PPをめぐって、自民党内の会合で西川TPP対策委員長と尾辻元厚生労働相が怒鳴り合うシーンがあったといいます。産経によれば、両氏が立ったまま、殴り合い寸前のようににらみ合ったそうですが、自民党の内部が激しく紛糾する懐かしい舞台を感じます。その舞台にひとり役者が足りないと思うのは、やはりハマコーことお亡くなりになった浜田幸一先生です。
もうご存知ない人も多いかもしれませんが、1979年の衆議院議員総選挙で自民党が敗北し、第2次大平内閣の本格的発足までの約40日の間に、大平正芳を押す主流派と福田赳夫を押す反主流派との自民党内で抗争があり、反主流派は両院議員総会が行われる党ホールをバリケードを作って封鎖し阻止しようとしたところに乗り込んで行き、バリケード封鎖を解いたのがハマコーさんでした。


TPP交渉参加には、さっそく農政連会長からTPP交渉に参加した場合、自民党との選挙協力の解消も辞さないという発言があり、農協関係からの揺さぶりがますます強まってくるにしたがって、自民党内のTPP反対のボルテージもあがってきます。
今はまだ睨み合う程度でしょうが、やがては賛成派と反対派による党内抗争となり、かつてのように、最後はバリケードを築き、体を張ってTPP交渉参加を阻止する構えになってなってくるのでしょうか。
[速+] 【TPP】 全国農政連会長が不信感 「我々は全力投球で自民党を支持してきた。
選挙公約をしっかり守ってもらわなければ困る」 - ガイドミー! : 

いやはや大変です。農協の支持も欲しい、しかしTPP交渉に臨まなければ経済界からの反発は避けられず、また現在は経済再生を託して安部内閣を支持している人たちからの信頼も失いかねない、この相容れない選択が迫られたなかで、ここを乗り切るには、長い間政権与党にいた知恵というか、党内闘争を演じて決着することになります。

しかも安部内閣の支持率から言えば、最後まで抵抗するポーズは見せても、ほんとうに阻止するほどの実力行使をするほど肝の座った人も多くないでしょうから、まあお祭り騒ぎで農協のガス抜き、あとは条件闘争という流れになっていくのでしょう。農協が自民党を選挙協力しないといっても、TPP交渉参加反対のスタンスをとる政党は限られており、自民党からすれば本音では痛くも痒くもないと考えるのが自然です。

参院選が焦点ですが、TPP交渉参加で農協が反発したとしても支持率への影響は少ないと思われます。しかし、参院選は一票の格差が5.00倍と衆院の2.43倍よりもはるかに大きいので農協の反発の影響もでてくるのでしょうか。衆参のねじれが国政の停滞を生む一因となってきているなかでは、この格差はありすぎです。

しかし、党内議論を重ね、場合によっては党内闘争で決めるというのはよくできた舞台だと思いますが、よく考えれば、そこに国民は参加できないのです。つまり、重要な政策の決定でも国民が政策を選択するのではなく、自民党内部の調整で決まるのです。

こういった方法で重要な政策決定もが進むのは、国民の選択ではなく、自民党内部の力関係で決まってくるということです。それは信認した政権与党の内部調整にすべてを委ねればいいのか、いや選挙なり国民投票によって決める政治がいいのかです。TPPの交渉参加を決めることよりも、長い目で見れば民主主義や政党政治のあり方を決める選択のほうが重要だと思えてくるのです。

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