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NHK教育テレビだったと思いますが、グーグルのアンドロイドの今後の可能性は、アンドロイドそのものはオープンであっても、さまざまな機能をメーカーがカスタマイズしたソフト内容は公開しなくても良く、開発に有利で日本発のスマートフォンの将来が明るいというものでした。ちょっとツイッターで思わず突っ込みたくなる話です。

まだ、スマートフォンというハードやOSの機能開発にスマホの価値を高める本質があると考えているのでしょうか。


普通に考えて、スマートフォンが進化し、便利になるということは、ハードやOSの機能や性能、アプリの魅力、さらにネットでつながっている外部のシステムの充実や進化という3つがありますが、圧倒的にスマートフォンが価値を高めてきているのは、アプリやネットワークによるところが多いのです。

ハードやOSは、ユーザーから見れば、動作速度が早くなったり、画面がより細密になってきれいに見ることが出来るようになったとか、画素数が上がって写真がよくなったとか、電池が長持ちするということでしょう。こういったことは日本はお得意芸です。

しかし、声認識となると、とたんにハードやOS単独では魅力は低く、検索でも通信でクラウドとつながってはじめてはじめて機能します。たとえばソーシャルゲームに人気がありますが、それを楽しめるのもゲームを通信で提供し、さらに通信で楽しめる環境を提供している企業があるから実現できているのです。

つまりスマホの価値も、スマホの進化も、その多くを通信の向こう側の外部のシステムに依存しています。それがスマホ本質です。

それは、通信とサーバー、あるいはクラウドだけで済まない場合もあります。スマホで、いくらフェリカやSUICAが使えるようになったとしても、同じような決済の仕組が海外になければ日本でしか使えません。国内では、いくらワンセグでテレビが見えるシステムを内蔵させたとしても、同じように海外でも見ることができるわけではありません。

クレジットカードがスマホでワンタッチで決済できれば便利ですが、それにはクレジット会社や利用店舗がそういっった決済ができる仕組みを持っていてはじめて利用が可能になります。いくら電子書籍が読めても、それを出版社が供給しなければ、なんの役にも立ちません。

スマホがテレビやエアコンなどのリモコンになれば便利ですが、それはテレビなどにブルートゥースか無線LANをつけるか、スマホに赤外線をつけることになります。それは規格で統一されないと、どれでも動くというものではありません。

テレビに無線LANをつければ、スマホの画面でテレビを見ることも、スマホの画面をテレビで見ることもできます。それはすでに開発されているのですが、そのハード環境を揃える必要があります。

その構図で見るなら、スマホはスマホ単独でのイノベーションには限界があるだろうということです。iPhone5の発表が近づいてきていますが、もうひとつ関心が持てないのは、たんにジョブスを見ることができないだけでなく、iPhoneというハードやiOSでサプライズをつくることはまだ可能だろうかと疑問に思ってしまうからです。それを覆すようなイノベーションが登場すればもちろん拍手喝采です。

そう考えると、外部の仕組みの発展や進化、またイノベーションがスマホの進化の鍵になってくることは明白です。つまりスマホを供給する側にできることは、スマホの機能や性能の改善はもちろんですが、それよりもいかに外部のシステムを支えるプレイヤーを呼び込み、またそのネットワークにつながり、できることを広げることになってきます。ガラケーが築いてきた資産を利用するための新機種開発があっても、それは日本でしか売れません。

OSがオープンで、いくらでも開発できるからといって、外部のプレイヤーの参加を促し、より価値が生まれるネットワークを広げることができなければ、それは技術のひとりよがりになってしまします。

いろいろ考えることはできても、まずは海外でも通用し、海外の出版社も競って乗ってくるような日本発の電子書籍のビジネスモデルが生まれれば、きっと面白い事になってくると思っています。アマゾンも、アップルも条件は厳しそうですから。


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