マクドナルドが7月に、ジューシーチキンセレクトを投入し、「マクドナルドはチキンでもNO.1」宣言を行ないましたが、ご存知のように、9月下旬からチキンバーガー4商品による「アイコンチキン」のキャンペーンが始まっています。
マクドナルドの全店売上高は、効率の悪い店舗の閉店を進めているので、あまり参考にならないので、既存店の売上の推移を見ると、この宣言がでた7月以降はいずれの月も前年を上回っており、10月も5.1%増と好調です。
そこで、どうしても気になるのは、このキャンペーンがケンタッキーフライドチキンに影響したかどうかです。
競合しているのかどうかを見るのはお互いの客数の推移を見るのが分かりやすいので、グラフ化してみました。
やはり、7月以降にマクドナルドは客数を伸ばし、一方のケンタッキーフライドチキンはそれとクロスするように、客数の伸びが鈍化し、ついに10月には前年同月比98.6%と、前年割れとなっています。やはり競合が起こり、マクドナルドの攻勢の影響がでていると思われます。
マクドナルドが、チキンに進出したことは、同じハンバーガーのライバルのチェーンとの競争よりは、取り込むべき市場の標的を広げ、マクドナルドにとっては未開拓な立地を攻めていることになります。
同じ業界で売上を競い、シェアを極限にまで争うというのとは違った競争戦略です。売上を競い、シェアを追求することは、目標として分かりやすく、またビジネスに緊張感を生み出し、それが知恵を生み出す原動力ともなりますが、市場の成長が止まってくると、価格競争を引き起こし「利益なき繁忙」、あるいは血で血を洗う「レッドーシャン」の罠に陥る危険がどんどん高まってきています。
競争戦略についても発想の転換が必要になってきていると思います。それについて、来週月曜日に発行するメルマガの創刊号に詳しく書きました。ご関心のある方は、ぜひご購読ください。
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