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薄型テレビの新しい価値づくりに各社がチャレンジしようとしているようです。確かに、録画したテレビ番組がスマートフォンやタブレットPCで見えたり、スマートフォンで撮った写真をテレビで簡単に見ることができれば便利だとは思います。あるいはスカイプを使って、遠くに離れた家族や友人とテレビ電話ができるというのも、よさそうですが、誰もが発想する域を超えておらず、そこにサプライズはありません。

薄型テレビがスマホと連携 家電各社、付加価値で巻き返し (2/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ) :


もうひとつワクワクする期待をつくってくれないものでしょうか。「それは便利かも」で終わってしまいます。

薄型テレビは、地デジ化の特需も終わり、需要は激減。ただでさえ供給過剰のところに、中国の液晶パネル製造工場が来年から続々と稼働しはじめ、さらに供給過剰となり、激しい価格下落が起こってくるのは避けられません。
液晶パネル、中国に大型工場続々 「もはや汎用品」日本勢窮地に (1/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ) :


テレビにどのような付加価値をつければ、そういったコモディティ化の流れから逃れ、また汎用品との差別化ができ、もっといえば赤字にならないテレビってなにかという模索が始まっているようです。

しかし、モノ、製品にこだわったところからの発想では、今日のユーザーが驚き、感動するような価値は生まれてこないような気がします。


アゴラにスマートフォン市場動向の見方に関して記事を投稿しました。OSのシェアでアンドロイドがアップルのiOSを抜いたとか、機器そのものではサムスンがアップルに肉薄し、追い抜くかも知れないといった話題は多いのですが、そういった視点ではなく、営業利益で見るとアップル一人勝ちがさらに進んできているのです。

それはとりもなおさず、モノとしての出荷台数、OSのシェアだけでは、どの企業が勝者なのかがわからない時代になったことを鮮明に物語っています。アップルは強いブランド力を生かしたビジネス・モデルでいまだに他を寄せ付けない市場の支配力をもっています。
スマートフォンに見るビジネス・モデル戦争 : アゴラ

そういう堅い話はさておき、知りたいことをなんでも質問すれば答えてくれるテレビとか、行きたい旅行先を言えば、その地にまつわるかつて放映されたことのある映像が流れてきて、あの食事がいいなとか、あのスポットで撮影したいとか、旅行にでかける楽しみが膨らんでくれば、それは買い替える価値が十分にあると感じます。
NHKの新日本風土記アーカイブス「みちしる」もPCよりはテレビでやってくれたほうがはるかに興味を惹きます。

それぞれのライフスタイルで、リビングで映像を通してなにができれば生活が楽しくなるのかは異なると思いますが、生活が変わる楽しみ、生活の楽しみを広げることを目指したチャレンジ、創造であって欲しいものです。

テレビ番組のコンテンツを握っているのが、超保守的な放送局なので日本の家電メーカーもなかなか新しい発想を広げていくには枠がはめられ自由が効かず気の毒ですが、もう人々が求めているのは、優れたモノではなく、優れた解決(ソリューション)、優れた新しい体験の価値に移ってきています。

モノはそのための手段であり、高度な解決や、感動する体験価値を実現しようとすると、優れたモノ、優れた技術も必要だとしても、その目的と手段を見失うことは避けたいものです。

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