れもあって、なにか釈然としません。疑いがあれば、できるだけ迅速にその疑いを晴らすというのが、筋だと思うのですが、AOKI側はどういった対応をしてくるのでしょうか。どのようなビジネスであってもビジネスは正直であって欲しいものです。