関西ローカル局テレビ大阪の『たかじんNOマネー』で面白いハプニングが起こりました。
昨日の橋下市長が登場したやかじんNOマネーは、テレビがお笑いタレントやいいかげんなコメンテーターを登場させ、世論を誘導しようとするカラクリが橋下市長の繰り出す機関銃のまえに破綻した瞬間でした。水道橋博士とかいうお笑いタレントが、橋下市長に詰問され、窮地に追い込まれ、なんと番組途中でこそこそ退場してしまったのです。

自説を「専門家がみんな言ってる」と答え、 橋下市長の「専門家って誰ですか?」という質問に、「いっぱい言ってるよ!」と逃げ、 さらに「誰ですか?」とたたみかける質問に小声で、「小林よしのり」と小声で答えたところは、やはりお笑いタレントです。

しかしさらに説明を求められて、「ただのタレントなのに何も言えるわけないじゃないですか」 とちゃぶ台返ししたのは、ネタにもならないジョークで、さらに舞台から降りるとはタレント魂すら失ってしまったのではないでしょうか。

それでもなかには水道橋博士を支持する、思い込みの激しい人たちがいるのも困ったものですが、番組後に互いに大人の態度でツイッターで謝罪し、ことは収まったようです。ただ、ジャーナリストの大谷明宏さんは受け答えがしどろもどろでイメージダウンが激しかったのも気の毒でした。

橋下市長のいないところで橋下批判が繰り出され、番組を見ていた視聴者アンケートでおよそ8割が橋下市長を支持したことを受けて、橋下市長ご本人が登場した番組でしたが、今回に限らず、本人のいないところで批判したり悪口をいう番組が多すぎます。

たとえば、異次元の金融緩和については賛否両論があるにもかかわらず、ほとんどの番組が、金融緩和を強く推すリフレ派の人たちを登場させ、経済学者はすべて金融緩和を支持しているかのような発言ばかりが取り上げられ、それに反対する人たちをまるで戦犯扱いするような発言が目立っていました。放送局の巨大掲示板化、あるいはかつての戦時中のマスコミとイメージが重なる危険性を感じます。さすがにこの間の株価の乱高下で少し変化がでてきたようですが。

また、お笑いタレントやあたりさわりのないコメンテーターを使って、きっとこういえば局からも覚えめでたく、大向うからにも受けるという発言をさせる放送局の隠微な世論操作が常態化してきているように感じますが、もうやめてもらいたいのです。反論できないところで批判だけを流すのは卑怯というものです。

決めるのは放送局ではなく、あくまで国民であり、国民が判断するためにの参考情報を提供するのがジャーナリズムではないかと思う次第です。

SFAによる顧客管理ならアクションコックピット

SFAによる顧客管理ならアクションコックピット