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台風12号の雨で各地に避難の指示や勧告がでています。NHKの各地の放送局を通じたまとめによると、避難指示・勧告の対象世帯は22万あまりだといいます。

ニュースで各地の被災状況が伝えられていますが、ふだんは、清流が流れ、夏になると子供連れの家族が水遊びを楽しむ光景や、また鮎釣りの人たちがいるのどかな川も、大雨が降ると、濁流がごうごうと渦巻き流れる川に一変します。兵庫県の宍粟市に流れる千種川が氾濫して多くの犠牲がでたのは2009年だったと思いますが、普段の千種川からは想像もつかないことでした。

それにしても、避難指示・勧告のでた対象地域の発表で、対象世帯と対象人数を聞いていると、世帯あたりの人数が3名以下のところが多い事に気が付きました。しかもニュース映像を見ていると、避難した人たちに、お年寄りの姿が目立ちます。

ひとごとではありませんが、子供たちが都市部に吸収され、高齢化した老夫婦が残る、そういった地域が地方には多いことをあらためて感じさせられました。

水害は、被害があっても誰も補償してくれないのではないでしょうか。川沿いに暮らしていれば、ある程度の覚悟があるのかもしれませんが、松江の高台にある住宅地に住んでいた従兄弟の家が、大雨による土砂崩れで一夜のうちに危険家屋となってしまったことがあります。住まいを失ったばかりか、住宅の撤去も自己負担、土地も売れなくなって苦労したようです。水害で倒壊したり、流された家もでていますが、山間部では過疎化、高齢化している地域が多いので、住まいを失うともうもとの地域で暮らすことは厳しいのかもしれません。

現在死亡者が9名、行方不明が32名ということですが、これ以上被害が広がらないことを祈ります。


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