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通信キャリアのビジネスは、スマートフォンの普及で、増え続けるフォラフィックを確保するための設備投資を必要とするにもかかわらず、各社の競争が激しく、通信 料金は上がるどころか下がり、どんどん「土管ビジネス」化する様相を呈してきています。
そこから脱出したいと願うNTTドコモが、「らでぃっしゅぼーや」買収であっといわせたかと思うと、さらにタワーレコード、また海外でも企業買収 が急で、事業構造を変えようと動きはじめています。
 NTTドコモは迷走するのか、進化するのか (大西 宏のマーケティング・エッセンス)- :
そんな流れの中で、NTTドコモがバンダイナムコゲームズなど十数社から提供を
受け、ソーシャル・ゲームに参入することが日経記事にでていまし た。NTTドコ
モのニュース・リリースには出ていないので、一応は話半分としても、理屈で考
えれば充分ありえることです。NTTドコモが自ら事業 展開すれば、顧客を握っているだけに有利で、これまで進めてきた企業買収よりも直接的な効果が見込めそうです。だから市場が反応し、DeNAやグ リー株が下がったのも頷けます。

すんなり成功すれば、ゲーム業界の地図も塗り変わりそうです。しかしちょっと話がうますぎる感じがします。それとも参入してみれば、なぜいままで手 を付けなかったのだろうか、灯台下暗しというか、なりふりかわまずチャレンジすれば活路は見いだせるということになるのでしょうか。

いずれにしてもNTTドコモは、壮大なビジョンは持つものの、SOFTBANKに加え、auもiPhoneを扱うようになり、海外でiPhone を扱わない通信キャリアが窮地に落ちてきている現実や、さらにiPhone5が大ヒットしそうで、ドコモが両社の狩り場となりかねない状況を考えると、6000万人の顧客という最大の資産を生かす
ビジネスに向かう動機は十分にあるはずです。それにしてもDeNAやグリーにとっては降って湧い た災難でしょうね。

今日は東京でセミナーです。もうすぐ東京に着きますが、Ustreamの中継は初体験で、さてどうなることやら。

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