北海道や東北などからすれば、ほんの少しの積雪で交通が麻痺するというのは考えられないことでしょうが、雪に備えがないのが関東や関西で、鉄道は徐行運転にはいり、高速は閉鎖、あげくのはては、車が滑って側道の溝に落ちる、ぶつかり合う騒ぎになってしまいます。
「西〜東日本の広範囲で雪、交通機関に乱れも」 News i - TBSの動画ニュースサイト
「西〜東日本の広範囲で雪、交通機関に乱れも」 News i - TBSの動画ニュースサイト
しかも慣れないせいで、考えが甘いというか、おいおい、冬用タイヤを装着していないのに雪が積もった坂道は通るなと言いたくなるほど、滑って登れない、怖くて下れなく、立ちはだかって道路を塞いでしまうのはほんとうに困ります。
無難そうな道を選んで、回り道したらどうなんでしょうか。そういった障害をすり抜けながら、無事車でオフィスに着いたわけですが、周りが静かで落ち着きます。
そんな天候悪化による交通麻痺のように、アップルのティム・クックCEOが先発予告した「新カテゴリー」が「アップルTV」だとすると、風向きが怪しくなってきているようです。
アップルが米国のケーブルテレビ会社タイム・ワーナー・ケーブルや他の提携先候補と交渉しており、数ヶ月以内に新「アップルTV」発売かというニュースが流れたばかりでしたが、ウォール・ストリート・ジャーナルは、番組放映権をアップルが握るのではなく、ケーブルテレビ会社に頼る方向で、かなり後退したものになりそうだとしています。
新型「TV」でTWCと交渉 アップル、年内発売に向け準備 - SankeiBiz(サンケイビズ)
アップル、テレビ計画を縮小か - WSJ.com
もしそうなら、従来のストリーミング配信、オンデマンド配信などと変わらないものとなり、アップルTVは、ただの低価格の「箱」に終わってしまうのでしょうか。
それでは、電子書籍でアマゾンに勝てなかったように、この分野でもネットフリックスなどの先発組には勝てそうにありません。 この世界はコンテンツを握ることがいかにビジネスで優位かを感じさせますが、ますます、「テレビ」を「テレビでないテレビ」に変身させる新しい魔法のような切り口をアップルが隠し持っているのかどうかに関心は移っていきます。
テレビ産業は、いくら4Kだと騒いでも、しょせん「テレビ」では、価格下落が止まらないコモディティ産業になっていきますが、先進国のテレビ産業の再生は「テレビでないテレビ」の新しい価値を創造できるかどうかにかかっています。
目標の基準は明確ですが、それを実現するためには「新しいコンセプト」「新しいプラットフォーム」「新しいビジネス・モデル」「新しいコンテンツあるいはコンテンツの新しい活用方法」が必要になってきます。アップルが足踏みしている間に、どこかのジャパン・ブランドから、そんな「リ・インベンション(再発明)」なり、「イノベーション」を起こすところが出てきてほしいものです。
「新しいコンセプト」や「新しいプラットフォーム」、「新しいビジネス・モデル」は企業の創造性の問題としても、少なくとも政府は、「新しいコンテンツあるいはコンテンツの新しい活用方法」が生まれる環境づくりはできます。
著作権などの規制を緩和し、自由にコンテンツを扱える法案一本を通せば、状況を大きく変える可能性も広がってくるはずです。安倍内閣は、放送局や作家のみなさまをなだめすかし、ここはお国のためとばかりに、うまくやっていただければと願うばかりです。
それにしても、もうそろそろ見事なというか、まともな成長戦略を示さないと、安倍内閣も国内外から賞味期限切れのレッテルを貼られてしまい、雪の上を普通のタイヤで走行するように迷走してしまいそうです。
無難そうな道を選んで、回り道したらどうなんでしょうか。そういった障害をすり抜けながら、無事車でオフィスに着いたわけですが、周りが静かで落ち着きます。
そんな天候悪化による交通麻痺のように、アップルのティム・クックCEOが先発予告した「新カテゴリー」が「アップルTV」だとすると、風向きが怪しくなってきているようです。
アップルが米国のケーブルテレビ会社タイム・ワーナー・ケーブルや他の提携先候補と交渉しており、数ヶ月以内に新「アップルTV」発売かというニュースが流れたばかりでしたが、ウォール・ストリート・ジャーナルは、番組放映権をアップルが握るのではなく、ケーブルテレビ会社に頼る方向で、かなり後退したものになりそうだとしています。
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もしそうなら、従来のストリーミング配信、オンデマンド配信などと変わらないものとなり、アップルTVは、ただの低価格の「箱」に終わってしまうのでしょうか。
それでは、電子書籍でアマゾンに勝てなかったように、この分野でもネットフリックスなどの先発組には勝てそうにありません。 この世界はコンテンツを握ることがいかにビジネスで優位かを感じさせますが、ますます、「テレビ」を「テレビでないテレビ」に変身させる新しい魔法のような切り口をアップルが隠し持っているのかどうかに関心は移っていきます。
テレビ産業は、いくら4Kだと騒いでも、しょせん「テレビ」では、価格下落が止まらないコモディティ産業になっていきますが、先進国のテレビ産業の再生は「テレビでないテレビ」の新しい価値を創造できるかどうかにかかっています。
目標の基準は明確ですが、それを実現するためには「新しいコンセプト」「新しいプラットフォーム」「新しいビジネス・モデル」「新しいコンテンツあるいはコンテンツの新しい活用方法」が必要になってきます。アップルが足踏みしている間に、どこかのジャパン・ブランドから、そんな「リ・インベンション(再発明)」なり、「イノベーション」を起こすところが出てきてほしいものです。
「新しいコンセプト」や「新しいプラットフォーム」、「新しいビジネス・モデル」は企業の創造性の問題としても、少なくとも政府は、「新しいコンテンツあるいはコンテンツの新しい活用方法」が生まれる環境づくりはできます。
著作権などの規制を緩和し、自由にコンテンツを扱える法案一本を通せば、状況を大きく変える可能性も広がってくるはずです。安倍内閣は、放送局や作家のみなさまをなだめすかし、ここはお国のためとばかりに、うまくやっていただければと願うばかりです。
それにしても、もうそろそろ見事なというか、まともな成長戦略を示さないと、安倍内閣も国内外から賞味期限切れのレッテルを貼られてしまい、雪の上を普通のタイヤで走行するように迷走してしまいそうです。
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