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いままではたいした花粉症でなかったにもかかわらず、症状が酷くなったと訴える人が回りに増えた気がします。確かに症状としては花粉症ですが、花粉のシーズンとはずれていても起こります。もっとも考えられる原因は、中国からの硫酸エアゾルなどの大気汚染物質が日本に流れこみ花粉症の症状を引き起こしていることです。
その中国の大気汚染問題で米大使館が大気汚染度をツイッターで公表し続けていることに対して、中国環境省が内政干渉だとクレームをつけているのですが、他人ごとではありません。米国の大使館にとっては「大使館職員と中国に住む米国民に提供しているサービスだ」としていますが、日本に住む私達は中国の大気汚染の被害を被っているのですから。
米国の大使館がツイッターで公表している(@BeijingAir)のは、粒径2.5μm以下の浮遊粒子状物質(PM2.5)の状態です。粒子が細かく表面積が大きいために、毒性が高く、また体内にも入って蓄積されるので健康被害につながりやすいものです。しかし中国ではその値が公表されていません。PM2.5に関するyoutubeの新唐人テレビのニュースがわかりやすいので貼り付けておきます。

花粉症を酷くさせたり、花粉症のような症状を引き起こすのは硫酸エアゾルですが、現在も中国から日本に流れてきています。日本でも、九州大学と国立環境研究所が黄砂と硫酸エアゾルの飛来状況を発表していますが、九州大学/国立環境研究所の下のリンクページに行って、図の左下にある「MOVE ON」をクリックすると硫酸エアゾル飛散の動きの予想がアニメで見ることができますが、ぞっとします。

日々の予測はこちらのサイトが見やすいので、花粉症の人は、チェックし酷そうなときはマスクを持ち歩いたほうがよさそうです。

福島原発事故による放射能汚染に過敏になったり、とかく中国というと尖閣問題が注目を浴びますが、中国から流れてくる大気汚染物質のほうがはるかに現実的に国民が健康被害を受ける問題です。日本の政府には、中国の環境問題に対して改善をもっと強く求めてもらいたいものです。しかも中国国民にとっても深刻な問題であることは言うまでもありません。環境対策では日本の技術が役に立ち、長い目で見れば、日本と中国とのWIN-WINの関係を強化することにもなってくるはずです。
関西ローカルの朝のラジオ番組「「ドッキリハッキリ三代澤康司です」では硫酸エアゾルが多いと予想される時は情報が流されるのですが、日本のマスコミももっと取り上げればいいのにと感じますね。
 
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