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人気ブロガーのちきりんさんが、給料を貰って働く人は、「問題を解決する」のが仕事だとして、「問題は解くモノだと理解すること」、あるいはその態度を持つことが仕事の大切な超基本スキルだとされています。もちろんその通りでしょうし、反論するつもりはありませんが、半分は同意しつつ、それだけでは仕事が楽しくなりません。もうひとつ突っ込めば、自ら「問題を立てる」態度や能力が、仕事を面白くもするし、また仕事のなかで求められていることではないかと感じます。
降って湧いた災難や困難みたいなものをちきりんさんは「問題」とされていますが、世の中にはそういった受け身として抱えざるをえない「問題」もあれば、自らなにかを解決しようとして積極的に取り組む「問題」もあります。前者は「問題に向き合う」でしょうが、こちらは「問題を立てる」ということでしょう。

あの人は問題意識が高いと言われる態度、なにの解決が求められているか、また理想や目標を達成するために解決すべき課題がなにかを発見しようとする積極的な態度、あるいはなにが解決の鍵になるのかを見極めようとする態度や能力と言い換えてもいいかもしれません。

しかし実は「問題を立てる」ことは私たちが日々行なっていることです。それこそ今日のランチはどこに行こうか、ちょっと贅沢にやろうか、いやコンビニですまそうかと頭のなかで考え、行動し、なんらかの方法で問題解決をはかっています。

そうした軽い決定で解決しそうな「問題を立てる」もあるでしょうし、それでもあれこれ悩むこともあるかもしれません。今年はどこに旅行にでかけようかといった楽しい「問題を立てる」もあり、なかには会社を辞めて起業しようといった重い「問題を立てる」もあるでしょう。

仕事でも、なにかに気が付き、解決する必要を感じたり、普通では達成できそうにない目標を持った時にも、人は問題を立てます。

その際に大切なのは、その「問題の立て方」が正しいかどうかです。いや世の中にはこれが絶対正しいといえることはないので、「筋のいい」か「筋が悪い」かかもしれません。

それはたとえば降って湧いた災難のようなクレームがきたときに、とりあえずなんとかその場をしのいでやりすごそうという「問題の立て方」もあれば、いや困っていらっしゃるのでなんとかしてさしあげ、やはりこの製品にしてよかったと感じていただこうという「問題の立て方」もあります。

筋の悪い「問題の立て方」と筋の悪い「問題の立て方」の違いは、なにを目指すかの目的の違いもありますが、筋がいいというのは、解決方法のアイデアや発想が広がる「問題の立て方」だと思います。

たとえば価格競争が激しくなってきた、だから「値引きで対応しよう」と問題を立てるか、「価格競争に巻き込まれないやり方を見出そう」と問題を立てるかで、考え方も問題解決のしかたも違ってきます。前者なら、コストダウンをはかるか、利益を犠牲にして値引きをしようという発想しか生まれませんが、後者なら、標準品や標準サービスから、できるだけお客さまにニーズにきめ細かく応えるカスタム化の比率を高めていこうとか、お客さまに言われてから動くのではなく、お客さまの気がついていないニーズを発掘するための営業活動を強化しようといった発想も生まれてきます。

つまり自ら「問題を立てる」ということは、「問題解決の前倒し」になってくるのです。

今の時代は仕事でも改善はあたりまえで、それ以上の効果を生むアイデア、創造的な解決策、いままでになかったコンセプトやビジョンを生み出すことが求められてきています。そういったアイデアや知恵を生むために、創造的に「問題を立てる」企業風土づくりが大切になってくるのではないかと感じます。 

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