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3月に入ってから、ガソリンスタンドの価格表示が連日のように塗り替えられ、レギュラーでも軒並み140円を超え始めています。地方によっては150円を上回ったようです。

思い違いかもしれないので、石油情報センターの毎週月曜日に行われている価格調査を見ると、やはり2月28日から3月7日で4.7%価格が跳ね上がっていました。
ガソリン
石油情報センター :

前回の2008年は、原油先物価格が高騰し、7月に147.27ドルのピークを記録し、それに連動するようにレギュラーガソリンが6〜7月に1L180円まで高騰し問題になっていました。なぜ価格で、原油先物価格上昇とガソリンの小売価格上昇が時期のずれがないのかは謎でしたが。
逆に、ほんとうは、それ以降ももっと小売価格が高騰していたのかもしれなかったのですが、原油価格が急落したので、その影響で小売末端価格を下げざるを得なくなったのかもしれません。

原油価格は、需給バランスの問題よりも、現在の中東情勢への不安感、産油国の思惑による産出量の調整、だぶついているマネーの流入に影響されていると思いますが、こうなると円安コールの声もすっかり消えてしまいました。

この先のことは、おおた葉一郎さんがブログで2月の段階で先行きの懸念材料について触れていらっしゃるので参考になると思います。
「現在の国内製品価格は、バレル85ドル前後のマーケットであるので、この原油価格で推移したとしても、2カ月以内にリッター10円ほど値上げになると思われる」ということですが、今の状況では、それよりも早く10円以上は上がる勢いに感じられ、赤信号みんなで渡れば怖くない式に、便乗値上げしているのではないかと疑りたくもなります。
原油高騰時代は、再びリビアから始まる?

原油

それにしてもチャートを見る限り、まだニューヨーク原油先物価格は上昇傾向にあるようで嫌な感じです。個人的には、車通勤とはいえ、プリウスに乗っており、実績でリッター21キロ走ってくれるために影響は小さいですが、プラスティックにしても、繊維にしても、石油を使う製品の裾野は広く、この先の物価への影響が懸念されるところです。

政治家はみっともない「不毛な抗争」をやっている場合かといいたくもなりますね。自宅に帰って自らのビデオを見て頭冷やせとしかりたくもなります。
「御破算選挙」を。もう不毛な抗争を、ヤメてくれ - グロービス代表 堀義人ブログ「起業家の風景/起業家の冒言」 :

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