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米国では、モバイル・アプリの使用時間はすでにデスクトップでのウェブの閲覧時間を抜き、テレビの試聴時間に迫ってきているという記事がありました。昨年と比較して、テレビの視聴時間は一日168分で変化がなく、モバイル・アプリの使用時間は94分から127分に急増したというのです。おそらくモバイル・アプリの普及はまだまだ伸びそうなので、二〜三年先には逆転するかもしれません。
しかし、自分自身でいえば、最近よくテレビを見るようになりました。とはいえ、テレビ番組ではありません。テレビでHULUとかYoutubeを見ることが増えたからです。しかし、Youtubeに関しては見ているというよりも、音楽をBGMのように聴いているほうが多いかもしれません。テレビを長年愛用しているオーディオアンプにもつなぎ、音をそちらのスピーカーから聴くとなかなかのものです。
特に気に入っているのが、iPad miniにインストールしたiMediaShareというアプリ。そちらで検索したYoutubeの映像をテレビに同期させれば、テレビ側で見ることができます。

Ustreamもテレビで見たほうが快適だと思うのですが、最近買ったSONYのテレビではほとんで視聴不可といってよく、なんともはやと感じますが、iPadでみればいいので、まあいいかと諦めています。
それにしてもインターネット対応テレビは、メーカーが想定したネット番組を見ることに対応しただけという程度で、見たいものを見るという思いを抱くと、いろいろ神経を逆なでさせられます。

ほんとうなら、どんどんテレビ向けのアプリが登場してきて、いろいろ楽しめたらと思うのですが、どうもテレビは「時間よ止まれ」という呪文をかけられたように変わってくれません。なかにはわかっている開発者の人とかマーケッタもいるのでしょうが、どうすればビジネスとして成り立つのかの絵姿が描けない状態かと察します。まあやる気になれば、タブレットの画面をテレビに同期させればいいだけのことなので、そのあたりで思考停止になるのでしょうか。

いっそ、任天堂あたりが、アップルTVを超えるような画期的なネット機器をつくってブレークしてくれればと願うのですが、どうでしょうね。放送局がどうでるかはわかりませんが、番組がアプリを出し、番組とタブレットとかスマホのアプリも同時に使いながら楽しむという新しい体験も作り出せるはずです。

テレビでも、付け焼刃のようにではあっても、ツイッターを利用する番組が登場してきて、すこしは視聴者との双方向を模索し始めているように感じますが、根本的に異なるのは、アプリの場合は利用環境はアプリがつくったとしても、あくまでアプリを楽しむ利用者が主役です。番組はあくまで局なり、制作側が主役です。この関係を変えると面白いと思います。もちろんテレビの場合は送り手が主役ということは変わらないかもしれませんが、主従を微妙に変えるだけで、テレビの番組もこれまでとは違ったものになってくるのではないでしょうか。

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