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インテルの2010年の決算が過去最高となったことには驚きました。売上高で対前年比84%増、営業利益も74%増です。意外に感じた人が多かったはずです。実は、インテルは2007年をピークに、売上高を2年連続で落としてきていたからです。

なぜインテルが好決算だったかの理由は、ひとつは2010年はPCの買い替え需要で出荷台数が伸びたこと、またモバイル機器が伸びるとともにクラウドなど、サーバー用の高性能なMPUの需要が伸びたからだそうですが、後者はなるほどと感じます。

インテルが半導体という見えない製品を「インテル・インサイド」のキャンペーンでブランド化に成功したことや、さらに、つねに技術革新でリードすることによって付加価値を保ちビジネス・モデルも有名です。さらにPentium、Core、Celeronのサブブランド戦略によって、高付加価値MPUの優位の維持と普及価格帯での追随に対しても、参入障壁を築くなどの巧みさはマーケティングに関心のある人でなくともご存知だと思います。

インテルの強みは、半導体市場のなかでも最も付加価値の高いMPUで80%にも達する圧倒的なシェアを持っていることですが、しかし、2007年をピークに売上げを落としてきたことで、時代の変化は激しく、比較的長期に競争優位として効くブランド優位やビジネス・モデルの優位も揺らぐケーススタディにしようかと思っていた矢先の決算でした。

なぜなら、インテルはスマートフォンやタブレットPCといった成長分野に乗り遅れてしまったからでした。この分野は英国のアームが「消費電力の技術を武器に勢力を拡大中」(日経)であり、モバイル機器が伸びれば伸びるほど、シェアの勢力地図も変化してきます。

巨人インテルも、モバイルではシェアも低い、しかもインテルが強い足元のPCの世界は低価格化が進んでおり、その影響から免れることは難しく、また市場そのものもタブレットPCに侵食される可能性が高いとなると、どうするのだろうと感じてしまいます。
通期では伸びたPC需要がインテルの好決算を支えたのですが、昨年のクリスマス商戦ではiPadに食われて予想を下回ったそうです。
第4四半期の世界PC出荷は予想下回る、iPadとの競争響く | テクノロジーニュース | Reuters :

インテルは、モバイル市場での巻き返しをはかると宣言しているようですが、モバイル市場も、グーグルがアンドロイドOSを無償提供したことで、まるでゴールドラッシュのようにメーカーの参入が増えました。しかも、今のところ各社での差別性が弱いために、価格競争に入っていくことは避けられません。そうなると、インテルにとっても美味しくない市場になってしまうかもしれません。さて、技術だけでなくマーケティングも巧みなインテルの次の一手に注目したいところです。

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