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サーブ(SAAB)はスエーデンの自動車メーカーです。スウェーデンの航空機・軍需品メーカーの自動車部門から出発したメーカーでしたが、日本でも、たまに見かける個性派の車でした。しかし、最近はすっかりその姿を見る機会も減っていました。

おそらくもっとも競合するのはアウディだと思いますが、ブランディングに成功し、絶好調のアウディには勝てるだけの開発力も、マーケティング力もなく、どんどん追いやられてしまったのではないかと思います。

ニッチな存在であったサーブはGM傘下で細々と生きながらえていたのですが、GMの経営破綻でGMが手放したことで後ろ盾を失い、オランダの会社が引き取ったのですが、ついに経営破綻です。二度目の会社更正法申請も、具体的な資金繰りが示されておらず、スエーデン地裁が拒否していて絶体絶命というところでしょう。


残された道は、中国ではニッチブランドの人気が高まっており、中国企業からの出資を受けることに最後の望みを託そうとしているようですが、中国政府が車の種類が増えすぎたことで認可を渋っているようで厳しそうです。

中国、ニッチブランド車の轟音 - SankeiBiz(サンケイビズ) :

【スウェーデン―政策】裁判所がサーブの保護申請を却下、再建計画を批判 : 国際自動車ニュース :

サーブが消えそうだと言っても、なにがしかを感じる人はもう年齢もかぎられると思います。車がステータスやライフスタイルの象徴として付加価値がとれる市場はすくなくとも先進国では成熟しており、開発力とブランド力の強いメーカーが寡占化していくなかでは、中国の富裕層の購買力を当てにするしかありません。


自動車といえば、トヨタとフォードが小型トラックとSUV向けの新型ハイブリッドシステムを共同開発するというニュースが流れていました。

選択肢としては正解だという気がします。北米でも、ハイブリッド車ではトヨタが75%のシェアを握っているのですが、リーダー戦略としてはハイブリッド市場そのものを拡大し、デファクトスタンダードさせていきたいところでしょう。その市場拡大のパートナーとしてフォードを選んだと見ることもできると思います。

そういった巨人たちの世界規模の動きのなかでは、ニッチなメーカーが残るにはそれぞれの巨人たちの傘下にはいるか、新興国で個性的に生きるかになってくるのだと思います。

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