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今回の震災および福島原発事故で、記者会見が刻々と開かれ、またその様子が報道されていますが、一般の私たちがこれほど数多く記者会見の様子を見る機会はなかったと思います。

その記者会見を見ていて感じたのは、これだけ世界が関心を持って注視しているにもかかわらず、海外メディアの記者が参加していない風景には違和感があります。それを阻んでいるのは記者クラブ制度なのでしょうか。
災害をどう克服するか、特に原発問題は、世界共通のテーマであり、情報を正しく公開し、なにが起こっているかの現実を知らせることは、間違った情報が海外に流れることを防ぐためにも必要なことです。

また、記者の質問を聞いていると、それは先ほど説明があった事で、もっと注意して聞くべきだろうとか、気分が悪くなるほど上から目線での口調であったり、なにを意図しているのかがわからないといった質問もあり、記者の質がどの程度なのかをまざまざと見せつけられました。これまでフリージャーナリストの人が加わった記者会見と比較すると、質問の切り口も似通っている気がします。

つまり、閉ざされたなかで近い立場の人達が集まっているので、どうしても同質化してくるのでしょう。この点でも記者クラブ制度がどうかです。もっと競争を取り入れ、記者の質の向上を目指すべきでしょう。

枝野官房長官は定例会見だからと、記者クラブだけに限定した記者会見をやっていますが、今回こそ、一刻も早く、記者会見をオープンにすべきです。国際化にも、今やニュースソースとして重要性を増してきているインターネットメディアにも対応していないというのはよくありません。

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