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結局は、ミキシーも実績を見れば売上高の頭打ち、ソーシャルゲームの課金収入が増えたものの営業利益は大きく減少したということですが、さらにソーシャルゲームが伸びていけば、グリー、ディー・エヌ・エーとの3社による横並び競争に入っていくように見えます。

そこでミキシーが打ち出してきたのが、通販とオークションを展開するディー・エヌ・エーとの提携によるソーシャルコマースの展開としてのタウン構想ですが、ディー・エヌ・エーも成長に陰りがでてきているので、今ひとつインパクトに欠けます。

なにか新しいソーシャル・ネットワークの場を広げるような打ち出しで、ネットに弱い企業から収益を得たい広告代理店としてはビジネスネタが増え、歓迎かも知れませんが、中小の企業の参加を求めるには、営業の足腰が求められるので、体質的に合っていないのではないでしょうか。また、「繁華街を作る」と聞くとセカンドライフの悪夢が蘇ってきてしまいます。
「mixiに繁華街作る」笠原社長、タウン構想実現へ(BLOGOS編集部) - BLOGOS(ブロゴス) :


すこしでも売上を嵩上げしたいという気持ちはわかるのですが、肝心の母屋の地盤が緩み、幽霊会員増加という液状化が心配されるところに、さらに建て増しで店舗をつくって、目先の売上はつくれても、その先に展望が見えるのかと疑問視されても当然かなというところでしょう。

それなら、せっかく大量の会員、また利用者を抱えているので、どんどんそのプラットフォームを開放し、アプリの開発企業に参加してもらい、プラットフォームの価値を高めればとも思うのですが、技術だけ開放しても、審査が必要であったり、課金などで垣根を高くしていることは、自らに足かせをつくってしまっているようなものです。


国内SNS各社も、そろそろツギハギで新たなビジネスの足し算をやるよりは、自分たちの限界を破る母屋改造の戦略を考えたほうがよいのではないかと感じてしまいます。このまま、ガラパゴス的ソーシャル・メディアとして、三社で生き残りをかけた競争を行い、牛丼チェーン業界のようにやるのも一手とは思いますが。

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