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映画のビジネスが、映画を製作する投資を興業で回収しDVDで利益を稼ぐ、あるいは興業収入で回収できなかった不足分をDVDで補うしくみで成り立つようになって久しいのですが、その構図が崩れ始めているようです。

昨年の国内の興行収入が過去最高になったとはいえ、肝心の利益を稼いでくれるDVDの売上げが減少してきているというのです。

SankeiBizの記事によると、「昨年1年間のDVDビデオの売り上げは、販売・レンタル用を合わせて2203億円(速報値)。ピークの平成17年(3477億円)から5年連続で減少し、6割にまで落ち込んだ」そうです。
地デジに画質負け…DVD売れず 買い付けや制作費回収の図式崩壊 - SankeiBiz(サンケイビズ) :

この記事タイトルは、その原因を地デジに画質に負けたことを強調するものになっていますが、日本映像ソフト協会(JVA)は、その原因となる背景を3つあげています。

(1)「DVDで手元に置きたい」と思わせる作品が減った
(2)ハイビジョンテレビが普及し、DVDより地上デジタル放送の映画の方が画質が上になった
(3)安売りをやりすぎて映画ソフトが値崩れを起こし、客が離れた

「DVDで手元に置きたい」という作品が減ったというのは理解できますが、画質の問題や、値崩れによる客離れというのはちょっと違うかなと感じます。

むしろ、現代は映画とかゲームとか、インターネットとかの市場のカテゴリーを超えた競争が起こっており、その競争に負けているということのほうが大きいのでしょう。

とくにどのように時間を過ごすか、つまり時間消費の変化にもっと着目すべきだと思います。
ソーシャルゲームが伸び、また携帯メール、ツイッターなどのソーシャルメディアに触れる時間が増えると、映画を見る時間も支出も減るのは自然なことです。

これは映画だけでなく、テレビについても言えます。スイッチは入っているけれど、「ながら視聴」が増加します。業界のメガネで見ていると、そういったリアルな消費者の行動の変化が見えなくなってしまうことです。

DVDビデオの売り上げの減少は、いいコンテンツが生まれてくるしくみだけでなく、作品入手の便利さ、買い求めやすい価格、見たいと感じてもらうコミュニケーションの工夫など、ビジネスのしくみを根本から変えなさいという市場からのシグナルと受け止めるほうが自然ですね。

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