2012年01月26日
戻ってきた中国語
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今朝、大阪のホテルで勉強会がありましたが、ロビーにいた若い女性たちの会話が中国語でした。ブランドのホテルのひとつに泊まっていることと、言葉を聞かないと日本の女性と見分けがつかなくぐらい服装にもセンスがあることから察するに、おそらく富裕層の人たちなのでしょう。
観光地に行けば、以前は当たり前のような光景でした。有名な観光地だけでなく、結構穴場だと思う観光スポットにも中国人の姿があり、中国語の会話が聞こえていたものです。それが福島第一原発事故以降には放射能汚染への不安から来日を敬遠され、あまり姿を見かけなくなったのですが、戻ってきているようです。
政府の観光局のニュースリリースを見ると、中国からの観光客は、昨夏以降徐々に回復し、昨年11月からは前年比で3割台の大幅な増加に転じ、過去最高を記録しているといいます。放射能汚染への不安がなくなったことと、おそらく富裕層だけでなく、中間層へも広がりを見せてきているのでしょう。
2011年 12月推計値 11年10月暫定値 (平成24年1月20日発表)PDF資料
全体としても、来日客は回復傾向にありますが、さすがに韓国はウォン安で、円高の日本への観光は高くつくために落ち込んだままのようです。
観光のメッカともいえる京都の地元紙の京都新聞によると、長期休暇のとれる春節を迎え、「震災前は中国人観光客の来場が約7割を占めていた西陣織会館(上京区)も、一時は激減したが、先週末から大幅に増えている。バスツアー客が多く、着物ショーは満員で、震災前と同様のにぎわいをみせている」そうです。そういえば、京都のお店で着物姿の若い女性のグループがいて、京都らしくていいなと思っていたら、なんと会話が中国語で驚かされたこともありました。まさに「京都を体験するツアー」なのでしょう。
このところ、貿易赤字がでたことで、いろいろ懸念する声もありますが、野口悠紀雄教授も指摘されているように、それは当然の流れであり、また日本が貿易立国でありつづけることは構造的にも無理になってきているので、産業のサービス化にむけて日本が大きく舵を切っていくことが迫られているのだと思います。観光産業の振興もそのなかのひとつだと思います。
貿易赤字の定着は 経済危機後の「ニューノーマル」の表れ|野口悠紀雄の「経済大転換論」|ダイヤモンド・オンライン :
貿易収支の赤字化にしても、円高にしても、その数字だけで考えても、ああだこうだと永遠に結論のでない神学論争みたいなことになってしまいます。そろそろ中味から考え、中味を変えることからはじめたほうがいいのではないかと思います。鉛筆ナメナメ、昨今ではパソコンのキーボードを叩きながら考えるだけでは、なかなか現実は見えてこないものです。
中味から考え、中味を変えるということは、現場から考えること、現場を変えていくことです。現場からの改革の波が、制度疲労してしまった日本を再び元気印にする最大の鍵になってくるのでしょう。より現場に近いところから変えていくことでは、地方主権への動きもそのひとつです。
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