
野田政権が自民党化し、自民党野田派内閣となってしまったと感じる人は多いようです。結局は、政権交代があったものの機能しませんでした。もっと何回か政権交代を経験すれば成熟して機能してくるのかもしれませんが、それだけの時間のゆとりが日本にあるとは思えません。
その未成熟の決定打が消費財増税の決定プロセスです。ついに国民が置き去りになったままで、自公民の談合で、まるで戦前のこぞって戦争に賛成してしまった大政翼賛会とも思える方法で決められてしまいました。なんのための消費税増税なのでしょうか。財政再建だとすると、その道筋を示さないと、国民はただただ政治がつくったツケを押し付けられたと感じていていい結果となりません。
どうすれば、もっと政治家や官僚の人たちがまともに働いてくれるのかはほんとうに難しいパズルのようです。政権交代が可能な二大政党という理想は見事に期待を裏切られたという人も多いようですが、そんなに簡単ではないことを民主党が示してしまいました。
どうすれば、もっと政治家や官僚の人たちがまともに働いてくれるのかはほんとうに難しいパズルのようです。政権交代が可能な二大政党という理想は見事に期待を裏切られたという人も多いようですが、そんなに簡単ではないことを民主党が示してしまいました。
それよりは、政策の決定プロセスをもっと透明化し、わかりやすくすればと思います。その決め手の第一弾になるのが党議拘束の禁止です。ちょっと変だったのは、野党の自民党が中川秀直さん一人を除いて消費税に賛成したことでした。もっと反対だった人も多かったはずです。党員には開かれた議論がなされていたとしても、国民には党の密室のなかで決められてしまっているのです。
そして国民の政治への参加を求めるなら、テレビ、インターネットを使って、与野党入り乱れて、賛成派と反対派がガチ勝負でやれば、なにが焦点なのかも見えてくるので関心も高まるだろうし、それぞれの議員さんのレベルもよくわかります。消費税賛成・反対甲子園とか銘打って、勝ち残り戦をやるのもいいのではと思います。それぐらいやってもいいのじゃないでしょうか。大阪での「橋下式」はそれに近いものがあったように感じます。
監視が働かないから、議論のレベルも上がらないのでしょう。党内でなあなあでやる、あるいは誰かのおしりについていくでは生き残れないサバイバルゲームでもしかければ、どんどん議員さんのレベルも上がり、また思いがけない若い人が脚光をあびて表舞台に登場してくるのかもしれません。
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