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マクドナルドが、テキサスバーガーを再度投入してきたのは、予想した通りでしたが、宅配をはじめるというのはサプライズでした。思い切ったチャレンジです。日経によると、東京の世田谷でスタートし、来年の4月には東京の10店舗で、また夏以降には全国展開を行うそうです。

マクドナルドが24時間宅配 「巣ごもり消費」掘り起こし
来夏以降に全国展開へ


宅配といえば、インターネット・スーパーも売り上げを伸ばしてきており、和民が在宅老人に向けてはじめた弁当の宅配事業も好調が伝えられています。「夢の街創造委員会株式会社」のネットサイト「出前館」は、加入店の数も、売上げも伸ばしてきました。
よく行くご近所のお寿司屋さんから、「出前館」のサイトに出店したほうがいいかどうかを相談され、出店したほうがいいとアドバイスしたのですが、実際出店してみると、これまでとは異なるお客さんからの注文が増えたそうです。

「宅配」は、高齢者が増加し、主婦も働く時代であり、成長が見込める分野ですが、宅配サービスは、いかに、利用者にとっていかに便利かというのと、いかに効率的に運用できるかの「しくみ」の競争となってきます。

その競争の鍵は、宅急便と同じように「密度の経済」です。集中したエリアでどれだけユーザーを確保できるか、また配送の頻度をいかに高めることができるかなど、地理的、時間的密度の競争です。あるいは固定したユーザーに、同じ時間で配送して効率化するというのもあるかもしれません。昔からある出前を除くと、宅配といえば、生協の共同購入はある意味で宅配の先輩格かもしれませんが、ネット・スーパーは、一日5回程度の配送頻度で回転しており、密度で差がついてしまいました。

受注の効率化ということでも、電話で受け付けるよりも、携帯やPCなどからインターネットで受け付けたほうが、集中処理が可能になります。

いずれにしても、マクドナルドが宅配サービスを開始することで、宅配ビジネスはさらに熱くなってきそうです。

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